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時間のない人向けにこの記事のダイジェストをショート動画で紹介中。時間ある人はブログも読んでね。
最近スポーツ漫画にはまっています。もうね、30超えると青春は眩しいわ、涙腺は弱いわでスポーツ漫画なんか読むとボロボロ泣いてしまいます。
ということでおすすめのスポーツ漫画を競技別に紹介します。すべてを上げていたらキリがないので作品数が多い競技は個別に関連記事をまとめています。もっと他の読みたい…という人はそちらもチェックしてみてください。
漫画を無料で読むにはマンガアプリがおすすめです。以下記事でおすすめマンガアプリを紹介しているのでチェックしてみてください。
おすすめ野球漫画5選
スポーツ漫画の中でもダントツで作品数が多いのは野球です。筋書きのないドラマ、タイムアップのない試合のおもしろさが楽しめるのが特徴。
また、高校野球だけでなくプロ野球を舞台にしたもの、監督やドラフトをメインにしたものなど作品の幅が広いです。
個人的にメジャーを本格的に描く作品がこれから出てきてほしいですね。
1. H2 / あだち 充(完結 / 全34巻)
投と打!二人のヒーローが甲子園で火花を散らす青春野球漫画
豪快なフォームで脅威のピッチングをする国見比呂。1年生にして名門の4番に座る怪物・橘英雄。二人は親友でありライバル。投と打。二人の怪物の対決とそれぞれの恋を甘酸っぱく描くあだち充節全開の作品です。
あだち作品は甲子園がゴールになることが多い中、H2は甲子園が本番。珍しいです。
野球漫画にありがちなメンバー集めは当然ワクワクするし、お調子者の木根の甲子園のピッチングは泣けます。そして、主人公・比呂とライバル・英雄の親友関係は他のあだち作品よりかなり丁寧に描写されてるので本当に面白いです。ただ、ラストの試合だけはタッチのほうが盛り上がってるかな。
「タッチ」「H2」など甲子園の時期に読みたいあだち充のおすすめ漫画2. ONE OUTS / 甲斐谷忍(完結 / 全20巻)
賭野球で無敗の男がペナントレースをかき回す!
アウト500万1失点-5000万という究極の歩合契約(ONE OUTS契約)でプロ野球選手になった渡久地東亜。弱小球団であるリカオンズを優勝させるために悪魔の頭脳でペナントに挑む。
ライアーゲームの作者だけあって野球漫画なのに頭脳戦にしびれます。悪魔の頭脳、強靭なメンタリティで相手球団も球団オーナーもカモる渡久地東亜。
野球のルールを逆手に取った戦略には衝撃を受けること必至。
大人向けの面白いおすすめ青年漫画!2024年連載中の作品から完結済みの名作まで厳選3. ダイヤモンドの功罪 / 平井大橋(連載中)
ダイヤモンドの才能に周りが壊れていく不気味な雰囲気漂う新感覚スポーツ漫画
主人公の綾瀬川次郎は恵まれた体格に加えとてつもない運動の才能を持つ少年。どんなスポーツをしても全員をごぼう抜きしてしまう次郎は、周りの嫉妬により次々とスポーツを辞めてしまう。ある日、「楽しむ」をモットーにする野球少年団に入り友達もできた次郎だったが、才能に魅せられた監督により全日本ユースの推薦に受かってしまう。
無自覚な大谷翔平ともいうべきか…。あまりにも才能に恵まれているため、同年代には疎まれ、大人は才能に酔いしれる。本気出すと周りに嫌われるから手を抜こうとして本気で野球をしている奴らと衝突するというハラハラドキドキが止まらないスポーツ漫画です。
友情も努力もすべてただ才能で蹂躙していく主人公にスポーツ漫画ではなくサイコホラーを見ている気分させてくれる新時代の傑作です。
今読みたい連載中のおすすめ新作漫画2024!マンガ大賞の選考基準で厳選しました4. BUNGO―ブンゴ― / 二宮裕次(連載中)
育成年代特有の「才能の爆発的進化」を描く!シニアのエリートたちの熱い戦いが読める野球漫画
幼いころに買ってもらった野球ボールで来る日も来る日も狂ったように壁当てを続けていた少年ブンゴ。中学入学前に出会った世代最高のスラッガーを追いかけて強豪チームへ入団したブンゴは甲子園常連校への進学を目指すチームメイトにもまれエースを目指し日々進化をし続ける。
年齢的には中学生なのですがどこをどうみても中学生に見えないのはご愛敬。甲子園に行くためには全国の強豪に有望株としてスカウトされるのが近道…ということでシニアの野球エリートたちのプライドをかけた戦いを見ることができます。
日々のトレーニング、熱い試合、大人たちの思惑などこの世代ならではのストーリーが楽しめる傑作です。
5. バトルスタディーズ / なきぼくろ(連載中)
野球の超名門高校・PL学園の本質に迫るド迫力野球漫画
甲子園常連の超名門高校・DL学園。ジュニアの日本代表にもなった狩野笑太郎はDL学園に入学。死ぬほど厳しい上下関係、ハードな練習、シゴキの中でDL学園の先輩たちと甲子園を目指す。
元PL学園の選手であり甲子園にも出場したことのある作者が描くリアル高校野球。野球漫画としても面白いけど、このPL学園をモデルにしたDL学園での細かすぎる生活やルールがたまらない。こんな細かすぎる情報いらんやろってぐらい細かい情報をほうりこんでくる。
おすすめサッカー漫画5選
ワールドカップの前後に必ず読みたくなるのがサッカー漫画。世界一人気のスポーツのためまだまだサッカー後進国の日本でも名作が多い。
特に今連載中の作品はこれまでのサッカー漫画と一線を画しており非常に理論だっていてかなりおもしろいです。
1. BE BLUES!~青になれ~ / 田中モトユキ(完結 / 全49巻)
「決める時に決めるぜ」天才サッカー少年の栄光と挫折、そして挑戦の物語
2018年イチオシのサッカー漫画の一つがこの作品。主人公一条龍はフットボールの神様に愛されており、小学校の時点で誰もが未来を夢見るような存在の選手。そんな伝説的な選手の栄光からの大きな挫折。
そして、そこからの挑戦。この挫折の部分はほんと見ていて辛いんだけど、そこからひとつずつ乗り越えていく一条が本当にかっこいんです。野球マンガでいうとMAJORのようにどんどん困難にぶつかる。けど乗り越えて強くなる。サッカー漫画としても専門的なことを丁寧に書いてくれてるし見どころめっちゃあります。おすすめだし泣けます。
ちなみにこの作者は「最強!都立あおい坂高校野球部」という野球漫画や「リベロ革命」というバレー漫画を書いてるんですけどほんとうに「青春」スポーツ漫画を書くのがうまい。バレー、野球、サッカーをこれだけ書ける人っていないんじゃないかなと思います。
サンデー歴30年が選ぶおすすめの少年サンデー漫画ランキング!2024年連載中の作品から歴代の代表作まで厳選紹介2. アオアシ / 小林有吾(連載中)
Jユースという育成年代で爆発的に成長する若き才能たちの戦い
技術は稚拙だが抜群の視野を持つアシトがJリーグのユースでもある東京シティ・エスペリオンに入団しプロサッカー選手を目指す物語。単純なサッカー漫画ではなくそれぞれのポジショニングや選手同士の考え方など知れておもしろい。
選手同士の考え方がシンクロして局面を打開する瞬間は快感すらある。
僕が学生だった頃との大きな違いは最近のサッカー漫画は「高校サッカー」だけでなく「ユース」をかくことが増えてきていることでしょう。実際のサッカーも上手い選手は高校サッカー部じゃなくてユースに所属するようになってきてますしね。
ユースってどういう育成をやっているのか?そこに来る子たちはどういう子達でどういう葛藤をしているのか?そういう普段見えない部分が垣間見えて面白いです。
3. GIANT KILLING / ツジトモ、綱本将也(連載中)
型破りな監督がJを舞台にジャイアントキリングを巻き起こす
今更おすすめとして紹介するのも憚られる作品ですが面白いものは面白い。気がつけば40巻近くでてるのね。1シーズンも終わっていないけど。
現役時代から得意なことが「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」な監督が主人公という作品で、サッカーの魅力をあますことなく伝えてくれます。これを見ると地元にJリー グのチーム出来ないかなあっていつも思う。
じつは日本のサッカー漫画でプロを題材にしたものは結構少ない。無いことはないんだけど。クラブチームのあり方、サポーターとの関係とか普段テレビでしかサッカー見ない人にもわかるように丁寧に書いてくれてて非常に興味をそそられます。
4. フットボールネーション / 大武ユキ(連載中)
目指すべき日本サッカーの未来。フットボールを科学的にとらえる傑作。
科学的にサッカーをとらえたアマチュアチームがプロ を手玉に取り天皇杯を駆け上がっていくのが爽快であり、なにより日本サッカーにこういう進化が起こって欲しいと夢を見させてくれる。サッカー以外のエピソードは少しうざいけど…
うんちくフットボール漫画と揶揄されることもあるけど、サッカーを科学的に捉えるアプローチがめちゃくちゃ面白い。フットボールネーションを読んだ人は「もも裏歩き」を意識し始めること間違いなし。日本サッカーの未来はこの漫画にあり。
5. DAYS / 安田剛士(完結 / 全42巻)
走ることしかできない下手くそが強豪サッカーチームに化学反応をもたらす
何をしてもどんくさい少年・つくしが天才サッカープレーヤーの風間と友達になり名門サッカー部に入部する。チームは全国を狙う名門で主人公は何のとりえもないど素人。ただし、この主人公とにかく走ります。
走ることしかできない。けど誰よりも走るの姿勢にチームメイトが感化されどんどん強くなります。試合も熱い展開が多く面白い。
また、いちいち泣けるエピソードをぶっこんでくるので涙腺弱い人は注意です。泣けるし、熱いサッカー漫画が「DAYS」なんです。
週刊少年マガジンのおすすめ漫画ランキング2024!狙いすましたヒット作を読むならマガジンがおすすめおすすめバスケットボール漫画5選
日本一売れたスポーツ漫画はサッカーでも野球でもなくバスケの「スラムダンク」。元々競技人口も多く近年はプロ化なども後押しされるスポーツ。
今後スラムダンクを超えるバスケ漫画はでてくるのか!?
1. SLAM DUNK / 井上雄彦(完結 / 全31巻)
スポーツ漫画の最高峰!1億冊売れたバスケ漫画の金字塔
バスケットボールマンガを語るうえでスラムランクを外すことはできません。僕自身死ぬほど読んできた作品で熱い想いを1万字ぐらいで書いたこともあります。
スラムダンクは主人公でありバスケ初心者の桜木花道が好きな女の子・赤木晴子の気をひくためにバスケをはじめるという典型的なスポーツ漫画です。特に凝った設定があるわけではなく、弱小高校が全国レベルの強豪と渡り合っていくというのもよくある展開と言ってもいいでしょう。にも関わらずここまで多くの人に愛されているのはまさに圧倒的な王道を行く作品だからでしょう。
序盤はともかく中盤以降の圧倒的な画力、魅力的で愛されるキャラクター達、手に汗握り感動させる試合展開。
どれもが最高なんです。全国最強の山王高校との試合は全スポーツ漫画の中でもNo.1なのではないかという試合で、我々バスケ部は試合の前やきつい練習の前に28巻と31巻を読み込んでたりしていました。
元バスケ部の僕がスラムダンクの全試合を語り尽くし「嗚呼、スラムダンク最高…」と懐古してみる記事2. DEAR BOYS / 八神ひろき(シリーズ連載中)
スラムダンクと双璧をなすバスケットボール漫画
シリーズ累計78巻。25年連載とバスケ漫画で最も長期間連載し4000万部以上売れた大ヒット作。バスクを始めたばかりのころに手に取り、当時は都合よく4人の高校にIH優勝校のキャプテン(しかもなぜか2年生なのにキャプテン)が転校してくるという本当に昔の漫画っぽい展開に違和感を全く覚えず「スラムダンクより面白いバスケ漫画を見つけた」とテンション上がったものでした。
DEAR BOYSの主人公哀川は175センチでダンクするという背の低い日本人にとって本当に夢のある主人公でした。前半は哀川の個人技+藤原とのコンビネーション主体のゲーム展開でした。
しかし、DEAR BOYSはACT2以降確変したと思います。技の派手さを見せることが多いバスケ漫画の中で唯一といってもいいほど戦術を深く掘り下げる作品になっていくんです。ディフェンスのシステム、ルール変更…などなど。かなり見ごたえのある作品になっていきます。ちなみに私が個人的に好きなのは三浦という第1部では女体として描かれるもACT2以降は凶悪な3Pシューターとして全国を震え上がらせるキャラです。
読み応えのあるバスケ漫画を探してるのなら「DEAR BOYS」で間違いない。
DEAR BOYSはシリーズが多いので注意。ACT3+OVER TIMEで一度完結しましたが、1学年下のライバル高校を主人公にしてACT4として連載再開しました。
- DEAR BOYS(第1部):出会いから三年への進級まで
- DEAR BOYS THE EARLY DAYS:中学時代(いわば第0部)
- DEAR BOYS ACT II:インターハイ予選からインターハイ本戦
- DEAR BOYS ACT3:インターハイ準決勝、決勝
- DEAR BOYS OVER TIME:後日談、他校のエピソードなど
- DEAR BOYS ACT4:湘南台相模をメインに続編を再開
3. あひるの空 / 日向武史(連載中)
150cmの3ポイントシューター!ポストスラムダンクの最有力作品
150cmしかない3Pシューターと不良だらけのチームのバスケ漫画。エルボーパス(アイバーソンがやっていた)をマンガで出したのはこれが初かな?ただ、こんなに主人公の高校が負けるマンガってなかなか無いだろっていうぐらい負けます。
個人的にはポエミーな描写と恋愛描写多すぎるな…とか、ライバル多すぎるんじゃないかとか思ってたりもしかすがなんやかんや50巻以上連載している人気作品です。おしむらくは作者がちょっとこじらせておりなかなか連載が進まなくなっているところ…。
4. I’ll~アイル~ / 浅田弘幸(完結 / 全9巻)
一世風靡したお洒落&ポエムバスケ漫画
最初は敵視しながらも認め合いながら成長していく二人の主人公とそれを取り巻くチームメートの関係が非常に良いです。特に、主人公二人がコンビを組むシーンとか葉山崎というライバル校(超強豪)との最終決戦とかはかなり熱い。
30代半ばぐらいのバスケ経験者は結構はまったんじゃないかな。ちょうどねエアマックスとか流行った頃に出たマンガでそういうのもバッチリ扱っています。
ただバスケをするんじゃなくて、思春期っぽい葛藤とかそういうのを描いています。
5. DRAGON JAM / 藤井五成(連載中)
ストリートバスケのカッコよさ魅せる新世代バスケットボールマンガ!
いまストリートバスケが立派なショー(もしくはエンターテイメント)として成り立ってるってご存知ですか?そんなショーバスケットボールの裾野の一端が見れるのが「DRAGON JAM」です。
ちょっとセリフが子供っぽいんだけど面白いです。ストリートバスケやってみたくなるし見に行きたくなるね。ちなみにストバスといったらAND1のmixtape。
プロフェッサーと呼ばれる選手は黒子のバスケの赤司のモデルでもあるんじゃないかと勝手に思ってます。アンクルブレイクとかまんまです。
おすすめバレーボール漫画4選
近年ハイキューを中心にバレー漫画が熱いです。スポーツ漫画としては野球、サッカー、バスケに比べ作品数は多くありませんがおもしろさでは負けていません。
「量」より「質」のバレーボール漫画!
1. ハイキュー!! / 古舘春一 (完結 / 全45巻)
間違いなくバレーボール漫画の最高峰!古豪・烏野が全国に挑む
異論反論あるかもしれませんがバレーボール漫画の最高峰と個人的に思っているのが『ハイキュー!!』です。数年後にはバレーボール漫画のスラムダンクとして語られるのではないでしょうか。
以前イッキ読みしてからすっかり虜。ジャンプで毎週読んで、単行本で試合をイッキ読みというのを数回繰り返しております。名言が多いのも魅力の一つ。
簡単な内容としては、運動能力は抜群だが技術がない日向翔陽が中学最後の試合でぼろ負けした天才セッターと烏野高校でコンビを組むことになる…というようなもの。結構オーソドックスな内容です。
バレーボールの試合のおもしろさ、選手の成長、熱いセリフが魅力なハイキュー!!ですが個人的に最大の魅力だと思っているのは「高校部活の終わりの雰囲気」をこれでもかというほどのリアリティで畳みかけてくるところだと思っています。勝って先へ進むもの、負けて引退するもの、引退する先輩を贈るもの…これらの描き方が抜群なんです。しかも、1校1校それぞれのドラマが見えるんです。まあ泣けますよね。
あの部活動の甘酸っぱい青春を思いだした人は必読です。
バレーボール漫画『ハイキュー!!』を一気読みしたんだけど超面白いね。スポ根好きにおすすめ2. 神様のバレー / 西崎泰正、渡辺ツルヤ(連載中)
悪魔の頭脳を持つ天才アナリストが相手を手玉に取りまくる
こういう邪道のバレーボール漫画を待っていました。野球漫画でいうところの『ONE OUTS』、サッカー漫画でいえば『フットボールネーション』のような作品。悪魔の頭脳を持つ天才アナリストによる罠という罠。伏線だらけのバレーボール漫画を読みたいなら『神様のバレー』がおすすめです。
そもそもバレーはかなりアナリストが主役になっているのでこの手の作品が出るのも少し遅いぐらいといってもよいでしょう。根性、才能とは別の切り口でバレー漫画を読みたい人におすすめ。
3. リベロ革命!! / 田中モトユキ(完結 / 全13巻)
リベロ視点で描くバレー漫画の隠れた名作
知る人ぞ知るバレー漫画。作者の田中モトユキさんは野球漫画の名作である『最強!都立あおい坂高校野球部』や現在連載中でかなりおもしろいサッカー漫画『BE BLUES!~青になれ~』の著者でもあります。サッカー、野球、そしてバレーで名作を残すなんてすごすぎる…。この『リベロ革命』は連載デビュー作品でもあります。
攻撃的なポジションを描くことの多いスポーツ漫画で守備専門のリベロを主役に据えた意欲作。リベロの視点からゲームを支配していくのはかなりおもしろい視点です。
また、作者は非常に燃える展開を描くのがうまいので試合も抜群に面白いです。『BE BLUES』でもそうだったのですが、細かいシステム的な話を盛り込むので経験者でも面白く感じると思います。
4. ハリガネサービス / 荒達哉(完結 / シリーズ合計48巻)
意外と少ない?超人たちのバレーボール
何とも言えない雰囲気の絵が魅力でもあるハリガネサービス。テニス漫画でいうところの『テニスの王子様』、バスケ漫画でいうところの『黒子のバスケ』枠に該当する作品。テニヌ、バヌケに対抗してバヌー漫画というところでしょうか。
異常な確率でサービスエースを獲りまくる主人公や絶対にブロックされないアタッカーなどいい感じにぶっ飛んでいます。実はバレー漫画は現実路線の作品が多くこういう超人系の作品は珍しいんです(今回のラインナップでも唯一)。
とはいえスポーツ漫画としての熱さは十分ありますので要チェックです。
ハリガネサービスは全24巻。そのごハリガネサービスACEも全24巻で完結しました。
おすすめ卓球漫画
近年急激に競技レベルが上がっているのが卓球漫画でしょう。漫画はまだまだ多くはありませんが卓球人気が高まればどんどん名作が出てくるかも?
1. ピンポン / 松本大洋(完結 / 全5巻)
ピンチになると必ず現れる。ヒーロー見参、ヒーロー見参、ヒーロー見参。
月本(通称・スマイル)と星野(通称・ペコ)は幼馴染みで小学校からラケットを握っていた頃からの仲。高校になり惰性で成長が鈍化するペコ、才能覚醒し急成長するスマイル。このままペコはスマイルを失望させたままのか?
漫画、アニメ、映画全てにおいて高い完成度の作品はピンポンぐらい。ただやっぱり漫画が一番ちゃんと描かれてるかな。
スマイルがずっと「ヒーロー」を待っている様子や心理描写、アクマの葛藤などをじっくり読みたい人は漫画を読むべき。そこからペコの覚醒が最高。
2. 少年ラケット / 掛丸翔(完結 / 全13巻)
記憶喪失の天才卓球少年・イチローがかつてのライバルと出会いはじまる物語
何をやってもダメだと思い込んでいた少年・イチローは1年半前に火事で記憶喪失に。ある日、練習試合に来ていた紫王館中学校の1年生、如月ヨルゲンに出会ったイチローは自身がかつて卓球をやっておりヨルゲンと再戦の約束をしていたことを知る。
元天才少年→記憶喪失により未経験になっているので、卓球をあまり知らない人でも楽しめるようになっている。用語の説明、世間ではあまり知られていないような卓球の世界の話などが随所にちりばめられていて妙にリアルなのも良い。
さわやかな画風、ライバルとの友情など作品としてかなり高いレベルの王道少年漫画です。残念ながら13巻で連載は一区切りですが多くの読者が続編を期待する名作。
おすすめテニス漫画3選
錦織圭、大坂なおみの活躍を見てると唯一テニスはマンガより現実が先行してるような気がします。漫画も追いついてほしい!
1. ベイビーステップ / 勝木光(完結 / 全47巻)
成績超優秀な優等生がテニスの魅力に憑かれプロを目指すサクセスストーリー
超真面目で成績優秀な完璧主義者である主人公”エーちゃん”が運動不足解消のためにテニスをはじめる。勉強ばかりしてきて運動とは無縁だった主人公がひたすらに頭を使い、ノートを取り続けながら強敵と戦い、糸口を見つけながらプロを目指していく。
スポーツ漫画にありがちな急な覚醒とかはなく、自身の課題を見つけレベルアップしていくためにどんどん環境を変えていくのが非常にリアル。試合中の選手たちの思考や自身の特性に合わせた戦略など見どころがかなりある。
試合以外の練習、大会の制度、下部ツアーがどうなってるか…などテニスにまつわる様々な描写も丁寧に描かれてるのも注目。
2. Happy! / 浦沢直樹(完結 / 全23巻)
日本テニス漫画史上もっとも妨害された健気なヒロインを応援せよ
兄の背負った2億円の借金の肩代わりのソープへ売られそうになった主人公・海野幸。借金を返すためにテニスのトッププロをめざす幸だが、妨害も多く一筋縄ではいかない…。
浦沢直樹がYAWARAの次に描いたスポ魂もので似て非なるものです。YAWARAの場合は主人公の柔が最強で国民的ヒロイン。対して幸は才能はあるもののブランクもあるため基本的にはチャレンジャーだし、周りからの妨害も半端なく国民的なヒールとして描かれます。
またライバルの竜ヶ崎蝶子が浦沢作品の中でももっとも陰湿で見ていてヤバイです。こいつがいたからMONSTERのヨハンがいたんじゃねえかって思えるほどの計算高さ。
だからこそ、主人公が報われていくのがたまらなく嬉しいので我慢しましょう。
【2024年版】Kindleや電子書籍化されていない名作漫画まとめ3. テニスの王子様 / 許斐剛(シリーズ連載中)
テニス漫画の常識を根底から覆されるはず…!?
天才テニス少年・越前リョーマが名門・青春学園中等部に入学することから始まる本作。レギュラー獲り、地区予選など熱戦の中でリョーマ筆頭に青学メンバーが成長していく。
テニスの王子様も昔はちゃんとテニスしていたんです(最近は五感を奪ったりしてるらしいですが)。序盤から手塚ゾーンとかあったけど、テニスから能力バトル漫画になるまではスポーツ漫画好きも楽しめるはずです。
テニスバトル漫画以降も妙な説得力で読ませるのは漫画家の力量なのか、キャラの魅力のせいなのか…自分の目で確かめてください。
おすすめアメフト、ラグビー、アイスホッケー漫画
アメフト、ラグビー、アイスホッケーをひとつのくくりにするのはどうかなとも思うんですが…スポーツの中ではかなり格闘技に近いようなフィジカルコンタクトのあるスポーツ。
ド迫力のパワーとスピードは必見のジャンル。
1. アイシールド21 / 稲垣理一郎、村田雄介(完結 / 全37巻)
圧倒的ド迫力で描かれるアメリカンフットボールの世界
性格も体格も貧弱な小早川セナだがパシリで鍛えられた足は高校アメフト界最速。その走力に目を付けたヒル魔はセナの正体をアイシールドで隠し、ノートルダム大帰りのスーパースター「アイシールド21」とハッタリをかませ選手として登録する。セナの加入した泥門デビルバッツは全国大会決勝でもあるクリスマスボウルを目指してトーナメントに出場する…
後にも先にも唯一のアメフト漫画か。これからアメフト漫画を書く人はずっとこの漫画と比較され続けるだろう。俊足の臆病者、頭脳明晰の凡人、キックだけなどいびつなメンバーの寄せ集めが強敵たちと戦う。
細かいルールはわかんないけど燃える!スポーツマンガ全てでも上位に入る作品。
少年ジャンプ歴30年の僕が選ぶおすすめジャンプ漫画!!2024年に連載中の作品から黄金期の名作まで厳選紹介2. ゲイン / なかいま強(完結 / 全7巻)
一歩前に踏み出す勇気(ゲイン)が必要!ギャグも切れてる熱血ラグビー漫画
我慢することが何よりも嫌いな夏井球生が「3年間部活を続ければ、父親の残した遺した金を好きにしていい」と母親に言われ部活を探しラグビーを始める。
ラグビー漫画として非常にわかりやすく面白いのがこれだと思っています。7巻で終わったのは本当にもったいない。
3. スピナマラダ! / 野田サトル(完結 / 全6巻)
誌面からあふれ出る”熱気”がすごい氷上の格闘技
母親の死をきっかけにフィギュアを辞めたロウは、引き取られた親戚の家がある苫小牧でアイスホッケーに出会う。アイスホッケーの世界にフィギュアで培ったスケーティングで日本一を目指すロウの挑戦がはじまる。
ゴールデンカムイの作家が北海道・苫小牧を舞台にアイスホッケーの漫画を描いてたとしたら…?面白くないわけがないですよね。とにかく登場人物が濃いし、ギャグもキレキレ。
そして、アイスホッケーという激しいスポーツをとてつもない熱量で描いているスポーツ漫画の傑作です。全6巻と短いですが濃いです。超おすすめ!
2023年に作者本人の手により『ドッグスレッド』という名前でリメイク連載が始まりました。
おすすめダンス、体操漫画
体操やダンスなど自身の体を使って点数や美を競い合うスポーツを描いた作品。
美を競っているようですが、非常に体力のいるスポーツなので「こんなに大変なのか」と驚くはず。芸術と競技の狭間を揺れ動くジャンルです。
1. メダリスト / つるまいかだ(連載中)
漫画の出来栄えGOE5億点!フィギュアスケート大国日本でメダリストを目指す少女と熱血コーチのタッグが超尊い
勉強も学校生活もうまくいかないけどスケートをしたい少女・いのりがフィギュアスケートで夢が叶わなず引退した青年・司と出会う。リンクへの強い執念を持ついのりを見た司は彼女のコーチになり、2人でメダリストになる夢を目指す…というお話です。
この『メダリスト』は本当にいい漫画で、素人にはわかりづらいフィギュアスケートの採点がどうなっていて選手たちがどう挑んでいるのかを分かりやすく説明したり、フィギュアスケート大国日本の中での選手・コーチ・親たちの葛藤や強い気持ちを感じることができます。
そして、なによりいのりと司の名コンビ。この二人の直球の優しさや熱量が本当に応援したくなる魅力にあふれてるんですよね。特に司はこんな大人になりたいと思わせるぐらい素晴らしい人間です。さらに出てくる数多くのスケーターも魅力的でフィギュアスケートという競技に魅せられること間違いないです。
2. ガンバ! Fly high / 菊田洋之、森末慎二(完結 / 全34巻)
目指せオリンピック!スペシャリストたちの演技にワクワクする体操漫画
ロス五輪金メダルの森末選手が原作の体操漫画「ガンバフライハイ」。あの内村選手も愛読している体操マンガです。
逆立ちもできなかった主人公や落ちこぼれともいわれたチームメートたちが五輪を目指してひたむきの努力していくのが美しい。
変なインフレもなく最後まで安心して、そして何度でも読みたくなる作品。主人公のチームメートがマルチではなくスペシャリストなので技のひとつひとつの凄さが非常にわかりやすい。
3. ボールルームへようこそ / 竹内友(連載中)
競技ダンスの熱気と色気を描いた激アツダンスストーリー
男女ペアで踊る競技ダンスの魅力にはまりダンスの世界に足を踏み入れた富士田多々良を描く青春ダンス漫画。主人公がそもそも初心者なので競技ダンスを知らない人でも楽しめる。
とにかく熱気がすごい。競技ダンスの熱さ、激しさ、美しさをこれでもかというほど感じることができる。テンポもよく画力も高いので「ダンス?」という人も間違いなく楽しめるはず(私もそうでした。ダンス漫画なめてました)。
4. ダンス・ダンス・ダンスール / ジョージ朝倉(連載中)
「男なのに」バレエのトップダンサーを目指す
幼少期に見たバレエのトップダンサーの演技にガツンとやられた村尾潤平。両親を説得しバレエを習おうとした矢先に父が他界し「男らしく」あることを心掛けるようになる。バレエに対する興味を隠しながら成長した潤平は、転校生の少女に誘われバレエ教室に通うようになる。
日本では依然根深い「男なのに」という言葉。「男なのに」バレエをはじめるハードルの高さ、続ける難しさ、それでもバレエは魅力的だということを『ダンス・ダンス・ダンスール』は教えてくれます。
思春期特有のイジメや虐待に近い描写などありつつも、それ以上に圧巻の演技シーンが最高です。潤平がシナリオ無視してアドリブをしまくるシーンがあるのですが、笑いと鳥肌両方あって「この漫画は名作だ」と実感しまくりました。
5. 昴 / 曽田正人(完結 / シリーズ全20巻)
天才の狂気と苦悩を描いた傑作。圧巻の「ボレロ」は一見の価値あり
脳腫瘍が原因で記憶障害を起こしている双子の弟に気持ちを伝えるために毎日必死で病室で踊るすばる。毎日必死に伝えることをしてきたすばるが弟の死をきっかけにバレエの世界に足を踏み入れていく…というバレエ漫画。第2部は「MOON -昴 Solitude standing-」と題名変わってるので注意。
とにかく第1部の「昴」は機会があれば是非手に取ってほしい快作。バレエにのめり込む天才少女・昴を圧巻の表現力で描いておりその世界に引きずり込まれます。
特に「ボレロ」はゾッとするような迫力です。
おすすめ芸術・アート漫画11選!絵画、書道、芸大など芸術を題材にした名作を紹介おすすめレース、モータースポーツ漫画
自転車競技やモータースポーツなど「レース」を題材にした作品。ある意味「走る」だけの競技の中でどのようなドラマを見せてくれるのか!?
1. モンキーターン / 河合克敏(完結 / 全30巻)
唯一無二!競艇を極限まで掘り下げた名作
負けん気と度胸はすごい17歳の波多野。プロ野球選手になることをあきらめた波多野は競艇のトッププロと出会い自身もボードレーサーになることを目指す。
河合先生の作品は本当におもしろいので是非読んでほしいのですがこの「モンキーターン」は本当にすごいです。とにかく河合先生の取材力に惚れ惚れするというか…本当に丁寧に競艇の世界がどうなっているのか、レースに勝つためにはどうすればいいか、どのような駆け引きが行われているのかがめちゃくちゃ丁寧に描かれています。
そもそもレースという競技(悪い言い方をすると船で走るだけ)を30巻もダレさせずに読ませるってめちゃくちゃすごいって思いませんか?この長さでひとつひとつのレースにしっかりドラマがある。本当にすごい作品です。
競艇マンガ『モンキーターン』をマンガワンで全巻一気読みした感想→ぐう面白い 河合克敏はどんな漫画家?おすすめ作品の魅力や特徴を紹介する2. 弱虫ペダル / 渡辺航(連載中)
ママチャリから始まる青春・ロードレースの巨編
往復90kmもなんのその。ママチャリで秋葉に通い続ける小野田坂道がひょんなことからロードレースを始めることに。
自転車を題材にしたちょっと珍しい少年漫画。登場人物も多く、そして魅力的なためファンも多数。一途な主人公、それを支えるチームメートとの友情、強力なライバルなど超横道な少年漫画的な展開が魅力。
アニメ、舞台化など漫画の枠を超えて愛される作品。
3. ラフ / あだち充 (完結 / 全12巻)
あだち充節全開!!青春漫画の金字塔こそが『ラフ』
あだち充作品最高傑作との声も多いのがこの『ラフ』。題材は野球ではなくなんと競泳(+青春ラブコメ)。高校1年の寮に入った生意気な1年生5人の中の一人大和圭介は女子飛びこみの選手の二宮亜美と出会う。両親が商売敵の二人は反発しあうも少しずつ距離が縮まっていく…という話。
あの名作『タッチ』の後の作品ということで、あだち充が完全にゾーンに入ってます。1話1話の完成度が異常に高く、行間を読ませる独特のせりふ回し、漫画の構成、表情などあだち充節がさく裂しまくっています。
そして何より最終話。この最終話は間違いなくあだち充の最高傑作。あだち充作品は最後さらっと終わることも多いんだけど、『ラフ』の最終話は演出、そして余韻がすごい。圭介と亜美の性格も関係性もどんどん好きになっていくはず。
『タッチ』『H2』は読んだけど『ラフ』はまだ読んでいないという人…絶対読んだほうがいい。全12巻と漫画喫茶でもすぐ読めるボリュームなのもありがたい。
週末にまとめて読みたい20巻以内のおすすめ完結漫画まとめ:おすすめスポーツ漫画
スポーツ漫画は大好きなのでおもしろいものを見つけたらどんどん追加していきます。
テニス漫画は浦沢直樹の「Happy!」がオススメです。
こんにちは~。
サッカーの、ビーブルー気になったので読んでみようと思います。
同じ、サッカーマンガの「俺たちのフィールド」も面白いですよ。
同じモータースポーツのcapetaおすすめです!あまり知名度はないですがとてもおもしろいですよ!
テニスだったらエースをねらえ!は読んでませんか?
名作中の名作ですよ
コトリさんの記事をほとんど読んで、マンガの紹介の記事を書いたんですが、アドバイスもらえませんか?
[…] 参照:https://www.kokoro-fire.com/entry/sports-manga/ […]