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突然ですが僕には兄が二人います。3人共漫画はよく読むんですけど、好みというのが地味に違っており長男の趣味は「ヤンキー漫画」でした。兄の影響は凄いもので、結果的に我が家は3人共ヤンキーじゃないのにヤンキー漫画を嗜むという家庭でした。
そんな我家でひときわ愛されたヤンキー漫画は西森博之の『今日から俺は!!』であり、僕はこの作者の漫画に嵌ってしまったわけです。
今日は僕の大好きな西森博之作品を紹介したいと思います。
サンデー歴30年が選ぶおすすめの少年サンデー漫画ランキング!2024年連載中の作品から歴代の代表作まで厳選紹介漫画家・西森博之とは
1987年に小学館でデビューした漫画家で主に週刊少年サンデーで活躍してきました。ヤンキーが出る作品が多く、絵は非常にシンプルです。ストーリーもそうですが、登場人物のキャラが立っておりキャラで勝負する漫画家だと思います。
あと個人的に女の子がかわいいというか、少年漫画に出すヒロインとしては最高だと思っています。作品の殆どは高校が舞台になることは多いですね。
作者のHPが結構面白かったのですがもうなくなってしまったようです。作者のHPがあったときに西森氏がそれぞれの作品にコメントを寄せていたのでそちらも併記していきたいと思います。
また、西森博之の作品のほとんどはサンデーうぇぶりで無料で読めるのでDLをおすすめします。
おすすめ西森博之作品10選
西森博之先生の連載作品や短編作品を紹介。
1. 甘く危険なナンパ刑事 / 西森博之(完結 / 全2巻)
やたらでかい銃を持つ刑事の話で、作者には珍しい社会人(というか警察)が舞台。今日から俺はに通ずるものがあるが2巻と短いの打ち切りになったのかも。
以下西森氏の粗筋紹介
確か、主人公の相沢ちゃんが、病気になって、見舞いにマスクメロンを貰う話。 相沢の愛銃[モデルガン]を買う為に、小雨のそぼ降る中、わざわざ千葉から御徒町に出掛け行った西森だが、直前の客に目当ての、銀色のオートマグを買われ てしまい、泣く泣く、ノー塗装の地味な黒いオートマグを買うことになりました。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。
そんな悲しいエピソードは確かになかった。
3巻以内で完結するおすすめ漫画!1時間以内で読める名作18選2. 今日から俺は!! / 西森博之(完結 / 全38巻)
個人的に一番好きなヤンキー漫画。僕の中で最高のコンビといえば三橋と伊藤。シリアスな回もいいけどギャグ回がその辺のギャグ漫画よりはるかに面白い。油断したら電車で吹き出すレベル。
高校が舞台の漫画だけにラストはどんどん寂しくなってくるけどそれもまた魅力。ラストバトルはシリアスだけどかなり好き。ヒロインもすごくいい。長いけど西森博之作品の魅力が全部詰まった作品。超オススメ。
主人公の三橋(右)。性格は卑怯で極悪、貧乏、奥手。手がめちゃくちゃ早い。作品の中では悪評が轟いているが、いいやつに見えるw。口にしないが伊藤をとても信頼している。
もう一人の主人公伊藤(左)。三橋と対照的に、真面目&根性&タフネス。実はお坊ちゃん。まっすぐ自分を曲げないがゆえに三橋と衝突することもあるが三橋同様お互いを非常に信頼している。三橋より弱いと言われることもあるが、当人同士は「自分より相手のほうが強い」と思っているしお互いを馬鹿にされたら激怒する。
西森氏の粗筋紹介
確か、主人公の三橋が、強敵の大番長に罠にはめられ、敗北を喫するが、ド根性で立ち上がり、バナナの皮を食べさせるという、少年漫画の王道な話。 買い取りという、新人漫画家育成枠で描かれた作品。三本まとめて原稿料を貰った、西森はファミコンなるものを初めて買い、ドラゴンクエストに出会う。三回 死んだらゲームオーバーという、インベーダー時代の掟を信じ、なかなか虹の橋を渡れなかった、悲しいエピソードは含まれていない。
伊藤について一切触れていない。
県下一のヤンキー高出身者がおすすめする面白い不良漫画!世代を超えて読みたい名作や話題の新作を紹介3. 天使な小生意気 / 西森博之(完結 / 全20巻)
もしかしたら一番人気の作品か?男の中の男を目指したら絶世の美女になってしまったヒロイン恵。そして恵に惚れた男達の話。この作品から西森さんはモブっぽいキャラに焦点を当て始めた気がする。
恵の魅力と恵のために頑張る男達の魅力がぎゅっと詰まっている。恵は少年漫画最高峰のヒロイン。
西森氏の粗筋紹介
確か、主人公の恵が、ライバルとの対決に意地を見せ、怨念のこもってそうな鎧を、男らしく着けてみせるド根性話。 恵の髪の毛は描くのも、トーン張るのも、桁外れに大変で、藤木とかが画面を占める時には、本当に心が癒やされました。しかし、藤木はあまり人気がなく、当然、画面を埋める率は薄くなり、結局、癒やしの効果は薄かった。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。
蘇我よりも藤木をフューチャーする西森氏。いい加減である。
4. 道士郎でござる / 西森博之(完結 / 全8巻)
アメリカ帰りなのに何故か武士になって帰ってきた道士郎の面白さもそうだけど、道士郎の主君になってしまった普通の人健助がどんどんいいキャラに成長していくのが面白い。ダイの大冒険のポップぐらいの成長が見える。8巻と短いのでさくっと読みたい人におすすめ。
以下西森氏
確か、主人公の道士郎が、日常がつまらないと感じている、アンニュイな少女の前に、犬小屋から現れてみせ、現実がもの凄いことを教える話。やはり、日本刀 の事を知らないといかん、と思った西森は備前まで出掛けました。ついでに短刀の一つも買ってやろうと、現金まで用意して行ったのに、先端恐怖症気味の西森 は、刃物の薄さがあまりにも恐ろしく、怖くて買えなかった。そんな、悲しいエピソードが、ほんの少し含まれている。
自分の話やんけ
生産性ゼロで笑えるおすすめギャグ漫画!虚無で怠惰な時間にピッタリな作品を集めました5. お茶にごす。 / 西森博之(完結 / 全11巻)
今日から俺はのテンションを一番受け継いでいるのはこの作品かな。個人的に西森博之作品の中で今日から俺はの次に好きな作品。まーくんも最高だけど、まーくんが惚れた部長と同級生のかほちゃんがすごくいい。
後半一気に切なくなるけど。この作品もギャグが飛び抜けて面白いので油断せずに。
西森氏
確か、主人公のまー君が宇宙的な、○○が青かったと、ガガーリンばりの名台詞で、最後の大和撫子の心に何らかの影響を与える話。 やはり、ちゃんとお茶の勉強をしなくてはいけないと思い、たまたま取れた休みを生かして京都まで行き、とある会館を訪れ、最後に点てて頂いたお茶をおいし く頂きました。でも俺が居なくなったあと、何しに来たんだアイツ、と言われていると思ってしまう、情けない自分を感じた西森だった。そんな、 悲しいエピソードは含まれていない。
序盤はわりと合っているw
おすすめの青春漫画2024!思春期、部活、学園の青春群像劇を描く作品を紹介6. 鋼鉄の華っ柱 / 西森博之(完結 / 全9巻)
帝王学を学んだ三橋のような男が主人公の本作。
大富豪から破綻した主人公・真道が頼りになる仲間と持ち前の胆力で成り上がるストーリーです。
これ初見つまらないかなーって思ってたんですけどむちゃくちゃ面白かったです。成り上がり+富豪の闇に挑む展開は激熱でした。他の作品と違うのは今井のような不幸キャラがいるんですがそいつも強いという。
西森氏
確か、主人公の真道がアパートに棲む亡霊を殺虫剤でやっつけるという、豪傑の話 生まれて初めて捻挫なるものを経験し、漫画家が足を捻挫してもちっとも仕事を休ませて貰えないことを知りました。いや、結構つらいんですよ、足組んだり、 胡座かいたり、正座したりしながら描いてるんで…誰もわかってくれなかった。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。
…なんだこれ(笑)
7. 柊様は自分を探している。 / 西森博之(完結 / 全8巻)
これぞ西森と言わんばかりの青春×ギャグ×恋愛漫画。『天使な小生意気』好きなら結構好きだと思う。
とても強くて姫のような振る舞いの柊。真っすぐで無欠の高校生・圭二郎。誰にもこびない圭二郎が柊にだけはつくすという新しいボーイミーツガール。
西森作品でたまにあるオカルト要素アリの作品です。
8. カナカナ / 西森博之(第1部完 / 全6巻)
身寄りがなく人の心が読めるがゆえに悪人に連れ去れそうになった孤独な少女カナカ。逃げる中でカナカが出会ったのは極悪スカーフェイスだけど心がとても温かい元不良のマサ。
ボロボロのカナカを見たマサはカナカを引き取りファーザーになることを決意していく。
これは西森先生の新境地じゃあああぁあああ!!!!
西森先生って不良漫画のイメージ強いと思うんですけど、いろんなギャグ回やほっこりを描くのがめちゃくちゃうまいんですよ。そのほっこりに全振りしたのが新作『カナカナ』なのです。つまらないわけがないというかめちゃくちゃ面白いです。
カナカはめちゃくちゃかわいいし、マサも「粋」そのもの。マサの友人たちもいい人すぎ終始ニマニマできます。作中にちりばめられている西森節も健在。
頭空っぽにして読みたいおすすめの日常漫画。女子高生から男子高校生、聖人の日常を堪能せよ9. 西森博之短編集 / 西森博之(完結 / 全1巻)
ありそうでなかった西森博之の短編集。比較的初期の作品が多いですが、要所要所に西森博之の連載作品につながるようなエピソードやキャラクターが多く登場します。
「今日から俺は」の三橋、今井、谷川を彷彿とさせるキャラ(伊藤っぽいキャラはいません)や「お茶にごす」のカホちゃんのようなキャラが理不尽に怒り散らす「A子シリーズ」など西森ファンはニヤニヤするはず。
作品ごとに西森さんの解説があって本人のコメントを見ることが少ないのでそれも見どころです。
面白さを凝縮した1巻完結のおすすめ短編漫画23選|まるで映画のような完成度原作協力をしている西森博之作品
西森博之先生はアシスタントさんに原作協力のような形で作品を提供することもあります。こちらも意外と面白い。
1. スピンナウト / 西森博之、春風邪三太(完結 / 全4巻)
原作という形で携わった作品。珍しいファンタジーもの。今日から俺はのテンションを引き継ぎつつ、異世界サバイバルファンタジーを堪能できる。ギャグは少なめ。
西森氏の粗筋紹介
確か、主人公の五月が、飛び魚が飛ぶ姿を生まれて初めて見て、感動する話 この世界観を立派に表現して貰う為、サンタをアイルランドに連れて行ったのに、サンタはその数年後、テレビでダブリンを見た時、あ、なんか聞いた事あるとか、寂しい事を言いました。そんな、悲しいエピソードは含まれていない。 [ダブリンはアイルランドの首都、当然行った。五日は滞在]
ワケガワカラナイヨ
2. 何もないけど空は青い / 飯沼ゆうき、西森博之(完結 / 全7巻)
西森先生がネームで参加した作品。西森先生らしからぬ終末もののSF作品(もちろん青春漫画でもある)なためか作画は別の作家さんに。賛否あり。個人的にはイマイチでした。
実は小説も書いている。西森博之の小説作品
意外と知られていない、というか僕も知らなかったんですけど小説も書いてるようですね。物語の設定で勝負するよりキャラで勝負するタイプだと思うので日常系とかのほうが向いてそうって勝手に思うけど、、、
ガチで面白い小説おすすめ小説2024!読み始めたら止まらない名作を厳選紹介1. 満点の星と青い空 / 西森博之
なんと小説らしい。こんなん書いてたんだ。未読。どうなんだろ。
2. 俺の心臓は彼女にしか撃ちぬけない / 西森博之
ラノベっぽいタイトルだな。西森氏の小説、、、うーん。気になるけど小説は他にも積んどくあるので保留かな。
あとがき
西森博之作品のシリアスとギャグのバランスはピカイチだと思いますね、しかし。
近年、ドラマ化などで再評価されていてうれしいです。今日から俺は!でハマった人はぜひほかの作品も読んでほしいですね。
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