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激動の時代がよく分かるおすすめ政治漫画!世界と日本の「いま」を勉強しよう

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新型コロナ、米中対立、憲法改正、ロシアのウクライナ侵攻、BLM…エトセトラエトセトラ。世界はいま激動の時代を迎えようとしております。

しかし、忙しい現代人がスマホでニュースを流し読みして政治の世界や時代背景、各国の思惑などを理解していくのは本当に難しいものです。

ということで、政治の世界に少し興味を持つキッカケになる「政治漫画」を紹介します。少し難しい話題も漫画だと頭に入りやすいもの。政治に興味を持つ第一歩として政治漫画を読んでみるのはどうでしょう?

政治漫画の特徴とこれから

日本での日常生活では宗教と政治の話題はNG…とは言わないまでも、センシティブな内容だけにあまり話題になることは少ないですよね。日常の人間関係で政治の知識や情報を得るのはなかなか難しいものです。

ではニュースで政治的な知識を得られるか…というとこれもまた難しい。コメンテーターの知識不足、局や番組として偏向報道するこもちらほら。

なんとなく日本では政治というものに興味持ちづらいのが現状だと思います。しかし、令和以後の世界はコロナや米中の対立、ロシアのウクライナ侵攻とこの数十年が嘘のように目まぐるしく動ています。

そういう状況の中で、政治に触れるきっかけとして「政治漫画」はどうだろう?ということで、今の日本で読める政治漫画の特徴と今後に期待したいことをいくつか紹介させていただければと思います。


近現代史を学ぶのに政治漫画はかなり役立つ

私は高校時代一番好きな科目が日本史だったのですが、第二次世界大戦から戦後の近代史はかなり端折られて教えられました。歴史は古いところから学ぶので近現代史に割かれる時間というのがかなり短くなる傾向があります。

しかし、今の我々の生活にとって大事なのは近現代史なわけです。平安時代より昭和平成に何があったのかのほうが今の自分を取り巻く環境に直結しますからね。それが、あまり学校の授業で学べない…という問題に対し政治漫画はかなり役に立ちます。

近現代史が苦手な人、もしくは公民などが苦手な人は「政治漫画」を手に取ってみてもよいかもしれません。

心が熱くなる超おすすめの歴史漫画を国別に紹介する|日本史・中国史・世界史の勉強にもなる

政治不信からかやっぱり政治漫画は少ない…が、粒ぞろい

この記事では面白い政治漫画をいっぱい紹介したい…と言いたいところですが、残念ながら政治漫画は少ないです。やはり、政治不信などから国民の政治への関心が低く、商業漫画として成り立ちづらいのかもしれませんね。

しかし、この記事で紹介してる数少ない政治漫画は他ジャンルの作品と比べてもかなり面白いと思います。特に「紛争でしたら八田まで」という作品は昨今のミャンマーやウクライナ情勢を事前に描いていており、なぜこのようなことが起こるのか、その背景を理解するのに非常に勉強になります。


スカッとする政治漫画→実写化の流れを見たいけど…

たとえば「半沢直樹」のようにわかりやすくスカッとする政治漫画を今後もっと読みたいですね(ゆくゆくはドラマ化…など)。

ただ、日本だとかなり難しいかもしれないですが。政治の議論を見ていると左派、右派の分断がますます鮮明になってきました。政治の世界では真ん中というのはかなり難しいものです。どんなに物語として面白くても、作品が左右どちからに偏った瞬間に叩かれまくりそうな未来しか見えないですしね…。炎上が怖い出版社はなかなか手が出せないでしょう。

おもしろい、スカッとする政治漫画がどんどん世に出てほしいですけどねえ…


1. 紛争でしたら八田まで / 田素弘(連載中)

あらすじ

イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決すること。そんな彼女に依頼を出してきたのは、ミャンマーにある日本の企業だった…。

世界中の紛争に「チセイ」を武器に戦う世界を回る解決屋・八田百合!

中国人民解放軍の海洋進出、イラン核合意、ブクレジット、クリミア併合、ミャンマーのクーデターetc…

八田百合は歴史、宗教、政治、軍事、経済などあらゆる知識をもとに世界中のもめ事を解決する地政学リスクコンサルタント。びっしりと詰め込んだチセイと得意のプロレス技で解決不能と思われるような複雑交渉をまとめていく八田百合の活躍を描く話題作。

この漫画は手放しで凄いです。まず、架空の設定ではなくガチの時事ネタや土着の民族・風土を複雑に絡めた紛争が毎回テーマになっています。

クリミアをめぐるウクライナの攻防やアフリカの呪術を絡めた事件、さらには日本のヤンキー同士の抗争まで八田百合があの手この手で解決させていきます。

もちろん漫画なので強引な部分もありますが、いずれにせよ今の世界情勢に対して遺憾で終わらせる日本の政治よりも遥かにマシに思わせてくれる八田の解決策に心躍るはずです。

2. 昭和天皇物語 / 能條純一、半藤一利、永福一成、志波秀宇(連載中) 

あらすじ

大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い
昭和という時代を生き抜いた巨人。

波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯に
半藤一利氏協力のもと、漫画界の巨人・能條純一氏が挑む――

武田鉄矢がワイドナショーで絶賛した太平洋戦争を昭和天皇の人生から見つめなおす歴史的な快作

ある種タブーともいえる太平洋戦争時の天皇、つまり昭和天皇の生き様を描く作品。

戦争の十字架を背負った昭和天皇の生きざまを物語として描くのは非常に勇気がいることだと思うが『月下の棋士』で生き生きと棋士たちを描き切った能條純一がとてつもない気迫で描いている。

波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯を生きた昭和天皇の幼少期から描く本作。日本人なら必読の作品になると確信しています。

3. サンクチュアリ / 池上遼一、史村翔(完結 / 全12巻)

あらすじ

北条彰は六本木周辺を縄張りとする暴力団・北彰会の総長。ある日、北条は組員の田代を伴い、佐倉代議士のスキャンダラスな写真をネタに強請(ゆすり)を計画。その事務所を訪れるが、そこで政治家秘書には珍しい強面(こわもて)の男に追い返されてしまう。田代が事務所に帰った頃、北条は驚いたことにその秘書・浅見千秋と会っていた。そして、北条は浅見と共に国会議事堂を見ながらつぶやく。「オレは、必ずおまえをあの赤絨毯の上に立たせてみせる!」と………

こういう政治家に未来を託したい…真っすぐな男たちの政!

腐った日本を立て直すべく二人の男が表(政治)と裏(極道)の世界をのし上がっていく。日本を変えるために熱く生きる男たちの姿を見ることができます。

選挙の時期になるたびに読みたくなるマンガNo.1。このマンガ読んで選挙行かないやつっているの?「さっさと早く選挙に行かんかー」 と絶叫するシーンはあまりにも有名。

4. 加治隆介の議 / 弘兼憲史(完結 / 全20巻)

あらすじ

政治不信の今、若き政治家・加治隆介登場!加治隆介、39歳。一流商社のエリートサラリーマンである彼には、政治家である父・元春と父の下で働く兄・春彦がいた。しかし、代議士の父の急死で衆議院戦出馬要請をうける。総理直々の要請も蹴った加治だったが、政治理念を実行する決断を下した。加治は、落選しても大義を貫きたいと、地元の利益誘導はしない公約を打ち出した。そのため、民政党の公認もはずされ、地元農民の反感をも買い、大苦戦となる。加治隆介の熱き闘いが、今始まる!

弘兼憲史が描く政治漫画!加治隆介の熱い政治が見れる

地元の大物政治家の息子でありエリートサラリーマンの加治隆介。政治に興味なく父と兄と距離を置いていた加治だったが、父と兄が謎の交通事故で死に地盤を継いで政治家を目指す。

地元よりも大義を貫き、反感を買いながらも政治の世界でのし上がる加治隆介の青臭い政治は見逃せないはず。

「島耕作シリーズ」でおなじみの弘兼憲史さんの描く綿密な政治漫画ですね。弘兼さんが脂の乗り切った時期に描いておりめちゃくちゃ下調べをしたことがわかる本作。政治、内閣、派閥がどういうものかもわかり面白いだけでなくとても勉強になります。

時期的には少し前になりますが、当時の時事をふまえた物語の展開とその中で通すべき信念を曲げない加治隆介に憧れます。また、加治は不倫をしてはいますが、島耕作ほど節操ないわけではありません。

5. クニミツの政 / 朝基まさし、安童夕馬(完結 / 全38巻)

あらすじ

「腐った政治をぶちのめす!」――姓は武藤、名は国光。中学中退、出前迅速。喧嘩と祭りに生きると決めたが、気付いちまったぜ! “ニッポンは腐ってる”ってよぉ! 小さいオツムにどでかい心、政治家秘書・クニミツの波乱万丈、世直しものがたり、ここに開幕!

少年誌では珍しい豪快政治漫画

喧嘩と祭りに生きる破天荒男が政治家秘書として政治に目覚め成長していく作品。腐敗した社会、日本が抱える問題に切り込む世直し漫画でもある。

元々はサイコメトラーEIJIの一登場人物に過ぎないクニミツを主人公にした作品。要するにスピンオフ。政治的な思想は置いておいてフラットにみておもしろい作品だと思います。

6. 疾風の勇人 / 大和田秀樹(完結 / 全7巻)

あらすじ

1947年。終わりの見えない占領が続く日本。復興財源をかき集める大蔵省次官・池田勇人の前に現れた吉田茂が吼えた!「GHQを追い出し日本を独立させる!」 池田は吉田と行動を共にすることを決意!そして吉田のもとに新時代の戦士達が結集する!さあ、GHQからこの手に政を取り戻せ!!

日本の独立を勝ち取った国士たちの戦いを見よ!戦後の日本史を描く痛快政治エンターテイメント

「GHQ(Go Home Quickly)」という合言葉に占領期にあった日本で独立を勝ち取るために奮闘する吉田茂、佐藤栄作、そして所得倍増計画をぶち上げた池田勇人の活躍を描く政治漫画。

戦後の日本がどれほど困窮してたのか、どれほどアメリカの理不尽に振り回されていたのか、そしてどれだけ気骨のある政治家がいたのか。これらのことをわかりやすくおもしろく劇的に読ませてくれます。

しかし残念なことに7巻で完結。日本の独立までは描けてますし、その中で池田勇人がどのようにふるまってきたかがわかりますが、肝心の所得倍増計画までは描かれませんでした。

戦後独立を描く作品は多くありますが、所得倍増計画を描く作品は多くなく、ここを読みたかったので非常に残念です。いつか続編が始まる子を期待しておきます。

まとめ:激動の時代を政治漫画を通して学んでいこう

 数は少ないけど近現代を学ぶのに最適な政治漫画。この激動の時代をいろんな角度から描く政治漫画が増えていくといいなあと思います。

またおもしろ政治漫画を見つけたらどんどん時々のぞいてみてください。以上。

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