世の中にはおもしろい漫画は山のようにありますが、いざ漫画を読もう・探そうと思った時「何を読めばいいかわからない」となることありますよね。
この記事は「なにか面白い漫画を読みたい」という人に対する入門のような記事です。ジャンプを30年以上、漫画喫茶でバイト経験もある私がなるべく極端な偏りがないようにげんしました。
漫画史に残るような名作漫画、今をトキメク話題の新作漫画。それらの中から間違いなく面白いとおすすめできる漫画を完結済み、連載中、少年漫画、青年漫画、少女漫画、大御所の作品など区別なく選びました。その中には当然誰もが知ってるような名作がありますけど敢えて選んでますので、僕の感想と一緒に楽しんでもらえれば思います。
また、もっとこだわって漫画を探したいという人は各漫画の紹介文に追記してある「関連記事」を読んでみてください。この記事では紹介しきれてない名作漫画に出会えるかもしれません。
INDEX
- 1. 呪術廻戦 / 芥見下々(連載中)
- 2. ザ・ファブル / 南勝久(シリーズ連載中)
- 3. プラネテス / 幸村誠(完結 / 全4巻)
- 4. 葬送のフリーレン / 山田鐘人、アベツカサ(連載中)
- 5. SLAM DUNK / 井上雄彦(完結 / 全31巻)
- 6. SPY FAMILY / 遠藤達哉(連載中)
- 7. ちはやふる / 末次由紀(連載中)
- 8. BLUE GIANT / 石塚真一(シリーズ連載中)
- 9. ドリフターズ / 平野耕太(連載中)
- 10. よつばと / あずま きよひこ(連載中)
- 11. 怪獣8号 / 松本直也(連載中)
- 12. 宇宙兄弟 / 小山宙哉(連載中)
- 13. かくかくしかじか / 東村アキコ(完結 / 全5巻)
- 14. キングダム / 原泰久(連載中)
- 15. 鋼の錬金術師 / 荒川弘(完結 / 全25巻)
- 16. ワールドトリガー / 葦原大介(連載中)
- 17. ダンジョン飯 / 九井 諒子(連載中)
- 18. 今日から俺は!! / 西森博之(完結 / 全38巻)
- 19. ベルセルク / 三浦建太郎(未完 / 全41巻)
- 20. ゴールデンカムイ / 野田サトル(連載中)
- 21. この音とまれ! / アミュー(連載中)
- 22. GIANT KILLING / ツジトモ、綱本将也(連載中)
- 23. 左ききのエレン / かっぴー、nifuni(連載中)
- 24. H2 / あだち 充(完結 / 全34巻)
- 25. 修羅の門 / 川原正敏(完結 / 全31巻+全18巻)
- 26. HUNTER×HUNTER / 冨樫義博(休載中)
- 27. つぐもも / 浜田よしかづ(連載中)
- 28. 惑星のさみだれ / 水上悟志(完結 / 全10巻)
- 29. DRAGON BALL / 鳥山明(完結 / 全42巻)
- 30. ピンポン / 松本大洋(完結 / 全5巻)
- 31. BANANA FISH / 吉田秋生(完結 / 全19巻)
- 32. スプリガン / 皆川亮二、たかしげ宙(完結 / 全8巻)
- 33. ブルーピリオド / 山口つばさ(連載中)
- 34. 彼方のアストラ / 篠原健太(完結 / 全5巻)
- 35. 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / ひだか なみ、山口 悟(連載中)
- 36. ハイキュー!! / 古舘春一(完結 / 全45巻)
- 37. 3月のライオン / 羽海野チカ(連載中)
- 38. サザンと彗星の少女 / 赤瀬由里子(完結 / 全2巻)
- 39. DRAGON QUEST ーダイの大冒険ー / 三上陸、稲田浩司(完結 / 全22巻)
- 40. 忘却バッテリー / みかわ絵子(連載中)
- 41. うしおととら / 藤田和日郎(完結 / 全33巻+外伝1巻)
- 42. 地獄楽 / 賀来ゆうじ(完結 / 全13巻)
- 43. 蓮華 / 浅田弘幸(完結 / 全1巻)
- 44. とんがり帽子のアトリエ / 白浜鴎(連載中)
- 45. 乙嫁語り / 森 薫(連載中)
- 46. ピアノの森 / 一色まこと(完結 / 全26巻)
- 47. 七つの大罪 / 鈴木央(完結 / 全41巻)
- 48. イムリ / 三宅 乱丈(完結 / 全26巻)
- 49. DEAR BOYS / 八神ひろき(シリーズ連載中)
- 50. 蒼天航路 / 王欣太(完結 / 全36巻)
- 51. ONE PIECE / 尾田栄一郎(連載中)
- 52. シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ / 硬梨菜、不二涼介(連載中)
- 53. 金色のガッシュ / 雷句誠(完結 / 全16巻)
- 54. BE BLUES!~青になれ~ / 田中モトユキ(連載中)
- 55. チェンソーマン / 藤本タツキ(完結 / 全11巻)
- 56. チ。―地球の運動について― / 魚豊(連載中)
- 57. 風の谷ナウシカ / 宮﨑駿(完結 / 全7巻)
- 58. DEATH NOTE / 大場つぐみ、小畑健(完結 / 全12巻)
- 59. スキップとローファー / 高松美咲(連載中)
- 60. ヒカルの碁 / ほったゆみ、小畑健(完結 / 全23巻)
- 61. とめはねっ!鈴里高校書道部 / 河合克敏(完結 / 全14巻)
- 62. 鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴(完結 / 全23巻)
- 63. 空挺ドラゴンズ / 桑原太矩(連載中)
- 64. もやしもん / 石川雅之(完結 / 全13巻)
- 65. 進撃の巨人 / 諫山創(完結 / 全34巻)
- 66. ARIA / 天野こずえ(完結 / 完全版全7巻)
- 67. 東京卍リベンジャーズ / 和久井健(連載中)
- 68. 聖☆おにいさん / 中村光(連載中)
- 69. BECK / ハロルド作石(完結 / 全34巻)
- 70. セトウツミ / 此元和津也(完結 / 全8巻)
- 71. 青のオーケストラ / 阿久井真(連載中)
- 72. 大長編ドラえもん / 藤子・F・不二雄(完結 / 全24巻)
- 73. AKIRA / 大友克洋(完結 / 全6巻)
- 74. 亜人 / 桜井 画門(完結 / 全17巻)
- 75. コータローまかりとおる!シリーズ / 蛭田達也(休載中)
- 76. ONE OUTS / 甲斐谷忍(完結 / 全20巻)
- 77. 皇国の守護者 / 佐藤大輔、伊藤悠(完結 / 全5巻)
- 78. ランウェイで笑って / 猪ノ谷言葉(完結 / 全22巻)
- 79. ワンパンマン / ONE、村田雄介(連載中)
- 80. MONSTER / 浦沢 直樹(完結 / 全18巻)
- 81. 蟲師 / 漆原友紀(完結 / 全10巻)
- 82. 金の国 水の国 / 岩本ナオ(完結 / 全1巻)
- 83. 喧嘩商売 / 木多康昭(シリーズ連載中)
- 84. 波よ聞いてくれ / 沙村広明(連載中)
- 85. 神様のバレー / 西崎泰正、渡辺ツルヤ(連載中)
- 86. 寄生獣 / 岩明均(完結 / 全10巻)
- 87. はじめの一歩 / 森川ジョージ(連載中)
- 88. 転生したらスライムだった件 / 川上泰樹、伏瀬、みっつばー(連載中)
- 89. それでも町は廻っている / 石黒正数(完結 / 全16巻)
- 90. クローズ / 高橋ヒロシ(完結 / 全26巻)
- 91. ブラック・ラグーン / 広江礼威(連載中)
- 92. トライガン / 内藤泰弘(完結 / 2巻+続編14巻)
- 93. からかい上手の高木さん / 山本崇一朗(連載中)
- 94. この世界の片隅に / こうの史代(完結 / 全3巻)
- 95. アイシールド21 / 稲垣理一郎、村田雄介(完結 / 全35巻)
- 96. 行け!稲中卓球部 / 古谷実(完結 / 全13巻)
- 97. 四月は君の嘘 / 新川直司(完結 / 全11巻)
- 98. サンクチュアリ / 池上遼一、史村翔(完結 / 全12巻)
- 99. ジョジョの奇妙な冒険 / 荒木飛呂彦(シリーズ連載中)
- おもしろい漫画を無料・お得に読む方法は?
- あとがき:おすすめ漫画99選
1. 呪術廻戦 / 芥見下々(連載中)
回を重ねるごとにじわじわと漫画読みに評価されてきた実力作
クラスメートを守るために宿禰と呼ばれる神にも等しい呪力を持つ化物を自身の体に取り込んだ虎杖悠仁。祖父の遺言でもある「弱いものを守れ」という言葉と呪物の被害を抑えるために呪術の専門学校に入学し化物たちと戦うことを決意する。
実は私は序盤の3話ぐらいで一度この作品を切っています。というのも絵もそこまでうまくはなく、劣化版「ぬらりひょんの孫」というような印象を受けたからなんです。しかし、ジャンプ読みクラスタが「やばい、今週の呪術廻戦くそおもしろい」というようなtweetが日に日に増えていくのを見て再度ジャンプ+でバックナンバーで1話から読み返したところ想像以上におもしろい。
ジャンプによくある王道ファンタジーバトルではなく、和風ダークファンタジー。しかも、人間や呪いのえげつなさを押し出しており、青年誌のような読み応えとやっぱりジャンプ特有の熱い展開を内包している。たぶんこの作品は半年後にもっと評価されているはず。

2. ザ・ファブル / 南勝久(シリーズ連載中)
伝説の殺し屋が殺しを封印して大阪で一般人として暮らすが…
裏の世界では伝説の殺し屋集団として恐れられる「ファブル」。その中でも圧倒的な戦闘力を誇る佐藤(偽名)がボスの命により大阪で1年間一般人として過ごすことに。殺しが日常となってしまった佐藤は誰も殺すことなく一般人として過ごすことができるのか…?
殺し以外のことは一般社会とずれまくってる佐藤、妹として同居してるヨウコは絶世の美女だがアル中。大阪のヤクザや裏稼業の人間達の事件に撒きこまれる佐藤は誰も殺すことなく解決できるのか?
新時代の「不殺」系主人公・佐藤の圧倒的な戦闘力と日常のギャップが最高に面白い。

3. プラネテス / 幸村誠(完結 / 全4巻)
漫画史に残るプロポーズを目撃せよ!
2070年、人類は宇宙開発を進め今や宇宙ステーションや月面には多くの人々が生活しています。しかし、宇宙開発の陰で生まれたスペースデブリが社会問題となっており、ハチマキはいつか自分の宇宙船を持つために日々「デブリ」を回収中!
狂おしいほど好きな漫画。個人的に宇宙漫画の中で一番好き。誰もが持っている「遠くに行きたい」という願望や愛する人と一緒にいたいという気持ちとか痛いほどわかります。そして、ラストが素晴らしすぎるので本当に一度読んでほしい!尊い。
ちなみにこの作品はアニメも素晴らしい出来なので要チェック。漫画の設定をうまく使いストーリーは大きく変えていて。ラストも漫画の中でも屈指の名シーンを使っており悶絶モノです。 漫画もアニメも是非見てその違いを楽しんでほしいです。

4. 葬送のフリーレン / 山田鐘人、アベツカサ(連載中)
冒険の後日譚。長寿のエルフ・フリーレンがかつての仲間を見送る葬送の物語
ついに魔王を倒した勇者一行。平和に沸く人々との宴の中、50年に一度の流星群を見上げる勇者一行に対し魔法使いでありエルフでもあるフリーレンは「もっときれいに見れるところを知ってるよ。50年後にみんなで見に行こう」。
人と比べてあまりに長寿のエルフ・フリーレンは50年後に仲間の死を見送りながらもう一度仲間のことを知る旅にでかける。
アフターエンディングストーリーともいうべきか。例えば魔王討伐後の世界を描く他の作品も探せば少しはありますが、大体はもっと強い次の魔王を倒す物語になったりする中で、「葬送のフリーレン」はしっかり後日譚を描いています。
描くのは魔王討伐後の50年後。かつての英雄たちは歳を取り寿命が近い。一方フリーレンはあまりに長寿のため一人だけ幼女のような姿そのまま。死にゆくかつての仲間と見送るフリーレン。その最期の物語をとてつもない画力で美しく描く作品です。

5. SLAM DUNK / 井上雄彦(完結 / 全31巻)
スポーツ漫画の最高峰!1億冊売れたバスケ漫画の金字塔
バスケットボールマンガを語るうえでスラムランクを外すことはできません。僕自身死ぬほど読んできた作品で熱い想いを1万字ぐらいで書いたこともあります。
スラムダンクは主人公でありバスケ初心者の桜木花道が好きな女の子・赤木晴子の気をひくためにバスケをはじめるという典型的なスポーツ漫画です。特に凝った設定があるわけではなく、弱小高校が全国レベルの強豪と渡り合っていくというのもよくある展開と言ってもいいでしょう。にも関わらずここまで多くの人に愛されているのはまさに圧倒的な王道を行く作品だからでしょう。
序盤はともかく中盤以降の圧倒的な画力、魅力的で愛されるキャラクター達、手に汗握り感動させる試合展開。どれもが最高なんです。全国最強の山王高校との試合は全スポーツ漫画の中でもNo.1なのではないかという試合で、我々バスケ部は試合の前やきつい練習の前に28巻と31巻を読み込んでたりしていました。

6. SPY FAMILY / 遠藤達哉(連載中)
凄腕スパイの夫、殺し屋の嫁、エスパーの娘…秘密を持った家族のドタバタコメディ
凄腕のスパイである<黄昏>の次のミッションは国家の安全を脅かす要人に近づくこと。しかし、要人は子供がいる超エリート校の行事にしか現れない。学校に潜入するために子供を養子にして、偽装結婚してくれる嫁さんを探すが子供は超能力者で嫁さんは殺し屋だった…。
黄昏は無事ミッションをこなすことができるのか?
設定だけ見るとありきたりかもしれません。「インファナルアフェア」「Mr.&Mrsスミス」などなど。そのある意味ではベタかもしれない設定をこれ以上ないエンターテイメントに仕立て上げてるのが「SPY×FAMILY」です。
第1話の完成度の恐るべき高さに度肝を抜かれました。そして2話目以降も超安定しておもしろい。
話の構成、演出もさることながらこの作品のキモは完全にキャラです。愛すべき主人公・黄昏。美しも強く天然な奥さん。めちゃくちゃカワイイ子供。この3人の掛け合いは本当に尊い。ずーっと読んでいたいと思うこと間違いなしです。

7. ちはやふる / 末次由紀(連載中)
少女漫画と思うなかれ!ちはやふるは熱血スポ根マンガだ!
福井から来た転校生の影響で「かるた」にはまった主人公・ちはやがかるたの魅力に憑りつかれていく熱血青春スポ根性かるた漫画。少女漫画が苦手な人にもおすすめできる作品。
この作品はちはやだけでなくて脇を固めるキャラが魅力的なのが本当に良い。また編集者も作者もかなり情熱的にかるたという題材に向き合ったらしくかるたの持つ競技性を強烈なまでに描いていてます。評価が高いのも納得の作品。
ファンとしては太一という超絶イケメンなんだけどまじで運がない器用貧乏界のプリンスを抱きしめてあげたくなります。太一報われてくれー。

8. BLUE GIANT / 石塚真一(シリーズ連載中)
超意識の高いジャズマンの強烈な個性に惹かれること間違いなし
仙台の高校に通う宮本大。ある日ジャズに心打たれ世界一のジャズプレーヤー(BLUE GIANT)を目指すと誓う。来る日も来る日も猛特訓を続ける大は多くの縁に恵まれ、才能を開花していきます。
最近読んだ漫画で一番面白かった作品を上げろと言われれば迷わずこれ。もうめちゃくちゃ面白い。ぱっと絵柄や表紙を見て避けてる人…損はさせないので絶対読んだほうがいい。
とにかく大はめげないし練習練習&練習。これでもかっていうぐらい努力してる描写をみせられ、そして目標に向かって突き進む姿はかっこいいし憧れる。そして演奏シーンは圧巻。巻末でいろんな登場人物が大との出会いやエピソードを語るのも味わい深くてよいです。

- BLUE GIANT:第1部 全10巻 / 日本編
- BLUE GIANT SUPREME:第2部 全11巻 / ヨーロッパ編
- BLUE GIANT EXPLORER:第3部 連載中 / アメリカ編
9. ドリフターズ / 平野耕太(連載中)
歴史の英雄と悲運の偉人が異世界に転生して戦う歴史ファンタジーバトル漫画
歴史上の偉人を一つの世界に転生させて戦争させる歴史好きが超興奮するマンガです。物語は関ヶ原から退却していく中で異世界に転生した島津豊久が織田信長、那須与一と出会い「漂流者(ドリフターズ)」として国盗りを開始するところから始まります。
一方相手は「廃棄物(エンズ)」と呼ばれるモンスターと歴史上非業の死を遂げた英雄たち。土方歳三、ジャンヌ・ダルク、ラス・プーチンなど。おそらくラスボスはキリストです。ワクワクしません?
ヘルシングから続く作者の台詞回しは相変わらずで最高ですが、とにかく「こうしたらおもしろい」が全部つまったエンターテイメント作品です。歴史上の偉人が一つの時代にあつまったらどう戦う?ハンニバルが今の文明兵器をどう使う?などなど。
10. よつばと / あずま きよひこ(連載中)
道徳の教科書にしたいレベルの日常漫画
日常系コミックスの最高峰と言えば10人中10人が「よつばと」をあげるんではないでしょうか?そのぐらいの傑作です。主人公で元気いっぱいの幼女「よつば」と家族やお隣さん、そのお友達などとの日常を描いた作品で頭空っぽにして読める作品です。
見ていて幸せな気持ちになれる作品で老若男女とわず誰にでもオススメできます。出てくる大人もみんないい人でね。こういう世界に住みたいなーってなります。ただほのぼのするだけでなくてギャグもキレキレです。

11. 怪獣8号 / 松本直也(連載中)
ありそうでなかった超王道の【怪獣】少年漫画が登場!
怪獣が災害として日常に発生する日本。怪獣討伐後の清掃業者である日比野カフカはもともと怪獣討伐を志していた。
そんなカフカに防衛隊を志す後輩ができる。その後輩から防衛隊の年齢制限が緩和されたことを教えてもらったカフカは再び防衛隊を志すも、怪獣に襲われ自身も怪獣化してしまう。
大怪獣「怪獣8号」と呼ばれるようになったカフカだが、自身の夢のため怪獣であることを隠し防衛隊を目指す。
第1話からバズりまくって話題をかっさらった『怪獣8号』。文句なしの傑作です。モンスター、妖怪などは数々の少年漫画で連載され人気を博してきましたが「怪獣」をテーマにした作品はありそうでなかった。
まず設定がおもしろい。怪獣が災害であり、討伐後には当然清掃も必要であるという盲点。何より設定に負けないキャラの良さ。カフカは抜けてるけどピンチに駆けつけるヒーローだし、後輩の市川はもはやヒロイン。それ以外にもツンデレ少女や最強の幼馴染、糸目で曲者の先輩など魅力的な仲間が多数。そして怪獣同士のバトルは圧巻の画力で展開されド迫力。
ジャンプ+の作品はちょっとおもしろいと「本誌越え」と安易に称賛される傾向があるのですが、『怪獣8号』は文句なしの本誌越え。太鼓判です。
12. 宇宙兄弟 / 小山宙哉(連載中)
宇宙を目指す兄弟と宇宙を目指す人々の濃厚な人間ドラマ
宇宙兄弟は30歳になってから宇宙飛行士に挑戦する兄と先に宇宙飛行士になった弟の兄弟愛と、宇宙を目指す多くの人々の想いを描く人間ドラマです。読むとわかりますが話の出来の良さがすごい。こんなにうまくまとめるのかと。無駄な登場人物がほぼいないのもいいよね。
宇宙飛行士という非常に難易度の高いミッションに挑む主人公たちの言葉や想いを見ていると(自分も少しは頑張ろうかな)ってなってくる不思議。
主人公兄弟だけでなく宇宙飛行士、NASAの職員、宇宙飛行士になれなかった仲間たちそれぞれにドラマが溢れた名作です。 長くて途中で読むのをやめてる人もたくさんいると思いますが、宇宙兄弟はずっとおもしろいのでもう一度手に取ってみてください。

13. かくかくしかじか / 東村アキコ(完結 / 全5巻)
東村アキコと「描く」ことにこだわり続けた恩師との自伝的作品
東村アキコの自伝的作品。将来のことを何も考えずに世間を舐めまくっていた作者が絵画教室の先生に出会い、とにかくズタボロにしごかれながら美大を目指すというお話です。
とにかく先生がぶっとんでいて面白い。乱暴で、がさつ、だけど芸術に対する想いと人に対する先生の優しさにきっと泣いてしまうでしょう。一般人にはわからない美大性の生体や漫画家のデビュー直後の実態をユーもあったプリに描いている。個人的には作者と同じ宮崎出身ということで随所にちらばるローカルネタににんまりしながら読んでいました。

14. キングダム / 原泰久(連載中)
多くの芸人も虜にした本格中華歴史漫画!
キングダムは中国の春秋戦国時代を描いた作品です。もっとわかりやすく言うと中国の初代皇帝である秦の始皇帝が中華を統一するまでの話です。主人公は大将軍を目指す奴隷の子「信(後の李信)」。秦の王子である政を暗殺の魔の手から救い、共に天下統一をめざすことになります。
キングダムは序盤は少し物足りなさがありますが史実に絡みだすあたりから異常に面白くなります。戦も一つ一つ丁寧に描いているので読み応えが抜群で一度読み始めると止まりません( 私は漫画喫茶で3巡して買いました )。やばいです。キングダムは戦ものなので仲間の死なども多くそこも悲しくて泣けるんですが、最も泣けるのは「名言」の数々です。時々鳥肌立ちます。

15. 鋼の錬金術師 / 荒川弘(完結 / 全25巻)
絶望から立ち上がる二人の兄弟錬金術師の最強ダークファンタジー漫画
2人の若き天才錬金術師は、幼いころに病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みるもその代償として体を失う。元の身体に戻るために「賢者の石」を求めて長い旅に出る。
ダークファンタジーかつ王道のファンタジーで多くの読者を魅了した作品。出てくる登場人物それぞれが際立っており全25巻ぶっ通しで読めます(主人公出ないときの盛り上がり方が異常です)。名シーンが多いけどこの作品のいいところはオッサンがカッコイイこと。オッサンがカッコイイ少年漫画は名作が多い。

16. ワールドトリガー / 葦原大介(連載中)
能力バトルにチーム戦の概念を持ち込んだ意欲作
異次元からの侵略者「ネイバー」の脅威にさらされている三門市で、その脅威から街の平和を守るボーダーに所属する三雲修。ある日ネイバーから来た遊真と出会い修の生活は一変する…
異世界からの侵略に「トリガー」という兵器(能力?)で戦う能力バトル。とくに、能力バトルに「チーム戦」という要素を加えているので戦略性とかが読んでいて非常に面白いですね。ただ強くなって戦うバトル漫画ではなく、チームの戦力や役割、地形、射線、心理面での駆け引きを考えて戦うのが最高です。主人公のセリフもいちいち核心をついていて平和ボケしている日本にとっては考えさせられる場面もちらほら。
17. ダンジョン飯 / 九井 諒子(連載中)
ファンタジー漫画に「グルメ」という概念を持ち込んだ革命的作品
ダンジョンの奥深くで妹をドラゴンに食べられてしまったライオスパーティー。妹がドラゴンに消化される前に助けに行かなきゃいけないけど食料が底をつきてしまい…ライオス「モンスターを食べよう」。モンスターを調理するグルメ×RPGという新境地。
短編漫画の女王・九井諒子初の長編。1巻からその設定の大胆さに度肝を抜かれた人も多いはず。とにかく発想がおもしろく、登場人物もどこかくるってる感じが最高です。
昨今のグルメ漫画ブームの火付け役といってよいでしょう。魔物を食うってすごい発想です。

18. 今日から俺は!! / 西森博之(完結 / 全38巻)
卑怯で金髪の三橋と頑固でトンガリ頭の伊藤の最強ツッパリコンビを堪能せよ
転校というタイミングで「今日から」ツッパリになることを決めた金髪で卑怯な三橋とトゲトゲ頭で真面目な伊藤の最強コンビの学園生活。不良漫画なので当然のように他校と喧嘩もするし、それがメインでもあるんだけど半分ぐらいは学園・日常生活を描いていてそれがその辺のギャグ漫画よりもはるかにおもしろい。
個人的に最も繰り返し読んだサンデー漫画であり、全マンガの中でもTOP10に入るぐらい好きだったりします。とにかく、三橋と伊藤のコンビが最高なんですよ。正反対の性格だけど、お互いを信頼しあってる感じが素敵すぎる。最高のコンビですね、本当に。
また、学園モノでは避けて通れない「卒業」。この卒業に向けての空気感とか物語をどう終わらせるかとか…そういうのも含めて100点の作品です。

19. ベルセルク / 三浦建太郎(未完 / 全41巻)
日本が世界に誇るダークファンタジーの傑作
身の丈を超える巨大な剣や大砲を仕込んだ義手など様々な武器を手に、ひとりでゴッド・ハンドを探し出す旅を続ける「黒い剣士」ガッツの復讐劇。
エロ、グロ、バイオレンス、ファンタジーでもあり英雄譚でもあるタークファンタジー。主人公が復讐を誓うグリフィスとの過去を描いた「黄金時代編」がとてつもなく面白くそして凄惨です。日本漫画の伝説ともいうべき「蝕」という出来事は覚悟なくして読めません。僕は少しトラウマになりました。その痛さまでふくめて名作。

20. ゴールデンカムイ / 野田サトル(連載中)
2016年マンガ大賞!歴史漫画・冒険漫画・料理漫画(しかもアイヌ料理)を融合した傑作。
日露戦争後の北海道が舞台。日露戦争で不死身と恐れらた杉本は「金」を求めて北海道にいた。そこで莫大なアイヌの埋蔵金の在処を示した暗号が脱獄した24人の死刑囚の体に刺青として彫られていることを知った杉本。アイヌの少女・アシリパと埋蔵金を求めて死刑囚の行方を追うも、幕末の生き残り、日本に反旗を翻す軍隊、凶悪な囚人たちを巻き込んだサバイバルに突入していく…
とにかく登場人物が際立ってぶっ飛んでいるのがゴールデンカムイ。登場人物あますことなく変態です。埋蔵金を巡る駆け引きだけではなく、日本の中の少数民族であるアイヌの文化についてもどっぷり学べます。北海道の大自然を調理したアイヌ料理は気持ち悪いものからめちゃくちゃうまそうなものまでどんどん出てくる。
ストーリー展開もダイナミックでのめり込むこと間違いなしの大傑作です。


21. この音とまれ! / アミュー(連載中)
箏の迫力ある演奏描写に涙腺が崩壊すること間違いなし
卒業生が抜けて一人になって筝曲部の部長・武蔵はまわりから「なでしこちゃん」とからかわれるも奔走。そこに主人公であり不良の愛(ちか)と天才筝曲者・さとわが入部し…っていうこの手の青春作品の王道のストーリー展開。だがそれが良い。この主人公たちとにかく練習する。この手の作品の中でもっとも練習の描写が多い。だから大会での彼らの演奏が神がかって見えます。
いい意味で「箏」に対する既成概念をぶっ壊してくれるこの作品。13巻の大会の演奏シーンは読むたびに泣いてしまう。
また作中の楽曲を公式で実際に演奏(Youtubeはこちら)。箏ってかったるい音楽と思っていた自分の頬をひっぱたきたくぐらいかっこいい。速いし、迫力あるし、姿勢とか含めて美しい。箏ブーム来るかも…
2019年にアニメ化され、演奏シーンも妥協なく作られたのでコミック読んだらアニメもぜひ見てください。

22. GIANT KILLING / ツジトモ、綱本将也(連載中)
型破りな監督がJを舞台にジャイアントキリングを巻き起こす
今更おすすめとして紹介するのも憚られる作品ですが面白いものは面白い。気がつけば40巻近くでてるのね。1シーズンも終わっていないけど。
現役時代から得意なことが「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」な監督が主人公という作品で、サッカーの魅力をあますことなく伝えてくれます。これを見ると地元にJリー グのチーム出来ないかなあっていつも思う。
じつは日本のサッカー漫画でプロを題材にしたものは結構少ない。無いことはないんだけど、ここまで1年のシーズンを濃密に描いたサッカー漫画はなかったと思います 。クラブチームのあり方、サポーターとの関係とか普段テレビでしかサッカー見ない人にもわかるように丁寧に書いてくれてて非常に興味をそそられます。

23. 左ききのエレン / かっぴー、nifuni(連載中)
ウェブ漫画発の「泣ける」お仕事漫画
広告代理店勤務の若手デザイナー・朝倉光一。納得出来ない理由で自ら勝ち取った仕事を取り上げられた彼は、やりきれない気持ちを抱えて横浜の美術館へと向かう。そこは、彼が初めて「エレン」という才能と出会った場所で…。
ウェブで話題になった作品をジャンプ+でリメイクした本作。デザイナーとして奮闘する朝倉と絵の才能にあふれているエレンのそれぞれの軸で話が進む。特に朝倉視点の話は広告関係の仕事をしている人にはグッサグサ刺さるパワーワードの嵐。クリエイター志望の学生も必見です。
もともとはかっぴーというクリエイターがnoteに発表してた作品です。話はいいけど絵が…と見ていない人はぜひ読んでほしいです。
24. H2 / あだち 充(完結 / 全34巻)
投と打!二人のヒーローが甲子園で火花を散らす青春野球漫画
豪快なフォームで脅威のピッチングをする国見比呂。1年生にして名門の4番に座る怪物・橘英雄。二人は親友でありライバル。投と打。二人の怪物の対決とそれぞれの恋を甘酸っぱく描くあだち充節全開の作品です。
あだち作品は甲子園がゴールになることが多い中、H2は甲子園が本番。珍しいです。
野球漫画にありがちなメンバー集めは当然ワクワクするし、お調子者の木根の甲子園のピッチングは泣けます。そして、主人公・比呂とライバル・英雄の親友関係は他のあだち作品よりかなり丁寧に描写されてるので本当に面白いです。ただ、ラストの試合だけはタッチのほうが盛り上がってるかな。しかし、 H2の空気感はあだち充史上最高傑作だと思います。

25. 修羅の門 / 川原正敏(完結 / 全31巻+全18巻)
千年無敗の伝説の武術「陸奥圓明流」が格闘技界に新風を巻き起こす
千年の不敗神話を誇る幻の武術“陸奥圓明流”が活躍する格闘漫画。その業を継ぐ者歴代の陸奥を描いた「修羅の刻」ともに大好き。無敗の一族なので基本的に 負けないのはわかってるんだけどそれでもまさかと思わせる展開はさすが。
第壱門で対戦したもう一つの圓明流(不破圓明流)の対北斗編とグランしエーロ柔術のレオ ン戦が最高にしびれました。第弐門も面白かったけど対前田戦はもっとちゃんと書いて欲しかったなのと海堂戦ももっと盛り上げてほしかったという心残りがあります。第弐門で伏線の回収もほぼ終わっているのでこれで終わりでしょう。
宮本武蔵、坂本龍馬など歴代の陸奥が戦う外伝・修羅の刻もおすすめ。修羅の刻でも伏線ほぼ拾いきっていますので修羅の門はおそらく続編はないでしょう。修羅の刻はライフワークとして続けていくらしいですが。

26. HUNTER×HUNTER / 冨樫義博(休載中)
休載するたびに読者の期待を上回る展開を用意してくる会心の作品
偉大なハンターである父に出会うために、自身もプロのハンターを目指すゴン。ハンター試験を一緒に受けることになったレオリオ、クラピカ、キルアとともに難関を突破していく。
ハンターハンターほど最初から今まで衝撃を与え続けてくれている作品はありません。まず世界観と設定がすごい。「文字」ですらオリジナルの物が作られているし、作品の中でもリアリティのあるエピソードがちりばめられている。
バトルは「念」という特殊能力を使ったものが中心に。それぞれに特徴や制約があり、それを踏まえたバトルは読み手も非常に試される。また「蟻編」はあまりの緊張感に連載中2chが常に祭り状態だったというあまりにも伝説的なエピソードでもある。一読すべし。
普通に年単位の休載をする本作。ジャンプ読者は富樫先生に「忍耐」とは何かを学んできました。

27. つぐもも / 浜田よしかづ(連載中)
「でてくる登場人物全員脱がす」作者の心意気に感服するエロ×バトル漫画
人が長く使い続けることで想いが宿り「付喪神」になる。通称・つぐもも。つぐももを駆使しすそ払いになった和也と帯のつぐもも桐葉は街に蔓延る怪異を祓うことに…
アクションとか設定もいいんですけどいい感じにエロイんですよ。健康的なエロさを大きく超えてるます。大好きです。ハーレムモノのもどかしい感じでなく、ギリギリを超えてるのがいいです。好きです。絵もうまい。好きです。

28. 惑星のさみだれ / 水上悟志(完結 / 全10巻)
地球の危機を救う「おとな」と「こども」の戦いの物語
ごく普通の平凡大学生だった主人公雨宮夕日が……ハズが、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼され戦いそして恋をする話。
主人公の雨宮が周りの人、相棒のトカゲ・ノイに影響されどんどんいい大人に成長していく。多くの名シーンがあり、見るたびに泣いてしまうが全部読み終わるとなんか救われた気がしてしまう。
29. DRAGON BALL / 鳥山明(完結 / 全42巻)
熱狂的なファンを世界中にもつバトル漫画の金字塔
山奥に暮らす尻尾の生えた少年・孫悟空が「七つ揃うとどんな願いも叶うドラゴンボール」を探す少女・ブルマと出会い冒険に出る。ドラゴンボールを探すライバル、悪党達と闘いながら悟空はどんどん強くなっていく。
全世界で今なお大ヒットする名作なので知らない人はいないと思います。私も小学生のころ毎週穴の開くように少年ジャンプを読んでいました。ドラゴンボールは初期のドラゴンボール探しの冒険から徐々にバトル色が色濃くなっていく作品です。
特に少年期ラストのピッコロ大魔王戦は多くの漫画家に影響を与えるほどのヒリヒリ感がありました。中期から後期は次々と敵が強くなっていくのでインフレがすごいですが、それを悟空達の覚醒で乗り越えていくのはシンプルに少年たちをワクワクさせ虜にしていくパワーがありました。

30. ピンポン / 松本大洋(完結 / 全5巻)
ピンチになると必ず現れる。ヒーロー見参、ヒーロー見参、ヒーロー見参。
月本(通称・スマイル)と星野(通称・ペコ)は幼馴染みで小学校からラケットを握っていた頃からの仲。高校になり惰性で成長が鈍化するペコ、才能覚醒し急成長するスマイル。このままペコはスマイルを失望させたままのか?
漫画、アニメ、映画全てにおいて高い完成度の作品はピンポンぐらい。ただやっぱり漫画が一番ちゃんと描かれてるかな。スマイルがずっと「ヒーロー」を待っている様子や心理描写、アクマの葛藤などをじっくり読みたい人は漫画を読むべき。そこからペコの覚醒が最高。

31. BANANA FISH / 吉田秋生(完結 / 全19巻)
2018年にアニメ化決定!少女漫画とは思えない骨太のハードボイルド作品
1985年ストリートギャングのボスであるアッシュは胸を射たれて瀕死の男から薬物サンプルを受け取った。男は「バナナフィッシュに会え…」と言い遺して息を引き取る。雑誌の取材でアッシュと出会った、カメラマン助手の英二も巻き込んでアッシュはバナナフィッシュの謎を追う。
少女漫画とは思えないハードボイルドな作品。BLぽい描写や性的な描写もあるので苦手な人は苦手かもしれない。バナナフィッシュという謎をめぐってアッシュと英二が大国の陰謀に巻き込まれていく話。謎解き、友情、そしてラスト。読んだら忘れられない作品になると思います。
32. スプリガン / 皆川亮二、たかしげ宙(完結 / 全8巻)
超古代文明のオーバーテクノロジーを封印する「スプリカン」の活躍を描く
この世を滅ぼしてしまうほどの超古代文明の遺跡を巡って大国同士が鎬を削るなか、悪しき者から遺跡を守り封印することを目的にしてる特殊工作員「スプリガン」。スプリガンの御神苗優は、その中でも最強の呼び声が高い高校生。オリハルコンでできたAMスーツを着て世界中の遺跡を封印していく。
ハードボイルド厨二設定なら右に出るものはいない皆川亮二さんの代表作であるスプリガン。古代文明とか謎の組織とか好きな人はハマるはず。
殺人機械だった過去をもつ御神苗が自分に向きあい成長し古代文明の謎に立ち向かいます。カッコイイ

33. ブルーピリオド / 山口つばさ(連載中)
「好きなことをする努力家はね 最強なんですよ!」
「これは俺の感動じゃない」「他人の努力の結果で酒飲むなよ」サッカー日本代表の試合を見て漠然と焦る主人公・矢口八虎。スクールカーストでも上位の八虎はある日絵の面白さに気づき芸大受験に向けて絵の勉強に励む。
主人公が絵を描きたいと想い、その道を志し努力していく過程にこみ上げてくるものがあります。美術の先生の言葉も厳しく、そして優しい。受験の中でもとにかく異質な芸大の受験。浪人が当たり前の世界の厳しさ、受験生の競争や葛藤、少しずつハードルを超えて成長していく主人公たち。かなりガチの美術漫画です。
書道漫画「とめはね」と同様に実際の美大生の絵が作品で使われていて、非常にリアリティのある作品へと仕上がっています。

34. 彼方のアストラ / 篠原健太(完結 / 全5巻)
2019年マンガ大賞受賞!SF×青春漫画の最高傑作
宇宙への往来が当たり前になった近未来で高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つも事故に巻き込まれ宇宙へ投げ出される。運よく漂流してた宇宙船に乗り込んだ一行は、食料を道中の惑星で補給すれば何とか変えることができるかもしれないと気づいた9人の宇宙を舞台にしたサバイバルがはじまる。
5巻と短いながらも素晴らしいできの作品。星毎に環境も違うし、9人それぞれのドラマもある。また、自分たちがなぜこのような事件に撒きこまれたのか?というミステリー要素やtwitterでトレンド入りした壮大な伏線などパンパンに情報が詰まっています。
青春漫画であり、ミステリーでもあり、SFでもある「彼方のアストラ」は間違いなく名作です。
35. 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… / ひだか なみ、山口 悟(連載中)
大ヒットした異世界×悪役令嬢漫画「はめふら」!破滅フラグしかないバッドエンドを回避せよ
前世で遊んでいた乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』の世界に転生してしまった私。よく見るとヒロインの恋路を邪魔しまくる悪役令嬢のカタリナだった。
このまま成長すると国外追放、もしくは殺される未来しかないことに気づいたカタリナは破滅を避けるために破滅フラグを回避しようとするが…。
ついに異世界漫画も乙女ゲームにまで手を出したかと最初思いましたがこれは面白い。アニメも大ヒットしました。
異世界転生することでチート能力を得たわけではないカタリナ。しかし、持って生まれった人たらしの才を発揮。自身の破滅フラグをへし折るために奔走した結果恋愛フラグが立ちまくる。ゲームの世界は悪役令嬢として嫌われ者だったカナリナが、この世界では皆に慕われる人気者になっていく過程がおもしろい。
この作品のヒットを機に悪役令嬢系異世界漫画が出まくってます。

36. ハイキュー!! / 古舘春一(完結 / 全45巻)
間違いなくバレーボール漫画の最高峰!古豪・烏野が全国に挑む
異論反論あるかもしれませんがバレーボール漫画の最高峰と個人的に思っているのが『ハイキュー!!』です。数年後にはバレーボール漫画のスラムダンクとして語られるのではないでしょうか。
以前イッキ読みしてからすっかり虜。ジャンプで毎週読んで、単行本で試合をイッキ読みというのを数回繰り返しております。名言が多いのも魅力の一つ。
簡単な内容としては、運動能力は抜群だが技術がない日向翔陽が中学最後の試合でぼろ負けした天才セッターと烏野高校でコンビを組むことになる…というようなもの。結構オーソドックスな内容です。
バレーボールの試合のおもしろさ、選手の成長、熱いセリフが魅力なハイキュー!!ですが個人的に最大の魅力だと思っているのは「高校部活の終わりの雰囲気」をこれでもかというほどのリアリティで畳みかけてくるところだと思っています。勝って先へ進むもの、負けて引退するもの、引退する先輩を贈るもの…これらの描き方が抜群なんです。しかも、1校1校それぞれのドラマが見えるんです。まあ泣けますよね。
あの部活動の甘酸っぱい青春を思いだした人は必読です。

37. 3月のライオン / 羽海野チカ(連載中)
心にいっぱい傷を持つ天才棋士と天真爛漫な3姉妹の物語
主人公の桐山零は両親を早くに亡くし引き取ってもらった幸田(プロ棋士)の影響で中学生にしてプロ棋士に。幸田家の子供たちとの関係がうまくいかず一人暮らしをはじめた零は川本あかりと出会い、川本家の一家と食事をするような仲になります。 川本家の明るさに触れ、また学校の先生や棋士の仲間たちとの戦いの中で零はどんどん人として成長していきます。
藤井四段の連勝で映画「3月のライオン」の主題歌(スピッツ)が流れまくったのは記憶に新しいところ。とにかく良い漫画です。将棋について詳しくなくても棋士の生き様には惚れ惚れするし、人間同士の痛みやつらさもグサグサ心に突き刺さる。そして人の優しさに救われます。主人公もライバルである二階堂が本当にいいキャラでおすすめです。つらい描写が結構あるので何度も読みたくなるものではないんですけど間違いなく「泣ける名作」です。

38. サザンと彗星の少女 / 赤瀬由里子(完結 / 全2巻)
オールカラー&フルアナログ!老若男女が楽しめるSF冒険活劇
80年代のテイスト、全編カラー、そしてフルアナログ(水彩絵具)で書かれた傑作であり2019年マンガ大賞にノミネートされた作品です。
300年後の未来で宇宙で出稼ぎをしている心優しい地球人サザンが彗星のエネルギーを内包する少女・ミーナと出会うボーイ・ミーツ・ガール的な作品であり、宇宙をまたにかけるSF作品でもあります。
こんな素晴らしい作品はじめて見ました。物語は分かりやすく、登場人物はとても魅力的。そして1枚1枚の絵の美しさ。作者が命をこめて作り上げた作品だというのがすぐにわかります。手塚治虫、宮崎駿好きは堪らないとおもいます。
フルカラー&フルアナログは圧巻!電子書籍じゃなくて紙で読みたい作品です。

39. DRAGON QUEST ーダイの大冒険ー / 三上陸、稲田浩司(完結 / 全22巻)
少年漫画のド王道!勇者ダイと大魔導士ポップの活躍に目から汗が…
元勇者アバンに特訓を受けていた少年ダイが魔王の復活により世界を救うための魔王軍と戦う…ていう話。ドラクエの世界観をもとにオリジナルのストーリーで描かれます。
見どころは何といってもダイの相棒であるポップとライバルであるハドラーの存在でしょう。
ポップは作者にとっても「読者と物語をつなぐ存在」として重宝されておりむちゃくちゃ強いやつに情けなくも立ち向かう姿に心打たれる存在です。
作中最弱のキャラから最後は対大魔王戦の切り札にまで成長するポップはほんとうにかっこいいです。最終バトルでは「勝手に動いた」と作者がいうほど神がかったかっこよさを見せつけてくれます。


40. 忘却バッテリー / みかわ絵子(連載中)
ギャグとシリアスのバランスが超絶妙!いま一番おもしろいウェブ系野球漫画
中学時代にあらゆる球児達の心をたたき折った完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火と”智将”要圭。二人に負けて野球を辞めた山田太郎は野球部の無い都立高校で清峰葉流火と要圭に出会うがどうも様子がおかしい。知将と恐れられた要圭は記憶喪失になっており超絶おバカさんになってしまったのだ・・・!!
かつて二人に負け野球を辞めてしまった天才たちが、ふたりの背中を守るために立ち上がる…というような作品です。
今いちばん更新が楽しみな作品がこの「忘却バッテリー」です。投手は神の子レベルの怪物。捕手は元・智将の記憶喪失おバカさん。二遊間はヤンキーとナルシスト。その4人の天才を凡人の山田が見守るんですが、ギャグの合間に織り込まれるナレーション(山田の心の声)がよいんです。最高の青春野球漫画です。

41. うしおととら / 藤田和日郎(完結 / 全33巻+外伝1巻)
ラストバトルは圧巻!うしおととらのコンビが最高すぎてなけてくる
破魔の槍を手にした少年うしおとその槍に封印されていた大妖怪とら。人を害する妖怪と戦いながら、強大な悪「白面のもの」に立ち向かう。
少年漫画のお手本とはこれぞというぐらいの王道ど真ん中。うしおととらの素晴らしいのはとにかくラストバトルの盛り上げ方。この長い長い物語は全部ここに繋がるんだなと。ラスト3巻の加速の仕方はほんとうにすごい。何度も何度も泣いた作品。
そしてね、うしおととらのコンビがまた最高でね。ちなみに僕はコンビものに弱いです。ちなみにうしおととらのアニメも非常に良い出来でしたね。からくりサーカスもアニメ化され藤田作品いま再注目です

42. 地獄楽 / 賀来ゆうじ(完結 / 全13巻)
‟生きる此処は地獄か極楽か?”
化け物が蠢く謎の島で「不老不死の仙薬」を手に入れるために死刑囚と打ち首執行人が放たれた。最強の忍・画眉丸は山田浅ェ門佐切(美しい女性)と供に自由になるため仙薬を求めて島へ入る。死刑囚同士の殺し合い、奇怪な化け物、常軌を逸した強さを誇る謎の住人達。極楽とも地獄ともいえる島での仙薬を求めたバトルロワイアルがはじまる。
まず圧倒的に絵がうまい。魅せ方がすごく今もっとも美しいバトル漫画だと思う。読者の予想を裏切る展開が続き毎週目が離せない、絵とストーリーともに最高峰の作品。
単純なバトル漫画ではなく画眉丸と佐切が信頼していく様、囚人たちそれぞれの生い立ちや生き様など見どころが多い本作。迫力あるバトルと予想を裏切る展開、そして少しのエロ… 素晴らしいです。
43. 蓮華 / 浅田弘幸(完結 / 全1巻)
その仕掛けの右腕で斬られた者は、傷みさえ憶えずそこにいけるという
大戦を終わらせるために突然現れた人斬りの人形たち…大戦後、その中で仕掛けの右腕を持つ蓮華は人間になることを目指して旅に出る。
「蓮華(れんか)」と読みます。バスケットボールマンガ「I’LL」や「テガミバチ」の作者の作品です。まずね「仕掛けの右手」これがカッコイイ。この右腕で切られた人は痛みを憶えずに極楽浄土に行くという設定の超厨二感よ!
この作者の作品(俺は大好き)はけっこうクサいセリフが多いのですが顕在です。物語は人斬り人形同士の戦いに発展していきます。哀しくも美しくもある作品。もともとは1巻で完結ではなかったようですが作者も書く気がなさそうで現在は1巻でおしまいのよう。

44. とんがり帽子のアトリエ / 白浜鴎(連載中)
まるで絵本のようなファンタジー。1枚1枚の絵の美しさに圧倒される
魔法はあるけど、魔法使い以外見ることも使うことも許されない世界で、ひょんなことからこの世界の魔法の秘密を知ってしまった少女が一つの悲劇を経て魔法使いへなるという話。
読めばわかるけど魔法の設定と歪な社会構造が「新世界より」や「進撃の巨人」などを想起させる。絵のクオリティも圧倒的で全てのページが繊細な絵本を読んでいるかのよう…
ここ最近読んだファンタジー漫画ではとびぬけてクオリティの高い作品。正直驚いた。最近のファンタジー漫画って料理と絡めたり、ラノベ化したりとちょっと変化球の物が増えてきている印象だったんですがこの作品はド直球の魔法の世界。 とにかく絵の1枚1枚が美しいんです。すごい作画です。
45. 乙嫁語り / 森 薫(連載中)
丁寧すぎる描きこみはため息レベル。2014年マンガ大賞も納得の作品。
19世紀後半の中央アジアを舞台に厳しい自然の中で生きる人々の生活や文化を「乙嫁(美しいお嫁さん)」と乙嫁の数を中心に描いた作品。一人の乙嫁だけでなく違う村落の乙嫁をそれぞれの風俗に合わせて描いているのも特徴。
とにかくひとつひとつの描写が緻密で繊細。雅で絢爛豪華な衣装や装飾をひとつひとつの文様まで描きこんであって圧巻。中央アジアの文化の魅力、乙嫁達の嫁心(男にはわかりづらい笑)の心理描写などが巧みに描かれており何度もじっくり読みたくなる名作です。中央アジアの美しい紋様を細かく描いてあります。めちゃくちゃ美しいです。
46. ピアノの森 / 一色まこと(完結 / 全26巻)
最終巻はアマゾンで最も高評価を受けるほどの名作!
個人的に「音楽漫画」で一番最初にはまったのはこれ。 「森の端」と呼ばれる治安最悪の歓楽街に生まれた少年・海。森に捨てられたピアノとともに成長した海はそのピアノの元持ち主の天才ピアニストに出会いピアノの世界に誘われていくという話です。
これわざわざこんな地域の話にする必要あったんだっけ…とか、途中ちょっと間延びしたりとか、休載しまくりで終わるのかよ…とか色々あったんですけど無事完結。たぶん少年編ぐらいまでしか読んでいない人が多いはず(映画もここまで)。そんな人はぜひまた手に取ってほしい。後半のショパンコンクールは圧巻で 演奏シーンはガチで鳥肌ものです。
47. 七つの大罪 / 鈴木央(完結 / 全41巻)
アニメ化もした超人気バトル漫画
伝説の逆賊〈七つの大罪〉をめぐるダークファンタジー。王国の一騎当千の猛者・聖騎士が追い続ける<七つの大罪>を探す少女が現れたとき運目が動き出す。
ジャンプ、サンデー、マガジンと週刊誌を渡り歩いてきた鈴木央の新境地は中世の世界観にドストレートなバトルが楽しめるファンタジー漫画。とにかくバトルがド派手でひねりがないシンプルな演出が良い。マガジンでここまでまっすぐなバトル漫画は本当に珍しく貴重。

48. イムリ / 三宅 乱丈(完結 / 全26巻)
5巻まで読んだらもう止まらない…3つの種族の争いと悲劇
『イムリ』は支配民族「カーマ」、不思議な能力を持つ「イムリ」、カーマの奴隷であるがかつては星を支配していた「イコル」の3つの民族を中心に進むSFファンタジー。
とにかく設定命の作品で、2巻ぐらいまではこの世界の設定をゆっくり理解していく感じで5巻ぐらいから爆発的に面白くなります。私は続きが気になりすぎて徹夜で読んで翌日体調崩しました。
「この設定はここで活きてくるのか…」など読者の創造を常に超えてくる名作です。

49. DEAR BOYS / 八神ひろき(シリーズ連載中)
スラムダンクと双璧をなすバスケットボール漫画
シリーズ累計78巻。25年連載とバスケ漫画で最も長期間連載し4000万部以上売れた大ヒット作。バスクを始めたばかりのころに手に取り、当時は都合よく4人の高校にIH優勝校のキャプテン(しかもなぜか2年生なのにキャプテン)が転校してくるという本当に昔の漫画っぽい展開に違和感を全く覚えず「スラムダンクより面白いバスケ漫画を見つけた」とテンション上がったものでした。
DEAR BOYSの主人公哀川は175センチでダンクするという背の低い日本人にとって本当に夢のある主人公でした。前半は哀川の個人技+藤原とのコンビネーション主体のゲーム展開でした。
しかし、DEAR BOYSはACT2以降確変したと思います。技の派手さを見せることが多いバスケ漫画の中で唯一といってもいいほど戦術を深く掘り下げる作品になっていくんです。ディフェンスのシステム、ルール変更…などなど。かなり見ごたえのある作品になっていきます。ちなみに私が個人的に好きなのは三浦という第1部では女体として描かれるもACT2以降は凶悪な3Pシューターとして全国を震え上がらせるキャラです。
読み応えのあるバスケ漫画を探してるのなら「DEAR BOYS」で間違いない。

DEAR BOYSはシリーズが多いので注意。 一度連載を終了したのですが、県大会のライバル校であった湘南大相模高校をメインにすえ、ACT3の1年後を描く続編が始まりました。
- DEAR BOYS(第1部):出会いから三年への進級まで
- DEAR BOYS THE EARLY DAYS:中学時代(いわば第0部)
- DEAR BOYS ACT II:インターハイ予選からインターハイ本戦
- DEAR BOYS ACT3:インターハイ準決勝、決勝
- DEAR BOYS OVER TIME:後日談、他校のエピソードなど
- DEAR BOYS ACT4:1年後。湘南大相模を主役に、瑞穂をライバル校にして続編の連載が開始。
50. 蒼天航路 / 王欣太(完結 / 全36巻)
「破格の人」である曹操を描いたネオ三国志
三国時代の英雄の一人である曹操を「最も人に興味を示した英雄」として主人公に、新しい解釈のもとで三国志の世界を描いた長編大作。三国志というものは劉備玄徳にスポットが当たることが多いですが、歴史を動かしてるのは間違いなく曹操。この曹操の生涯と群像する英雄たちを生き生きと描いた傑作です。
とにかく、歴史最強の三国志から蒼天航路をまずおすすめしたい。登場人物の強烈な個性が凄い!ちなみに僕は蒼天航路で三国志童貞を捨てたため圧倒的に魏派です。
最後まで圧倒的な熱量で描かれておりラストは清々しささえあります。三国志初めての人もきっとハマるはずです。軍師の存在が非常に際立って描かれてる蒼天航路ですが、諸葛亮公明だけは横山三国志を読んでる人には受け入れられないかもしれません。
51. ONE PIECE / 尾田栄一郎(連載中)
全世界3億部以上を売り上げる日本一売れてる漫画
大海賊時代に幻の大秘宝「ワンピース」を見つけ出し海賊王を目指すルフィ。幼いころに「ゴムゴムの実」と呼ばれる悪魔の実を食べゴム人間になったルフィは仲間を探しながら世界中の海賊たちが跋扈する「偉大なる航路ーグランドラインー」を目指す。
ドラゴンボールというジャンプの大看板が終了後、暗黒時代を経て連載が始まった今のジャンプの大看板。第1話を読んだとき多くの人が看板漫画の誕生を実感したと思う。悪魔の実を食べた能力者同士のバトル、そして壮大な伏線がちりばめられ物語。誰もが結末を従っている名作。
長期連載で今更買うのも…と思ってる人はアプリを使えばカラーで全部読めますよ!白黒だとゴチャゴチャしてわかりづらい描写もカラーだかなりわかりやすいのでおすすめですよ。

52. シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ / 硬梨菜、不二涼介(連載中)
最強のクソゲーハンターが神ゲーに挑む!フルダイブ型VRゲームの世界での大冒険
完全にゲームの世界に没入するフルダイブ型VRゲームが主流の世界で、技術の発達についてきていないクソゲーを嬉々としてプレイする男・サンラク。
至高のクソゲーをクリアした彼は逆に文句のつけようのない神ゲー『シャングリラ・フロンティア』をプレイすることに。クソゲーをクリアしまくったプレイヤースキルで神ゲーを全く違う手順で攻略していくサンラク。
サンラクはこの神ゲーをクリアすることはできるのか?
いわゆるゲームの世界を舞台にした異世界ものと思っていいです。ただよくあるゲームの世界から出られなくなるということはなく、現実世界もちゃんと描かれています。
ただ、内容はしっかりとしたファンタジー冒険譚。奇抜な衣装の主人公が既成概念にとらわれずに神ゲーを攻略していくのは爽快です。

53. 金色のガッシュ / 雷句誠(完結 / 全16巻)
第1話から最終話まで笑って泣ける王道の少年バトル漫画
頭が良すぎるがうえにクラスになじめない清麿のもとに謎の少年ガッシュがやってきた。ガッシュは実は魔物の子で、魔物たちは人間界で500年に一度の「王を決める」戦いをすることに。非道な魔物の子を見てきた二人はガッシュを「優しい王様」にすべく戦いに身を投じる。
涙腺が弱い人なら第1話から泣いてしまうはず。これぞサンデー。魔物の子、清麿のエピソードに事欠かなくとにかく目から汗が止まらない作品。ド王道の少年漫画を読みたい人は騙されたと思って読んでみてください。
54. BE BLUES!~青になれ~ / 田中モトユキ(連載中)
「決める時に決めるぜ」天才サッカー少年の栄光と挫折、そして挑戦の物語
2018年イチオシのサッカー漫画の一つがこの作品。主人公一条龍はフットボールの神様に愛されており、小学校の時点で誰もが未来を夢見るような存在の選手。そんな伝説的な選手の栄光からの大きな挫折。そして、そこからの挑戦。この挫折の部分はほんと見ていて辛いんだけど、そこからひとつずつ乗り越えていく一条が本当にかっこいんです。
野球マンガでいうとMAJORのようにどんどん困難にぶつかる。けど乗り越えて強くなる。サッカー漫画としても専門的なことを丁寧に書いてくれてるし見どころめっちゃあります。おすすめだし泣けます。
ちなみにこの作者は「最強!都立あおい坂高校野球部」という野球漫画や「リベロ革命」というバレー漫画を書いてるんですけどほんとうに「青春」スポーツ漫画を書くのがうまい。バレー、野球、サッカーをこれだけ書ける人っていないんじゃないかなと思います。
地獄を見たからこそ少年の復活に心打たれます。おもしろさの割には意外と知られていないですが、かなりおもしろいサッカー漫画です。
55. チェンソーマン / 藤本タツキ(完結 / 全11巻)
鬼才・藤本タツキが描く圧倒的バイオレンスアクション
悪魔に命を狙われ死にゆく中でその身にチェンソーの悪魔を宿した少年デンジが、公安のデビルハンターとなるダークバイオレンスが『チェンソーマン』だ。
公安の美しい上司マキマの指示のもと、日々悪魔を喜々として殺戮していく狂気の塊のような作品である。
最新号が発売されるたびにTwitterがザワつく。残虐な描写、予想を裏切りまくる展開、意味不明で狂気まみれなセリフ回し、戦闘の合間にほっと一息ついてしまえる日常描写。
読んでいて「え、この展開大丈夫?」「何が起こったの?」と常に理解を超えてくる作品です。いい意味でジャンプっぽくない圧倒的なエンターテイメント作品になっています。
56. チ。―地球の運動について― / 魚豊(連載中)
異端、だが真理。地動説を信じ、その研究に命を懸ける男たちの物語
天動説が主流であり地動説は異端であった時代。地動説を唱える者は異端の研究者として魔女狩りが如く弾圧され拷問され処刑される…そんな暗黒時代において「地動説」の正しさを追求する研究者たちの話が「チ。」です。
この作者はもともと「ひゃくえむ」という陸上漫画で熱量を描くことに定評があったのだけど、本作では熱量を超えてもはや狂気。
地動説を唱えると拷問の果てに殺されてしまう。そんなことわかり切っているのに、心理の前には追及をやめることができない研究者たちの狂気は拷問官でさえ震えるぐらいの危うさがあります。
この狂気の行きつく果てを何とか見届けたいと思わせてくれる傑作です。
57. 風の谷ナウシカ / 宮﨑駿(完結 / 全7巻)
映画ナウシカはほんの序盤…本当のナウシカは漫画でしか読めない
「火の七日間」とよばれた大戦から1000年後の世界。不気味な蟲たちが徘徊する「腐海」と呼ばれる森に覆われようとしている地球。ナウシカは「腐海」近くの風の谷の族長の娘で、軍事大国トルメキアと土鬼(ドルク)諸侯国の戦いに巻き込まれる。
ナウシカにじつは原作があるというのはマンガ好きには当たり前の話でもあるんですけど、読んだこと無いひとが多いのも事実。まあ、漫画喫茶にもあまり置いてないし本屋にもあまりおいていないですからね。ビレバンに置いてます。このナウシカ漫画版は映画の続編まできっちり描かれています。かなりの大作で映画の続編を希望するひとが多いのもわかる。宮﨑駿の天才ぶりをおもいっきり堪能できるので未だ手にしていない人は是非。「腐海」の謎が解けるときの衝撃はすごい。
庵野監督が続編のアニメ化を熱望してるという噂もありますね。ぜひ、アニメ化してほしいです。
58. DEATH NOTE / 大場つぐみ、小畑健(完結 / 全12巻)
まさに天才vs天才!死神のノートをめぐる頭脳戦
ノートに名前を書かれた人間は死ぬ…という荒唐無稽な設定からの、その設定に縛られない二人の天才の「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる。
ジャンプ史上最高の頭脳戦が楽しめる作品がこの「DEATH NOTE」。社会現象にもなった作品。月とLの戦いの決着は衝撃が走った。終わり方は賛否両論あるが、バクマンで描いたようにこれ以上引っ張らずに終わらせたかったんだろう。間違いなく問題作で傑作。
59. スキップとローファー / 高松美咲(連載中)
これぞ青春!ちょっとした傷も優しさも全部詰まった等身大の青春を描いた傑作
将来官僚になるために過疎地から東京の高校に引っ越してきた「みつみ」。入学式のあいさつ担当のはずが間違えて急行にのってしまい遅刻寸前のみつみをすくったのはワケありのイケメン。
都会の高校にあらわれた天然むつみ。影のあるイケメン、容姿端麗だけど嫉妬に辟易してきた美女、恋に悩む女子高生、地味な自分に引け目を感じるオタク系少女。そんなバラバラなクラスメイトがみつみを中心にまとまっていく。
「あー、いい漫画読んでるなあ…」と毎回の読後感がとてもよい「スキップとローファー」。もうタイトルからしてさわやかでいいよね。ちなみにこれ一見すると少女漫画っぽいけど青年漫画誌で連載しています。
この作品のよいところは「みんなそれぞれ悩みを持っている」ということですね。思春期特有のコンプレックスやすれ違いが繊細に描かれていますが、それを重くせずによませることができるのがみつみの存在でしょう。
どんどん素直になって仲良くなっていくクラスメートを見ていると口元がゆるみます。文句なしにいい作品。
60. ヒカルの碁 / ほったゆみ、小畑健(完結 / 全23巻)
「神の一手」を追い求める棋士たちの物語
蔵で古い碁盤を見つけた進藤ヒカルが平安時代の天才棋士・藤原佐為に憑りつかれ以後の世界へといざなわれていく。ヒカルの後ろにいる佐為の影を追う数々の棋士たち。そして棋士としての才能に目覚めるヒカル。碁の世界に旋風を起こした作品です。
この作品の凄いところは囲碁がわからなくてもおもしろいというその漫画としての面白さ、そして画力。それにしても主人公の成長を見る漫画ってなんでこんなに面白いんだろうか。スラムダンク同様続きが待たれる漫画であるが続きは出ないだろう。スラムダンクもそうだが主人公が成長する過程が見所であるこの手の漫画は主人公が強くなった後の展開が難しい。それでも僕は続きが見たい。

ちなみにこの作品はシナリオと作画が分かれたマンガでヒットしたことでも有名。この漫画がなければデスノートもなかっただろう。
61. とめはねっ!鈴里高校書道部 / 河合克敏(完結 / 全14巻)
書道から始まるボーイミーツガール!全巻読んだらきっと「文字」で泣く
脅されて書道部に入部した大江縁と、騙されて書道部に入部した望月結希。一風変わった先輩たちに翻弄されて、これでいいのかと思う日々。でも、ダイナミックでデリケートな書の世界は、かなり魅力的で… そして彼らの「書の甲子園」を目指す日々が始まる!!
難しい伏線とか無く非常に楽な気持ちで読める作品です。主人公たちもそもそも素人なので少しずつ書に触れステップアップしていくように読者である我々も書についてどんどん詳しくなっていきます。読み終わるころにはなんとなく「良い書」がわかるようになってきます。不思議。特にラストの持っていきかたがすばらしくてのゆるゆるの涙腺に耐えられるような甘い出来じゃなかったです。
「文字」を見て泣いたことありますか?私はこの作品を初めて読んだとき体験しました。


62. 鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴(完結 / 全23巻)
癖のある絵柄、独特の情景、そして優しさに心惹かれる作品
心優しき少年・炭治郎が家族の敵と鬼にされてしまった娘を救うために鬼殺隊に入隊する。入隊後、一癖も二癖もある仲間たちと鬼を討伐する指令を受けていく。
第1話を読んだ時に「10話で打ち切りだな」なんて思ってすいませんでした。絵が非常に癖があるため読まず嫌いの人も多いかと思いますが、復讐が一つのテーマなのにもかかわらず非常に優しい作品です。和風モダンな世界観、兄妹の絆、スリリングなアクション、そして登場人物の生き様に心打たれること間違いなしの名作です。
2020年にはコミック完結、アニメ大ヒットと多くの実績を残した伝説の作品です。もはや国民的、いや世界中に知られた名作になりましたね。コミックスであらためて全巻読んでみましたが最終戦の総力戦は圧巻。ジャンプで追いかけていましたがイッキ読み推奨です。

63. 空挺ドラゴンズ / 桑原太矩(連載中)
世界一美味しい食べ物はドラゴン!ドラゴンを追って世界中を駆け回る世界グルメ紀行
龍を狩る捕龍船『クィン・ザザ号』は大物を追って世界中を飛び回る。世界一美味しいと言われる龍の肉を目指し、生死の狭間で龍を追う。
ジブリのナウシカやラピュタのような世界観(絵もうまい)、龍の生体、グルメ要素…非常によくできたファンタジー漫画です。その日暮らしで龍を捕らえて喰らう乗組員にロマンを感じないわけがない。
64. もやしもん / 石川雅之(完結 / 全13巻)
かもすぞ!農大を中心に繰り広げる青春「菌」グラフィティ
「菌」を肉眼で見ることができる種麹屋の沢木惣右衛門直保(さわき そうえもん ただやす)。東京の農大に入学した沢木は祖父の紹介で金の権威である樹教授のもとへ。
日常に潜む様々な「菌」と発酵、そして農大に巣くう奇人変人との騒動に沢木は巻き込まれていく。
漫画として面白いだけでなく実学としても有意義だし、「農」や「酒」などをテーマに様々なタブーに切り込んでいく本作。重いテーマでも説教臭くなくわかりやすい。なにより農大の醸し出す独特の雰囲気が読んでいて心地よい。
主人公が「菌」を見るだけでなくて話すこともできるというとんでもない特殊能力を持っているのに、その能力に頼りきりじゃないし何なら主人公あまり目立っていないっていうのもおもしろい。
日常漫画としても学習漫画としても青春漫画としても楽しめるし高校生がこのマンガ読んだら農大に行きたくなると思う。農大でオクトーバーフェス(ビール祭り)を開催するエピソードの空気感が超良いです。
65. 進撃の巨人 / 諫山創(完結 / 全34巻)
その日、人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を。
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいたがある日突然その壁は超大型巨人に駆逐されてしまった。
とにかく巨人が気持ち悪くグロいのが当初のインパクトだった。しかし、中盤以降は対巨人よりもこの世界にまつわる謎が少しずつ明らかになってきておりとにかく続きが気になってしょうがなくなる。
66. ARIA / 天野こずえ(完結 / 完全版全7巻)
未来の「火星」の話なのに古き良き「地球」を懐かしめる美しい作品です
惑星改造により生まれた水の惑星「アクア」。その観光都市ネオ・ヴェネツィアでゴンドラを操りウンディーネと呼ばれる水先案内人を目指す少女の話。
日常&青春漫画っぽいんですけど火星をテラフォーミングした作品なのでSFといえばSFでしょう。注目して欲しいのは絵の美しさと物語に不純物が一切混じっていな清らかさ。心の汚れたおじさんが見てもぐっとくる美しい作品です。アニメも素晴らしい。
67. 東京卍リベンジャーズ / 和久井健(連載中)
不良×タイムリープ?ダメダメフリーターが元カノを救うために東京最強の暴力集団の真相に挑む
人生逃げ続けてダメダメな人生を過ごす花垣タケミチは中学時代の元カノが悪党連合“東京卍會”に殺されたことを知る。ある日、電車事故に巻き込まれそうな瞬間に12年前にタイムリープしてしまったタケミチ。元カノを救うために東京卍會に接触していく。
タイムリープ作品は数あれど、それをヤンキーの世界に持ち込んだのはかなり斬新。単純な不良同士の抗争だけではなく、サスペンス的な要素、タイムリープ→未来が変わるというSF的な要素もあり常にページをめくる手が止まらないおもしろさ。

68. 聖☆おにいさん / 中村光(連載中)
まさに禁断。ブッダとイエスが人間界(立川)でバカンスをする宗教日常ギャグ漫画
ブッダとイエス・キリストが立川のアパートで日々を過ごすという掟破りのギャグ漫画。仏教とキリスト教の奇跡のコラボ。天使や悪魔、マーラなどを巻き込む奇跡だらけのコメディ。
海外では「こんな漫画作れるのは日本しかねーよ」「不敬だ」と賛否両論のギャグ漫画。よく出版社はGOしたなと。ブッダが金に細かいわ、イエスはだらしないわとやりたい放題。
またキリスト教と仏教を作者がかなり勉強しており、数々の伝承を使って全力でボケるというのがほんとニヤニヤします。正月とかに実家のこたつでダラダラ読みたいマンガNo.1。

69. BECK / ハロルド作石(完結 / 全34巻)
フェスでのプレイは鳥肌モノ!圧巻の演奏シーンは必見です
バンド漫画として最も有名な作品は「BECK」で異論はないでしょう。日常に不満を持つ普通の中学生コユキが天才ギタリスト竜介に出会い音楽の世界に踏み込んでいくという作品。BECKのバンド構成はこんな感じ。
- ギター:南竜介…天才ギタリスト
- ギター&ヴォーカル:コユキ…めっちゃいい声を持ってるヴォーカル
- MC:千葉…海外のオーディエンスを堂々と煽れるラッパー
- ベース:平…黒人よりよっぽどファンキーなベース(ペキペキペキペキ)
- ドラム:サク…目が細い。メンバーで一番成長したともいわれる
まあ、よく集まったというようなスーパーバンド。しかし、いろんな妨害にあいまくってなかなか日の目を見ないという不遇のバンドで、ほんともう中盤から終盤にかけてはいい加減にしろやってぐらい日の目を見ない。ただその分チャンスをつかんだ時のカタルシスはすごいので全巻読んでいない人(結構多いと思う)は機会があれば読んでもいいかも。
70. セトウツミ / 此元和津也(完結 / 全8巻)
ずっと見ていたい二人の掛け合い…からのどんでん返しに拍手をおくりたくなる傑作
川辺で毎日1時間半の暇つぶしをする瀬戸と内海。少しあほで能天気な瀬戸と頭の回転が異常に早い内海の放課後トーク。
舞台でいうところの密室劇に近い(密室じゃないけど)。基本的に瀬戸と内海の会話だけで物語が進みます。とにかく軽快にトークが進むのでできのよい漫談を見てるようです。少しずつこの二人のトークにゲストのようにクラスメートや家族が加わりつつも場所は河原で固定。トークだけです。
7巻までならよくできたギャグ漫画なんだけど、最終巻でガラガラっと印象が変わります。一つ一つのギャグも伏線になっておりグワーッって心を持っていかれます。
71. 青のオーケストラ / 阿久井真(連載中)
青春の痛さも美しさもギュッとつまった青春オーケストラ漫画
天才ヴァイオリニストとしてコンクールを総なめしていたが親のスキャンダルに巻き込まれてヴァイオリンを辞めた青野。オーケストラで有名な高校に行きたい少女律子と出会った青野はヴァイオリンを教える中で再び演奏する喜びに目覚める。
まさに「青春音楽漫画」。わけありの少年・少女が自分の問題に向き合い、演奏に向き合い成長していく。オーケストラ全体での演奏シーンは圧巻。また、オーケストラ部のみんないい奴らで応援したくなります。
72. 大長編ドラえもん / 藤子・F・不二雄(完結 / 全24巻)
いつものメンバーが不思議道具をきっかけに大冒険へ旅立つジュブナイル
ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫。この5人が未来、宇宙、地底、海底、過去…様々な舞台で大冒険。いつもは頼りないのび太も大活躍、ジャイアンも心優しい、そして新たな出会いと別れ。
ドラえもんの大長編ほど1巻にきっちり詰め込めている作品って無いんじゃないかな。心が疲れている時に読みたくなります。大長編ドラえもんは見てる方が完全に安心して見れる数少ない作品だと思います。
友情、冒険、そして出会いと別れを盛り込み1巻とは思えない読みごたえを備えた完璧な作品。
73. AKIRA / 大友克洋(完結 / 全6巻)
世界中のクリエイターに多大なる影響を与えた傑作漫画
第3次世界大戦後の復興したネオ東京。健康優良不良少年の愚連隊を束ねる金田、金田にライバル意識を燃やす鉄雄などがハイウェイを暴走してるかな老人のような子供を引きそうになり事故にあい、そのまま行方不明になった鉄雄は超能力に目覚めて別人のようになってしまう。第3次世界大戦のきっかけになったのはアキラと呼ばれる子供の超能力だと知った鉄雄はアキラを目覚めさせに向かう。一方金田も鉄雄を止めるためアキラのもとに向かうのだ…
作品の名前は知っていても実際に読んだことある人は少ないのではないでしょうか?日本のみならず世界中で絶賛されている作品です。とにかく、SFとしての世界観と書き込みがえぐいです。圧倒されます。主人公の金田が無能力者にもかかわらずカリスマ性がすごいです。
74. 亜人 / 桜井 画門(完結 / 全17巻)
絶対に死なない「亜人」対「日本」…恐るべきテロリズム
「亜人」と呼ばれる死なないヒトが発見された世界。自分が亜人であるかどうかは死ぬまでわからない…主人公・永井圭はある日交通事故に会い自身が亜人だと気づいていまう。「亜人」を使って数々の人体実験を繰り広げる国家。そんな国家にある亜人のグループは「死なない」を武器にテロを仕掛けていく…
亜人である佐藤という最強兵士が「死なない」「見えない分身を作れる」という設定で国家を転覆させようとするテロリズムは圧巻です。主人公より亜人・佐藤の破壊の様が目立っています。
「亜人」の特性を活かした戦い方はわれわれの想像を遥かに上回ります。感心するレベルです。
75. コータローまかりとおる!シリーズ / 蛭田達也(休載中)
超巨大マンモス学園を舞台で台風のような男・新堂功太郎が大暴れ
頭髪違反者の功太郎と、風紀委員の麻由美、天光寺は日夜仲良く追いかけっこをしていたがふとしたきっかけで功太郎は学園の裏を取り仕切る「蛇骨会」会長の後継者争いに巻き込まれるという話。
ここから長期連載なので空手編だったりバンド編だったり在日米軍の基地に乗り込んだりとかなりいろんな展開があります。柔道編も面白いんですけどその前の無印のコータローが是非読んで欲しい。59巻とかなり長いですがラストの千葉流との戦いは素晴らしいです。 20巻ぐらいから読みやすくなると思います。
こういう強くてエロい三枚目の主人公好きだなあそういえば。続編の柔道編もおすすめ。

「コータローまかりとおる」は最新シリーズが現在休載中です。
- コータローまかりとおる(全59巻)
- 新・コータローまかりとおる(全27巻)
- コータローまかりとおるL(休載中)
76. ONE OUTS / 甲斐谷忍(完結 / 全20巻)
賭野球で無敗の男がペナントレースをかき回す!
アウト500万1失点-5000万という究極の歩合契約(ONE OUTS契約)でプロ野球選手になった渡久地東亜。弱小球団であるリカオンズを優勝させるために悪魔の頭脳でペナントに挑む。
ライアーゲームの作者だけあって野球漫画なのに頭脳戦にしびれます。悪魔の頭脳、強靭なメンタリティで相手球団も球団オーナーもカモる渡久地東亜。野球のルールを逆手に取った戦略には衝撃を受けること必至。
77. 皇国の守護者 / 佐藤大輔、伊藤悠(完結 / 全5巻)
こんな人が上司だったらいいのにと思える主人公に惹かれる名作
<皇国>に北方より<帝国>が突如来襲した。一介の兵站将校に過ぎぬ新城直衛は惨敗を喫して撤退する味方の時間稼ぎのために<帝国>の進撃を食い止めることを命ぜられる。
原作未読のため原作と比較してどうとかは言えませんが世界観も絵もすごい良かった。皇国は日本を舞台にしています。とくに刺さったのは「人」。主人公の新城の自分を情けない、偽善者だと自己嫌悪しながら決断していくところに胸を打たれる。
78. ランウェイで笑って / 猪ノ谷言葉(完結 / 全22巻)
低身長のモデルとファッションデザイナーを目指す少年が出会って夢が動き出す
子供のころからパレ・コレを目指すも身長が伸びなかった少女・藤戸千雪が貧乏だけどファッションデザイナーを目指すクラスの少年・都村育人に出会う。最初は育人を突き放すもそれぞれの夢に向かって走る二人を描く。
W主人公ものですね。いま一番キラキラしてるお仕事・青春漫画と断定してもいいでしょう。マンガ大賞にもノミネートされた作品です。笑ってはいけないといわれているランウェイで思わず微笑んでしまう千雪や貧乏ながらもデザイナーになるチャンスに死に物狂いでチャレンジしてる育人に感情移入してしまうこと間違いなし。
79. ワンパンマン / ONE、村田雄介(連載中)
伝説のウェブ漫画を圧倒的な画力でフルリメイク
災厄としてモンスターが現れる世界で、趣味でヒーローをやっている男・サイタマ。特訓のせいで毛髪が抜け落ちるも死ぬほど強くなってしまいどんな敵も1撃でKOしてしまう。
もともとはウェブで大人気だった作品。原作を見ればわかるが絵は非常に雑(味があるともいう)なのだがそれをアイシールド21で有名な村田雄介氏が圧倒的な画力でフルリメイクしたもの。迫力と店舗がすごい爽快抜群のバトル漫画。
80. MONSTER / 浦沢 直樹(完結 / 全18巻)
モンスターを殺せるのはモンスターだけ?大量殺人を繰り広げるヨハンを日本人医師はとめることができるのか?
ドイツで働く日本人の天才外科医・天馬はある日ヨハンという美しい少年の命を救う。しかし、ヨハンは多くのシリアス・キラーに崇拝される絶対悪だった。自身の手で救ってしまったヨハンを止めるためにヨハンの過去を探る天馬は多くの悲劇を辿りながらヨハン出生の秘密に近づいていく…
浦沢直樹のサスペンスの才能が開花しまくった作品。序盤から中盤にかけての伏線のばら撒き方は神ががっています。人の怖さ、不気味さを徹底して描いたサスペンス漫画の傑作。
81. 蟲師 / 漆原友紀(完結 / 全10巻)
下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うおぼしきモノ達…それが「蟲」
蟲と呼ばれる生と死の狭間に存在する原生体。ギンコは様々な怪異を引き起こす蟲を調べる「蟲師」。ギンコは日本各地で起こる様々な蟲による事件を求めて旅を続ける…
様々な怪異、伝承などを「蟲」を通して解釈していく和風ファンタジー。美しい世界観とひとつひとつのエピソードを丁寧に丁寧に描いている稀有な作品です。
82. 金の国 水の国 / 岩本ナオ(完結 / 全1巻)
「このマンガがすごい2017」の女性部門1位も納得!暖かい名ファンタジー漫画
隣接する2つの国が諍いをおさめるために神様が出した条件(金の国は一番の美女を水の国の嫁に、水の国は最も賢い男を金の国の婿に)を提示。結局この約束は守られなかったけど、かわいに心優しい男女が問題だらけの2つの国を救うファンタジー。
少女漫画はあまり読まないんですけど(恋愛、ラブコメは少し苦手で汗)この作品は恋愛描写少なそうと手に取りました。とにかく描写が丁寧だし物語もしっかりしてるので少女漫画、女性漫画苦手な男性にもおすすめ。1巻完結。

83. 喧嘩商売 / 木多康昭(シリーズ連載中)
最強の格闘技は何か?の答えを探求するなんでもあり異種格闘技戦
あの「幕張」でお下劣下ネタを連載していた木多康彦の描く血みどろ格闘漫画。要所要所に往年のノリを感じさせる。
喧嘩最強の高校生・十兵衛の格闘技・喧嘩を軸に物語が進む。主人公は十兵衛ではあるが登場人物それぞれのエピソードもふんだんに盛り込まれるし、試合もほぼノーカットのためそれぞれが主役と言っても良いかもしれない。単純な力比べではなく、優位に試合を進めるために様々な謀略を張り巡らせるのも特徴。
刃牙の最大トーナメントとかケンガンアシュラが好きなら絶対見て欲しい。むしろそれらよりグロくエゲツない。故に熱い格闘漫画である。目つき、金的、はたまた毒、暗器とこれでもかというほどなんでもあり。個人的には今一番続きが読みたい格闘漫画。
84. 波よ聞いてくれ / 沙村広明(連載中)
ラジオ漫画の傑作。勢いと巧みなセリフ回しにニヤニヤがとまらない
北海道のローカルラジオのDJにひょんなことから巻き込まれてしまった主人公がラジオの世界でのし上がる?かもしれないとにかく勢いのよいコメディ。
「無限の住人」や「ハルシオンランチ」で知られる沙村広明先生の悪ふざけの部分をずーーーっと見ていられるギャグ漫画なんだけど、現代日本が舞台なのでちゃんと地に足がついている。ある意味大衆ウケする作品だと思う。ダラダラ読んでいるのが非常に気持ちがいい。
85. 神様のバレー / 西崎泰正、渡辺ツルヤ(連載中)
悪魔の頭脳を持つ天才アナリストが相手を手玉に取りまくる
こういう邪道のバレーボール漫画を待っていました。野球漫画でいうところの『ONE OUTS』、サッカー漫画でいえば『フットボールネーション』のような作品。悪魔の頭脳を持つ天才アナリストによる罠という罠。伏線だらけのバレーボール漫画を読みたいなら『神様のバレー』がおすすめです。
そもそもバレーはかなりアナリストが主役になっているのでこの手の作品が出るのも少し遅いぐらいといってもよいでしょう。根性、才能とは別の切り口でバレー漫画を読みたい人におすすめ。

86. 寄生獣 / 岩明均(完結 / 全10巻)
シンイチ……『悪魔』というのを本で調べたが……いちばんそれに近い生物は やはり人間だと思うぞ……
地球に突如現れた寄生生物。宿主の頭を乗っ取り、その宿主の種族同士で共食いをするパラサイト。脳ではなく右腕を寄生されてしまった新一は右手に寄生した生物・ミギーと奇妙な共同生活を始める。
人と寄生獣の間で揺れ動く主人公、主人公への寄生に失敗し右手を乗っ取ったパラサイト。種族の違う主人公とパラサイトの奇妙な共同生活からパラサイトとの戦い、人とパラサイトの間での葛藤などが見所。グロ描写あるのでそこだけは注意。

87. はじめの一歩 / 森川ジョージ(連載中)
ダイナマイトパンチを持つ元いじめられっ子が強さを求めてボクシングにのめりこむ
いじめられっ子の一歩がプロボクサーと出会ってボクシングを始め成長していく。数々の競合を撃破し続け気づけば100巻を超えた長期連載になっています。
一歩の試合だけでなく鴨川ジムのチームメイトの試合が結構燃えます。特に一歩の兄貴分の鷹村の世界戦はどれも泣ける。特にブライアン・ホーク戦は毎週友達と「今週の一歩見た?」と確認しあうほどでした。個人的なベストバウトは木村-真柴戦。ちなみにギャグ回はそこら辺のギャグ漫画より面白い。
しかし100巻を超えて読者の期待通りになかなか進まず昔からの読者がかなりやきもきしてるのが今。どうこの作品を終わらせていくのかにも注目です。
88. 転生したらスライムだった件 / 川上泰樹、伏瀬、みっつばー(連載中)
スライムに転生したサラリーマンが異世界無双!国造りチート冒険譚
通り魔に刺されて死んだ主人公が転生の過程で様々な無双スキルを得てスライムに。食べたものの能力を得ていくスキルを持ったスライムは伝説の暴風竜と出会い、その力を受け継ぎ更なる無双状態に…。
今でこそ珍しくないかもしれませんが異世界転生ものはそのままの姿、もしくは人型で転生することがほとんどの中で最弱のモンスタースライムに転生し無双するという設定が受けた作品。そしてこの「転スラ」がおもしろいのは単に夢想するだけでなく「国」を造っていくところと仲間たちのキャラが立っていることでしょう。
主人公にスポットが当たりやすい異世界転生もので「国」「仲間である魔物たち」そして個性バラバラな「魔王たち」と盛り上げるポイントが豊富でかなりおもしろいです。
89. それでも町は廻っている / 石黒正数(完結 / 全16巻)
ギャグ、日常、人情、美少女、SF…が奇跡的なバランスで成り立ってる作品です
普通の町のおかしなメイド喫茶を舞台に繰り広げられる日常ドラマが「それでも町は廻っている」。日常漫画の中でも最高峰の作品だし、達観したようなメッセージ性があるように見えることも…。主人公の歩鳥は推理小説大好きな女の子でムードメーカー。歩鳥を中心に個性豊かな登場人物がバンバン出てきます。
日常、SF、萌え、ミステリー、ギャグすべてをぶち込んでさっぱり似こんだような作品でずっと読んでいられる。時系列がバラバラなので途中混乱することもありますが、それもあえて狙ってるとわかるので感動します。良い日常漫画はその日常が終わりに近づくときに強烈なノスタルジー感を出してくると僕は思ってるんですが、それ町のノスタルジー感は強烈。
90. クローズ / 高橋ヒロシ(完結 / 全26巻)
最強ではなく最高!男たちのかっこよさに惚れる作品
生徒のほとんどがヤンキーという鈴蘭高校に転入してきた坊屋春道。降りかかる火の粉を払ううちにより多くの抗争に巻き込まれていく…というような作品。
クローズがこれまでのヤンキー漫画と違って画期的なのは「世代交代」の描き方のうまさです。99%のヤンキー漫画は主人公とその仲間たちの卒業までを描くような作品ですよね。クローズはそこにしっかりと次の世代の成長を見せてくれるわけです。生意気だった新入生が3年になった時には迫力満点の顔役になってるわけですよ。リアルだと当たり前なんですけど漫画で世代交代をここまでかけてるのは本当にすごい。
91. ブラック・ラグーン / 広江礼威(連載中)
イカしたセリフ回しとド迫力のアクションシーンは海外映画を見ているよう
商社の社員でもある岡島禄郎は東南アジアで海賊の人質になってしまう。岡島の命より組織の秘密を守ることを決めた大企業。岡島禄郎(通称:ロック)は自身の命を守るために「ブラック・ラグーン」の一員になることを決める。
ごく普通の日常から裏社会に突入したロックとブラック・ラグーンは次々と事件に撒きこまれていきます。
大迫力の銃撃戦、カーチェイス、そして海外ドラマのようなセリフ回しが癖になる作品。トゥーハンドの異名を持つレビィのセクシーながらもかっちょいいアクションシーンは爽快感抜群。ひとつひとつのエピソードが映画のような出来です。
92. トライガン / 内藤泰弘(完結 / 2巻+続編14巻)
600億の賞金首が巻き起こす超絶ガンアクション
災害認定され600億$の賞金首として手配された伝説のガンマン、ヴァッシュ・ザ・スタンピードとそれを追う賞金稼ぎや悪党諸々を巻き込んだSF大作。
序盤はハートフルな感じもするけど後半は全然ちがう。不殺を貫く主人公は多々いますがヴァッシュは意地のような、信念のようなものがにじみ出ておりかなり納得できます。布薩系主人公の中で一番好きかもしれない(ござるの人にも見習ってほしい笑)。
最初は絵がよくわからなくて「過大評価されてるかも?」って思ってたけど中盤から後半にかけての盛り上がりはとにかくヤバイ。相棒のウルフウッドがかっこ良すぎて……これ以上言えない。
93. からかい上手の高木さん / 山本崇一朗(連載中)
この「からかい」はクセになる。万人受けするラブコメディー
隣の席でからかってくる美少女・高木さん。主人公の西村はなんとか高木さんをからかって恥ずかしい思いをさせようと試みるもいつも高木さんに一歩上をいかれてしまう…
主人公が美女にからかわれてキュンキュンする漫画なんですけどキュンキュンぐあいが半端ない。私恋愛漫画とか苦手なんですけどこれはイケる。ニヤニヤしながら漫画を読みた人におすすめ。
94. この世界の片隅に / こうの史代(完結 / 全3巻)
戦争時にすぐそばにあった「日常」を淡々と描く名作
広島・海軍の街である呉に嫁いだ主人公・すず。なんども空襲に襲われる街で一家の食卓を工夫するすず。そして、昭和20年の夏がやってくる…
戦争、原爆を描くとどうしても悲惨になりがちですが、ただ悲惨なだけでなくてどんな状況でも生きていく人の強さや温かさ、そしてユーモアも同時に淡々と描かれています。苦しい生活の中で前向きに生きようとする人々の強さに逆に勇気と元気をもらえる作品です。
95. アイシールド21 / 稲垣理一郎、村田雄介(完結 / 全35巻)
圧倒的ド迫力で描かれるアメリカンフットボールの世界
性格も体格も貧弱な小早川セナだがパシリで鍛えられた足は高校アメフト界最速。その走力に目を付けたヒル魔はセナの正体をアイシールドで隠し、ノートルダム大帰りのスーパースター「アイシールド21」とハッタリをかませ選手として登録する。セナの加入した泥門デビルバッツは全国大会決勝でもあるクリスマスボウルを目指してトーナメントに出場する…
後にも先にも唯一のアメフト漫画か。これからアメフト漫画を書く人はずっとこの漫画と比較され続けるだろう。俊足の臆病者、頭脳明晰の凡人、キックだけなどいびつなメンバーの寄せ集めが強敵たちと戦う。
細かいルールはわかんないけど燃える!スポーツマンガ全てでも上位に入る作品。
96. 行け!稲中卓球部 / 古谷実(完結 / 全13巻)
最高に下品で最後まで笑える
弱小の稲豊中学卓球部に所属する個性的なメンバーのやり取りを描く青春ギャグ漫画。巨根、ワキガ、スケベ、変態、オタク、イケメンだけどチン子が小さい…などなど。卓球はほぼしません。
いまだに稲中を超えるギャグ漫画に出会っていない。シュール、下ネタ、王道すべてを盛り込んだギャグ漫画。腹抱えて笑ってしまいす。人前で読めないギャグ漫画というものが世の中にはあるのです。
97. 四月は君の嘘 / 新川直司(完結 / 全11巻)
尾田栄一郎も絶賛した号泣マンガ!「四月は君の噓」を読んで泣かないやついるのか?
母親のスパルタによりコンクールを総ナメする天才ピアニスト有馬公生は母の死をきっかけにピアノの音が聞こえなくなる。そんな彼を無理やり演奏の舞台に引き上げた異色のヴァイオリニストかをり。かをりに惹かれながら公生は少しずつ音楽に向き合っていく再生の物語。
この作品は音楽漫画で恋愛漫画で青春漫画で熱血漫画でそして悲しい作品。演奏シーンも素晴らしいし、公生とかをりの話も涙腺をガシガシ揺さぶってくる。そして最後にわかるタイトルの意味…まちがいなく名作です。ともかくティッシュ持って来い!
98. サンクチュアリ / 池上遼一、史村翔(完結 / 全12巻)
こういう政治家に未来を託したい…真っすぐな男たちの政!
腐った日本を立て直すべく二人の男が表(政治)と裏(極道)の世界をのし上がっていく。日本を変えるために熱く生きる男たちの姿を見ることができます。
選挙の時期になるたびに読みたくなるマンガNo.1。このマンガ読んで選挙行かないやつっているの?「さっさと早く選挙に行かんかー」 と絶叫するシーンはあまりにも有名。
99. ジョジョの奇妙な冒険 / 荒木飛呂彦(シリーズ連載中)
能力バトルの原点!スタンドが出た3部はまれに見る傑作。
ジョナサン・ジョースターの子孫である空条丈太郎は不思議なスタンドとよばれる能力に目覚める。その力の発現に祖父ジョセフ・ジョースターは100年前にジョナサンの肉体を奪ったDIOとの因縁を感じ、エジプトまでDIOを倒す旅に出る。
ジョジョをスターダムに押し上げたのは間違いなく第3部。スタンドという能力バトルの土台を作り、その後漫画界への影響も計り知れない。これまでのパワー中心のバトルの世界から、相性や戦略などが重視される能力バトルの世界へのシフトがこの作品を機に一気に見られるようになった。
日本からエジプトへのロードムービーとして読んでも面白い。定期的に読み返したくなるのが第3部。

8部のジョジョリオンも遂に完結。9部はまだ始まっておりません。 部ごとに主人公が変わる形式でそれぞれの部で一つの作品といっていいほど巻数があるので注意。
- 第1部『ファントムブラッド』:ジョナサン・ジョースター
- 第2部『戦闘潮流』:ジョセフ・ジョースター
- 第3部『スターダストクルセイダース』:空条丈太郎
- 第4部『ダイヤモンドは砕けない』:東方仗助(アニメ感想)
- 第5部『黄金の風』:ジョルノ・ジョバーナー(アニメ感想)
- 第6部『ストーンオーシャン』:空条徐倫
- 第7部『スティール・ボール・ラン』:ジョニー・ジョースター
- 第8部『ジョジョリオン』:東方定助
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あとがき:おすすめ漫画99選
おもしろい漫画はめちゃくちゃ多いのですがあえて99作品に絞ってみました。あえて99に絞ったのは+1の作品を教えていただきたいからです。良ければここに上がっていない作品でおすすめを教えてください。是非読んでみたいと思います。
また今回選んだ作品は私が今後触れる作品次第でどんどん入れ替えていこうと思っています。是非またチェックしてみてください。
ハイキュー!!の欄でたぶん「コンビ」を組む。だとおもうんですが「昆布」を組む。になってますよ。
鋼の錬金術師の欄で「全25巻」という
表記になっているのですが、
ハガレンは全27巻です。
ハンターハンターがな、い、だと・・・
とがしってひといましたっけ?
クレイモアをぜひ
ハロルド作石の「Rin 」は絶対読んだほうがいい!
ダイ大の説明がドラゴンクエストじゃなくてドラゴンボールになってまっせ
知名度高いのを並べただけじゃん。
これから間違いなく人気出る。
「灼熱カバディ」を入れた方が良い。
灼熱カバディも面白いですねー。有名な作品多めなのはお許しを
アイシールド21が入ってない
ダウト
名作並べてドヤるなよ
アイシールドはスポーツ漫画の記事に書いてます!是非そちらを
ほとんど持っていて、お気に入り漫画ばかりです。
ひなまつり、それでも町は廻ってる、ヴィンランドサガなども個人的にオススメです。
コメントありがとうございます!おすすめいただいてるものも当然好きです(書ききれてないだけ笑)
どんどんおすすめ漫画は追加していくのでまたお越しください
分かってらっしゃる!
今から漫画喫茶に行ってきます。
銀狼ブラッドボーンも面白いですよね笑
NANAをとネウロ入れてほしいです!
ハイキュー!!の作者、春一なのに晴一になってますよ。。。
ちょっと気になってたカムイ伝。
DMMで安くレンタル出来るようなので、借りてみようかな
のだめのレビューであれ、と思いましたが
「半ば」は「なかば」と読むんですよ
魔王が入っていたことに感動。
作品追加たのしみにしていました!
お問い合わせフォームが期限切れのようです…。復活のご検討をお願いできますとうれしいです!
年齢もちかいのか好みも似ていたので絵的に読まず嫌いしていた作品も読んでみようかと思います。
因みに自分の一歩ベストバウトはホワイトファングvsスマッシュです。
なん作品かこちらで見つけて読みました。
綺麗にまとまってて大変苦労したのではないかと感心しております。
また参考にさせてもらいます(^-^)v
背すじをピンと!とみどりのマキバオーもとても楽しいのでぜり
レベルEが入っていて嬉しい。 ダイヤのAを推します。
はじめの一歩入れるとか他の漫画に失礼w
記事の時期には始まってなかったかもしれないから仕方がないけどボクシング漫画ならリクドウ推すわ
アイシールドは途中までは良かったがご都合展開のオンパレードになってからはクソオブクソ漫画だったからおすすめされると微妙な感じだな
ドラゴンボールじゃなくてドラゴンクエストを元にしてるんですよ
ハガレンの説明もっとあるだろ!
[…] 絶対に面白いおすすめ漫画!今人気の話題作から殿堂入りの名作まで厳選紹介 – 心に火を、指先にペンを […]
[…] ちなみに、「絶対に面白いおすすめ漫画!今人気の話題作から殿堂入りの名作まで厳選紹介」というタイトルでこれも文字が多くて伸びる理由も納得ですね […]
イムリを推します
[…] いおすすめ漫画99選!話題の新作から殿堂入りの名作まで厳選紹介 https://www.kokoro-fire.com/entry/osusume-manga/ […]
・バタフライストレージ
・堕天作戦
ピンポン以外読んだことあります。ひとつだけここに入れるとしたら個人的には7SEEDSですかね。
恋愛ものがほぼなかったので、同じ作者を一作品に絞って入れた方が良いかと。
オススメ漫画いい奴ばっかりでありがたいです!
カペタ面白いです!
静かなるドン はいいですよ!
ダンスダンスダンスール
すごいボリュームで参考になりました^^。また来ます!
おすすめです。
森栗丸「あじさいの唄」
杉浦日向子「百夜物語」
佐々木倫子「月館の殺人」
不滅のあなたへ
『シャカリキ』『エンジェルボイス』おすすめです。
すごく参考になるリストでした!
僕は乱と灰色いの世界を推します!
面白いマンガ
・るろうに剣心(ししお編)
・クレイモア
・皆川亮二作品
・かわぐちかいじ作品
・福本伸行作品(カイジ途中まで)
・荒川アンダーザブリッジ
・あだち充作品(他の)
辺りが乗ってないのはちょっと信じられんかも。
全ての作品読んでないだろうから仕方ないかもけど。
基本的に納得行く作品多かったし。
浅田のマンガも入ってないし
藤沢とおるもないわ
大抵最近のやつだね。
自分的にはバイオレンスジャックが入っていない事が不満。
作者の作品のキャラがオールスター出演だからそれぞれキャラがしっかりしていてなおかつ世界観も非常に良かった。キャラの強さにしても他のマンガのようにどんどん強くなっていくパワーインフレがないのも好印象。あんまり話題には上がらないが面白かった。
99に絞るのが如何に難しいかよくわかりますね。いくつかまだ読んでいないのがあったので参考にします。
個人的には「コータローまかりとおる!」(柔道編も良いけど無印版も)がオススメですね。「銀と金」「天」「アカギ」「カイジ」などの福本作品からも1作入っていて欲しいかなと感じました。
最近読み直してやはり面白かったのはめぞん一刻でした。
今となっては時代背景や価値観が合わない所もあるでしょうが、屈指のラブコメ作品ではないでしょうか。
金色のガッシュ!を推薦します。
ランキング形式にしないところが漫画好きだと分からせてくれる。
ここにないおすすめがあります。
追加されてたら嬉しいです。
・「少女終末旅行」6巻で連載終了してます。日常系(と言われてる)で、文明崩壊前を簡単な哲学的な考察をしながら、ただあてもなくただ上を目指して移動し続けるマンガです。面白かったり、グッとくるような描写が多かったりします。特に絵に描かれた背景の世界観のスケールに圧倒されます。あと、最後が衝撃的です。
・「DrStone」ジャンプから連載中で、7巻までアニメ化されて2期も予告されてます。内容は地球にいた人が全員謎の石化現象で固って、奇跡的に復活した千空と大樹で石化復活液を作り出すところから始まります。その後人が増えつつトラブルも起こりつつ、科学の力で文明を取り戻していく話です。途中途中で出てくる仲間との描写とか親子の絆の回想で感動します。ちなみにネタバレになりますが、主人公の千空が宇宙好きで、最新の話だと宇宙を目指しています。なので宇宙兄弟、彼方のアストラが好きな人とかにおすすめです。
・「夜ヲ東ニ」まだ連載されたばかりで、ジャンプのアプリ(どのアプリだったかは忘れました)で見れます。上の少女終末旅行、メイドインアビスとかが好きな人にはおすすめです。内容としては、終末後の世界で太陽の光が無く、真っ暗!という世界観です。そんな世界で過去のテクノロジーで作られた遺物を使ったり、色んな証言から光を求めて冒険する話です。まだ始まったばかりで説明も難しいのでとりあえず、「これからに期待!」って感じの作品です。
・「ソマリと森の神様」連載中でつい最近アニメ化もされてました。人間(ソマリ)とゴーレムの親子(本当の親子ではないですが。)が旅をする話です。親子の描写にほんわかしたり、感動したりします。
ひょうげもの、諸星先生、望月先生の作品は入れて欲しい
[…] 5万文字:絶対に面白いおすすめ漫画!今人気の話題作から殿堂入りの名作まで厳選紹介 […]
いままで様々な野球マンガを読んで来ましたが、ヤンジャン連載の『BUNGO 』はいま連載中の野球マンガで別格に面白い majorのように子供時代から始まって 現在は中学のクラブチーム野球という珍しさも良い
更新して漫画を入れ替えるのは良いですかその入れ替えた漫画のタイトルとか何処かに記録出来ないですかね
入れ替えた漫画を何処かのページで記録する事してる事は可能でしょうか、よろしくお願いいたします。
北斗の拳
めぞん一刻
幽遊白書
この辺りは最高に好きな漫画です。
[…] ➀50000文字以上の記事 絶対に面白いおすすめ漫画99選!話題の新作から殿堂入りの名作まで厳選紹介 […]
[…] […]
・めぞん一刻
・からくりサーカス
上記2点は入れてほしいです。
後、万人受けしないのはわかってますが
・BB
押します。壮大なボクシングマンガで主人公が不幸すぎて泣けます。
クレイモア
カイジ
賭ケグルイ メインとクオリティが変わらない双・妄とセットで
ノラガミ
イノサン
センゴク権兵衛
軍鶏
のだめは入ってたのになくなったのかな?
漫画よりアニメの方がお勧めではあるけど
かぐや様もいいけど同じようにアニメの仕上がりが良すぎる