マンガが好きでいろいろ読んでいると
- 自分は好きだけど周りが誰も読んでいない
- なんでこの作品はもっと売れなかったのか?
というような作品に多く出会います。自分だけが好きな漫画というものもあるとおもいます。
もっと売れれば長く続いたかもしれない、今からでも多くの人に読んでほしい。
ということで「マイナー漫画」に絞っておすすめの漫画をしていきます。

INDEX
- 1. 蓮華 / 浅田弘幸(完結 / 全1巻)
- 2. クロノクルセイド / 森山大輔(完結 / 全8巻)
- 3. 魍魎戦記MADARAシリーズ / 田島 昭宇(未完)
- 4.翠山ポリスギャング / 甲斐谷忍(完結 / 全2巻)
- 5.サザンと彗星の少女 / 赤瀬由里子(完結 / 全2巻)
- 6. 千年万年りんごの子 / 田中相(完結 / 全3巻)
- 7. エリア51 / 久正人(完結 / 全15巻)
- 8. KYO / たかしげ宙、皆川亮二(完結 / 全1巻)
- 9. 虫籠のカガステル / 橋本花鳥(完結 / 全7巻)
- 10. 聖痕のクェイサー / 吉野弘幸、佐藤健悦(完結 / 全24巻)
- 11. 西妖西遊伝 / 諸星大二郎(休載中)
- 12. 魔王 JUVENILE REMIX / 伊坂幸太郎、大須賀めぐみ(完結 / 全10巻)
- 13. 振り向くな君は / 安田剛士(完結 / 全4巻)
- 14. GUN SMITH CATS / 園田健一(完結 / 全8巻)
- 15. スピナマラダ! / 野田サトル(完結 / 全6巻)
- 16. ブタイゼミ / みかわ絵子(完結 / 全2巻)
- まとめ
1. 蓮華 / 浅田弘幸(完結 / 全1巻)
大戦を終わらせる為に現れた人斬り人形――極楽浄土を象徴する花の名を持つ男・蓮華。その仕掛けの右腕で斬られた者は、傷みさえ憶えずそこにいけるという。…だが、人を斬ることしか知らないはずのその人形は、殺戮の中でいつしか心を持ち、人になりたくなってしまった。いま、生まれ落ちたばかりの心で、人斬り蓮華の旅が始まる。
その仕掛けの右腕で斬られた者は、傷みさえ憶えずそこにいけるという
大戦を終わらせるために突然現れた人斬りの人形たち…大戦後、その中で仕掛けの右腕を持つ蓮華は人間になることを目指して旅に出る。
「蓮華(れんか)」と読みます。バスケットボールマンガ「I’LL」や「テガミバチ」の作者の作品です。まずね「仕掛けの右手」これがカッコイイ。この右腕で切られた人は痛みを憶えずに極楽浄土に行くという設定の超厨二感よ!

© 蓮華
この作者の作品(俺は大好き)はけっこうクサいセリフが多いのですが顕在です。物語は人斬り人形同士の戦いに発展していきます。哀しくも美しくもある作品。もともとは1巻で完結ではなかったようですが作者も書く気がなさそうで現在は1巻でおしまいのよう。

2. クロノクルセイド / 森山大輔(完結 / 全8巻)
舞台は1920年代のアメリカ。欧州大戦の特需による繁栄に湧くその陰で、人の世に害を為す異形「悪魔」が暗躍していた。錬金術や魔術を応用した特殊な火器によってそれら悪魔を退治する事を専門とする組織「マグダラ修道会」に所属する悪魔祓いのシスターロゼットは、助手の少年悪魔クロノと共に、生き別れの弟・ヨシュアを取り戻すべく世界を駆け巡る。
作品を通して無駄のない良作!二人の関係に心うたれる
1900年代のアメリカで悪魔を祓うシスター・ロゼと相棒の悪魔・クロノ。生き別れた弟を取り戻すために自らの寿命を削りながらクロノとともに戦うロゼは最期になにを手に入れるのか…

© クロノクルセイド
最初から最後まで無駄なく物語が展開し、主人公二人の内面の深堀とかもどんどん進む。ラストはかなり感動した。作品の優劣ってラストをどう描ききるかだなって思う。


3. 魍魎戦記MADARAシリーズ / 田島 昭宇(未完)
光と闇の宿業を背負って生まれる2人の少年、摩陀羅と影王を軸に展開する転生譚である。
他にも、摩陀羅を庇護する「妣」の化身である麒麟、摩陀羅の眷属である青と赤の戦士、カオスと聖神邪などが転生を繰り返す。
絶対に読んではいけない「未完」の大作
元々は原作者が手塚治虫の「どろろ」をオマージュしたような作品として世にでたマダラ。恐ろしい霊力を秘めて生まれたMADARAは父である魔王ミロクの手により体の部位を魔物にささげられた後に川に流される。自身の出生の秘密を知ったマダラは魔物を倒し体を取り戻しながらミロクに戦いを挑む…というのが大筋のストーリーです。
ここまで読むとよくある物語ともいえると思うんですけど、第1部の終了ぐらいから不穏な空気が流れ始めるのがマダラです。
なんというか原作者の思いつきで108回転生しないといけないらしい主人公マダラ。第1部以降転生したそれぞれのキャラクターでどんどん別の物語が進み最後は小説でいろんな伏線を未回収のまま無理矢理終わろうとしているとんでもない作品です。作品の形態は漫画だけでなくゲーム、小説、ラジオ…などなど多岐にわたりすべての作品を読めた人はこの世にいないんじゃないかと思える代物です。
じゃあ、なんでこの漫画を推すかというと第1部から第3部(赤)までがすごい面白いんですよ。どんどん物語が広がっていって(それが仇となる)。どんどんどんどんのめり込んで最後放り投げられるんですけど、それでもしょうがないかなと思うぐらいおもしろい。広がりすぎて原作者達は同人さえも公式と認めるぐらい。壮大な物語に触れたい人にはおすすめです。


4.翠山ポリスギャング / 甲斐谷忍(完結 / 全2巻)
犯罪多発地帯の東京・翠山。新米警察官・遠山銀之介は翠山署に配属され、着任早々誘拐事件を解決! だがそれは幼い頃に生き別れた銀之介の双子の兄・金之介の活躍のおかげだった…。生き別れた後、凰厦組組長に育てられヤクザになった兄と、警官になった弟…。真逆の人生を歩む2人が再会し、次々と事件に遭遇していく…。これは運命なのか!?
生き別れた双子が警察とヤクザになった再会って…インファナル・アフェア?
幼いころ生き別れた双子の兄弟・金之介と銀之介。金之介に命を救ってもらった銀之介は警察官に。一方、金之介はヤクザに拾われ極道として生きていく。東京・翠山で出会った二人は次々と凶悪犯罪に巻き込まれていく。

© 翠山ポリスギャング
『ライアーゲーム』の作者・甲斐谷忍のデビュー作で非常に少年ジャンプらしからぬ本作。全2巻となかなかの打ち切りスピードではあるがストーリーがまとまっており非常におもしろい。青年誌だったらもっと人気出ていたはず。
ライアーゲームやワンナウツで有名な甲斐谷忍が唯一少年誌で掲載した作品。完全に掲載誌を間違えてます。


5.サザンと彗星の少女 / 赤瀬由里子(完結 / 全2巻)
300年後の世界。破滅を呼ぶ生命体。巨大船の謎。
他惑星へ出稼ぎに出ている地球の青年サザンは、ある夜、赤い髪の少女・ミーナと出会う。彼女は体内に強大な力を秘めており、そのエネルギーを狙って腕自慢の盗賊たちが次々と襲ってくるという。再会を約束した日、何も言わずに姿を消したミーナ。彼女を追う中で「破滅を呼ぶ生命体」の存在を知ったサザンは―
オールカラー&フルアナログ!老若男女が楽しめるSF冒険活劇
80年代のテイスト、全編カラー、そしてフルアナログ(水彩絵具)で書かれた傑作であり2019年マンガ大賞にノミネートされた作品です。300年後の未来で宇宙で出稼ぎをしている心優しい地球人サザンが彗星のエネルギーを内包する少女・ミーナと出会うボーイ・ミーツ・ガール的な作品であり、宇宙をまたにかけるSF作品でもあります。

© サザンと彗星の少女
こんな素晴らし作品はじめて見ました。物語は分かりやすく、登場人物はとても魅力的。そして1枚1枚の絵の素晴らしさ。作者が命をこめて作り上げた作品だというのがすぐにわかります。手塚治虫、宮崎駿好きは堪らないとおもいます。私はKindleで購入しましたが、、、、これは本を手に取って読んでみたい。紙で読みたい作品です。

6. 千年万年りんごの子 / 田中相(完結 / 全3巻)
親を知らない夫。りんごと育った妻。夫婦は、りんごの村の禁忌を破った。――雪深いりんごの国に婿入りした雪之丞。昭和の激動から離れ、北の家族と静かに巡る四季は親を知らない彼の中になにかを降り積もらせてゆく。それは冬、妻の朝日が寝込んだ日。雪之丞の行動が、りんごの村に衝撃を与えた。
りんごの国で暮らす夫婦を襲う伝説が怖い
神様への生贄のりんごを食べてしまった夫婦。りんごを食べたことがきっかけで村の伝承、伝説などが一気に動き出す。 ホラーではないけど神々への畏怖ともいうべき怖さがずっと付きまとってくる。
村社会、地域の伝承や伝説など非常に日本的な作品です。最後は決してハッピーエンドではないけど読後感は決して悪くはありません。


7. エリア51 / 久正人(完結 / 全15巻)
ドラゴン、ゴブリン、イエティ、ネッシー、ガネーシャ、宇宙人……そんな世界中の「人ならざる者」をかき集め隔離した場所がある。そこはアメリカ51番目の州、「エリア51」と呼ばれている。表にいられなくなったワケありの人間、真鯉徳子、通称マッコイは、河童のキシローを助手としてリトルトーキョーの放棄された地下鉄駅にて探偵業を営んでいる。彼女はどうやら何者かを探しているようだが……!?
神話のモンスターや宇宙人などが跋扈するエリア51で暴れまくる人間「マッコイ」も痛快な冒険譚
妖怪、モンスター、ドラゴン、神話の神々などこの世の超常現象のすべてが集められてる街がエリア51。主人公のマッコイは表の世界にいられなくなりエリア51で探偵をしている日本人女性。破天荒な彼女が超常現象に様々な事件を解決するっていう話。
ありとあらゆる神話やモンスターや妖怪が次々出てくるし、銃を使ったアクションも主人公の性格もハードボイルドですげえ面白い。トーンをほぼ使わない白と黒のコントラストが美しい。ゼウス、ハーデス、オーディーン、孫悟空、アマテラス、ドッペルゲンガー、鵺…このあたりのワードが気になったらおすすめ。

8. KYO / たかしげ宙、皆川亮二(完結 / 全1巻)
IQ250の少年と、警視庁一のグータラ警官が、最新科学技術を駆使する知能犯を叩く!
「恭」と「鏡」。二人のKYOが完全犯罪を解決する科学ミステリー
IQ250の超天才少年「恭」と警視庁のお荷物と言われている「鏡」がコンビを組んで超科学的難事件を解決する話。敵は「教授(プロフェッサー)」と言われている超天才少年。

© KYO
何故か小学六年生に掲載されていたという対象年齢を著しく間違えた作品。皆川作品では珍しくタッグものですし、要所要所で皆川節がさく裂してる作品です。


「KYO」はサンデーうぇぶりで無料で読むことができます。
9. 虫籠のカガステル / 橋本花鳥(完結 / 全7巻)
人が巨大な虫になる奇病[カガステル]が発症。虫(カガステル)は理性を失い、人を襲い、繁殖し続ける。人類が虫(カガステル)の“駆除”を認めたのは、人口の三分二が喰い殺された後だった――。“駆除屋”として生きる少年・キドウは、“虫籠”で死にかけた男を発見。男は娘を託し息を引き取る。残された娘・イリは、父が死んだ哀しみでその場を動こうとしない。キドウはそんな少女の頬を叩き、言い放つ。「生きる気がないならここで死ね」――それが二人の出会い。
絵が雑でストーリーも陳腐…というWEB漫画のイメージを根底から変えた傑作漫画
僕が知る限りもっともクオリティの高いWEB漫画がこれです。知る人ぞ知る傑作として名高い「虫籠のカガステル」
人が巨大な虫になってしまう謎の奇病「カガステル」が蔓延する未来の世界。虫になったら理性を失い、人を襲う。虫を退治する駆除屋の少年キドウと行き倒れの少女イリの出会いから始まる悲しい話。

© 虫籠のカガステル
絵もすごく綺麗でこれが無料とかおかしいやろってビビりながら徹夜で読んだ記憶がある。かなり昔の作品ではあるがNETFLIXでのアニメ化が決定するなど長く愛されている作品。

10. 聖痕のクェイサー / 吉野弘幸、佐藤健悦(完結 / 全24巻)
聖ミハイロフ学園に通う織部まふゆが拾った銀髪の少年。彼は聖乳を吸うことで特定元素を自在に操ることができる、クェイサーと呼ばれる存在だった。そして今、2千年におよぶイコンの謎を巡り、学園を舞台にクェイサーたちの闘いが始まった!!
乳を吸って強くなる…を真面目に描いたよくわからない作品
キリスト教2000年の謎を巡って特定元素を操れるクェイサーと呼ばれる戦士達の戦いの話。クェイサーは能力を使うためには女の子のおっぱいから聖乳を吸う必要がある、、、
エロ漫画じゃないんだけどエロ要素のある作品が読みたいっていう性癖が疼いて購入。おっぱい好きならおすすめです。


11. 西妖西遊伝 / 諸星大二郎(休載中)
隋末期の中国。花果山の麓に住む孫家の少年は、強大な妖怪・無支奇(むしき)に見込まれて、その称号「斉天大聖」を受け、額に金環を授かります。その時から、彼の運命は戦いと血のるつぼの中に投げ込まれました。少年の名は、悟空
西遊記を史実と絡めて描きなおした歴史ファンタジー
隋末から唐初の時代、「斉天大聖」の称号を持つ少年・孫悟空が仏教の原典を求める僧・玄奘や不良僧・八戒らと共に天竺取経の旅をするという『西遊記』をモチーフとした作品。
中国の隋から唐への変遷、歴史、民衆の動きが西遊記と絡んですすでおり非常に見応えがあります。それにしてもまあ八戒がムカつく。「大唐編」のあと11年の休載を経てモーニングで「西域編」が開始したのも話題になりました。


12. 魔王 JUVENILE REMIX / 伊坂幸太郎、大須賀めぐみ(完結 / 全10巻)
高校2年生の安藤は、幼い頃の苦い経験から、周囲に迎合するという生き方を身に付けていた。ある日、学校からの帰り道に暴動を起こしている集団を発見。弟・潤が止めに入ろうとするも、安藤はいつもの傍観者を決め込み、警察に任せようと引き止めた。だがその時、犬養と呼ばれる人物が颯爽と現れて…
伊坂幸太郎の小説「魔王」に人気の殺し屋たちを登場させたリミックス作品
伊坂幸太郎の小説「魔王」のコミック版。小説版では「ゴールデンスランバー」や「モダンタイムズ」と言った続編があるんですがこちらは本作とはあんまり関係なく「魔王」を大胆にアレンジしたもの。しかも伊坂幸太郎作品で人気の「グラスホッパー」の殺し屋達を大集合させたリミックス版なんです。ちなみに小説読んでなくても問題なく楽しめます。

© 魔王 JUVENILE REMIX
小説版「魔王」は読んだことある人ならわかると思うんでけど結構中途半端な作品で単体だとそこまで面白くはないです。ただし、「魔王」は続く「ゴールデンスランバー」や「モダンタイムズ」のプロローグ的な役割も担ってる作品なんで結構重要な作品だったりもするんですね。
街の雰囲気を一変させるカリスマ犬養率いる組織に、主人公の安藤は腹話術というささいな超能力ひとつで立ち向かうというもの。安藤・兄の苦悩と弟・淳也の心の強さが見どころです。
「魔王」はサンデーうぇぶりでコインで読める作品です。マジで面白いので要チェックです。
13. 振り向くな君は / 安田剛士(完結 / 全4巻)
ぜんそく持ちの少年・成神蹴治は、父・龍が創った桜木高校サッカー部でプレーするのが夢だ。桜木高校入学式の前日、蹴治は北海道からやって来た少年・犬童(いんどう)かおるに出会う。二人は、訪れた桜木高校の練習試合で急きょ、後半戦から出場することに。蹴治とかおるがピッチに立った時、奇跡が生まれる……!!
大人気サッカー漫画「DAYS」の前日譚!成神と犬童の原点がここにある
アニメ化もした「DAYS」のライバル高校でもある桜木高校の成神と犬童の出会いからチーム結成までを描く作品。まあ、これが打ち切られてDAYSが始まったわけなんだけども。
成神は天才ドリブラーだけど喘息というハンデ持ち。それでも必死にサッカーにしがみつく姿が最高です。スポーツ漫画は仲間集めが序盤のハイライトなのでそこは最大限楽しめます。ていうかこれが続いても良かったと思える出来。


14. GUN SMITH CATS / 園田健一(完結 / 全8巻)
銃工屋を営むラリーはシカゴ屈指の賞金稼ぎ<バウンティハンター>。ある日、コカインの密売人・ダッヂが保釈後に警官を射殺し逃亡するという事件が起きた! 事件現場に向かったラリーは、依頼してきたダッヂの弁護士の言葉に、ある違和感を感じていた……。 ――銃工屋<ガンスミス>のラリー・ビンセントと爆薬専門家<ボムスペシャリスト>のメイ・ホプキンスの凸凹コンビが繰り広げるエキサイティング・ガンアクション!!
銃、 車、 女、男の欲望を健全に答えてくれる漫画
銃工屋を営む凄腕の賞金稼ぎラリー(処女)と見た目幼児だけど色々経験豊富な爆弾魔ミニーのコンビが賞金首を捕まえるってストーリー。ガンアクション、カーチェイスの迫力がヤバイ。なおボスがやたらと主人公におしっこを飲ませようとするレズビアンです。
作品における銃火器や車についての描写がとにかく秀逸。他のアクション漫画がチープに見えるほどこだわって書いてるのがわかります。

15. スピナマラダ! / 野田サトル(完結 / 全6巻)
ある事件をきっかけに超一級フィギュアスケーターとしての道を捨てた白川朗(ロウ)が、氷都・苫小牧でアイスホッケーと宿命的出逢いを果たす! 中学生にして超高校級の腕前を誇るアイスホッケープレイヤー・源間兄弟を相手に、無謀にもリンクの使用権を賭け勝負を挑んだロウは…?
誌面からあふれ出る”熱気”がすごい氷上の格闘技
母親の死をきっかけにフィギュアを辞めたロウは、引き取られた親戚の家がある苫小牧でアイスホッケーに出会う。アイスホッケーの世界にフィギュアで培ったスケーティングで日本一を目指すロウの挑戦がはじまる。

© スピナマラダ!
ゴールデンカムイの作家が北海道・苫小牧を舞台にアイスホッケーの漫画を描いてたとしたら…?面白くないわけがないですよね。とにかく登場人物が濃いし、ギャグもキレキレ。そして、アイスホッケーという激しいスポーツをとてつもない熱量で描いているスポーツ漫画の傑作です。全6巻と短いですが濃いです。超おすすめ!

16. ブタイゼミ / みかわ絵子(完結 / 全2巻)
「限られてるの、時間って。皆それに気づいてなくて」――なんでもできるようで何もないカラッポの「僕」と、演じることしかできない若き天才女優。魂が熱くなる、青春演劇マンガ!
感情を殺し続けてきた「僕」と天才女優が出会ったとき奇跡がおきる
何でもできるけど「何かしなくてはいけない」と焦っている主人公・千石今日太。そんな彼を演劇の世界に引き込んだ天才女優・如月今日子。なぜ如月今日子は天才女優になったのか?なぜ如月今日子は千石今日太を選んだのか?すべての伏線を回収する迫真の舞台が開幕する…

© ブタイゼミ
全2巻。圧倒的熱量で描かれる青春演劇マンガ。短いながらもメイン二人を中心に人物の心情が丁寧に描かれており満足感がすごいです。ふたりが熱演する舞台描写は驚異の熱量。作者も全力が伝わってくる傑作です。

まとめ
個人的にはここで紹介した作品はもう少し評価されてもいいんじゃないかなーって思ってます。
気になる作品があったら漫画喫茶ででも読んでみてください。
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