おすすめのアニメ映画2024!絶対おもしろい100億越えのヒット作や名作アニメ映画を見逃すな

近年、日本のアニメ映画が恐ろしいことになっていますよね。アニメに対する偏見もなくなり文化としての格が上がり、世界的に評価されるようになった日本のアニメ。アニメ映画の興行収入も100億円を超えるようなもの多発しており、とにかく日本のアニメ映画の勢いが止まりません。

ただ、近年の作品だけでなく昔のアニメ映画にもおもしろいものはたくさんありますのでおすすめのアニメ映画を紹介します。

この記事では3Dアニメーション以外のアニメ映画を紹介します。

「アニメ」映画はもはや邦画のど真ん中に

日本映画製作者連盟が発表した日本映画の2023年興行収入ランキングの上位が以下になる。

上位3作品はいずれもアニメ作品であり、上位10作品中6作品がアニメ映画になる。ちょっと昔まではアニメは実写より低く見られてたり、話題になる作品は宮崎駿、新海誠など一部の有名クリエイターの作品ぐらいのものでした。

しかし、いまや日本のアニメ映画は日本を超えて世界でも評価されるようになっています。この記事ではそんなアニメ映画の中であらためて視聴したいおすすめ作品を紹介していいきます。

興行収入100億越えのおすすめ劇場版アニメ

おすすめのアニメ映画を紹介。また、公表しているもに関しましては興行収入も紹介しますので作品選びの参考にしてください。

1. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編（2020年公開 / 興行収入:404.3億円）

歴代興行収入ぶっちぎりの1位!!『鬼滅の刃』屈指の人気エピソードの映画化

『鬼滅の刃』の人気を決定づけたエピソードであり、TVシリーズ1期（竈門炭治郎 立志編）の続演にあたるエピソードを映画化したのが本作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。

40人以上の行方不明者を出している無限列車に炭治郎達3人と柱の一人である煉獄杏寿郎とともに任務に挑むという話。鬼殺隊の最高クラスの剣士である「柱」と鬼の幹部である「上弦」の初対決までを描く。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は日本アニメ映画史上象徴的な作品で、これまでのアニメ映画は専用のオリジナルストーリーで描かれることが多かったに対し、本作はTVシリーズの続編をそのまま映画にして大ヒットしました。

その勢いはコロナ禍の巣ごもり需要もあいまって凄まじくあれよあれよと日本歴代一位のヒット作になりました。

2020年12月4日 漫画『鬼滅の刃』を最終巻まで一番お得に読む方法をどこよりも詳しく解説します

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2. THE FIRST SLAM DUNK（2022年公開 / 興行収入:158.7億円）

連載終了から25年。最新の映像技術であの山王工業戦が映画になって完全再現！

あのスラムダンクが、井上雄彦本人を脚本・総監督にすえ映画化。しかも、当時のアニメでも放送されなかった山王戦。スポーツ漫画史上最高の試合といわれているあの山王戦が最新の技術を持って映画になりました。

試合展開は原作そのままに、リョータを主人公にしエピソードを各種追加して再構成された本作。原作ファンはもちろん、はじめてスラムダンクを見る人にも絶賛される出来です。

試合を見せる演出がとにかくすごく、鳥肌シーンの連続。終盤の試合展開はまさに息をのむ、呼吸をするのも忘れるぐらい試合に熱中できるはず。

スポーツアニメ史上最高の試合と断言できる熱い試合は絶対見たほうがいいです。

2023年1月14日 映画『THE FIRST SLAM DUNK』はやっぱり最高！往年のスラムダンクファンも納得の出来

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3. ヱヴァンゲリヲン新劇場版 4部作（2007年～2021公開 / 興行収入102.2億円）

「さよならすべてのエヴァンゲリオン」再構築したエヴァンゲリオンの新劇場版

約30年前に社会現象を起こしたTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』をリブート（再構築）した劇場版が『新世紀エヴァンゲリオン』です。順番に「序」「破」「Q」「シン」で「シン」は興行収入100億を超えました。

人類の大半を死滅させた”セカンドインパクト”という大災害から復興中の第3新東京市に訪れた新たな危機である使徒と呼ばれる怪物を倒すために、特務機関ネルフのエヴァンゲリオンに乗りこむ少年少女の戦いを描く本作。

もともとTVシリーズのエヴァが相当面白かったものの最終回でぶん投げ、劇場版で何とか終了した…わけですが、この『ヱヴァンゲリヲン新劇場版 4部作』はリメイクというよりリブート。旧作を盛大なフリにして、エヴァの物語を文句なしに完結させました。

相変わらずストーリーは難解で裏設定盛り盛りなんですが、それでも面白いと思わせるパワーがエヴァにはありますね。約15年かけた長大な作品のため、ファンも「本当に終わる日が来るとは…」と複雑な気持ちになった作品でもあります。

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4. ONE PIECE FILM RED（2022年公開 / 興行収入:203.3億円）

国内興行収入約200億！ワンピース映画史上最高傑作が『ONE PIECE FILM RED』

漫画は世界的に超大ヒットしているにもかかわらず、アニメや映画は原作ほどヒットがなかった『ONE PIECE』に遂に特大のメガヒットが誕生しました。

本作のヒロインはシャンクスの義理の娘でありルフィの幼馴染でもある少女ウタ。驚異的な歌唱力とウタウタの実の力で世界中の人々をなんでも望みが叶うウタウタの世界に閉じ込めようとするウタはトットムジカという歌の魔王をよみがえらせてしまう…というお話。

伝説のジジイを描くのに飽きたという織田先生が世の中に放ったのがこの2トーンカラーのウタ。Adoの歌唱力もあいまって最高のヒロインとして大人気になりました。劇場歌は本当に気合が入っていて圧巻です。

また、原作ファンとしてもいくつか原作の伏線になりそうなシーンやギア5の姿が先行的に登場してたりと見どころが多く、リピーターが多いのも超納得の出来です。

2019年4月22日 「全話無料連載 ワンピースアプリ」はフルカラーで毎日連載の神漫画アプリだった件(各編あらすじ＆感想付き)

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5. もののけ姫（1997年公開 / 興行収入:201.8億円）

宮崎駿が描く「神殺し」！当時の日本興行収入歴代1位になった傑作

村を襲ったタタリ神と呼ばれる化け物を殺したことで右腕が呪われたアシタカ。自身の呪いを解くためにタタリ神が現れた西を目指すアシタカは巨大な山犬とともに行動する少女・サンと出会う。

スタジオジブリ最後のセル画による制作で凄まじい作画枚数で作られた『もののけ姫』。当時の歴代興行収入1位を塗り替え、海外でも高い評価を得ました。

宮崎駿作品の中でも戦闘描写が多く、アシタカの呪いの右腕による暴走は中二心をくすぐる者があります。人対森、神殺し、ハンセン病など重いテーマを宮崎駿が懸命に描いています。

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6. 千と千尋の神隠し（2001年公開 / 興行収入:316.8億円）

アカデミー長編アニメ映画賞を受賞した宮崎駿最大のヒット作

トンネルの向こうで不思議な街に迷い込んだ10歳の少女・千尋。人間が入ってはいけない八百万の神々が住む世界で、魔女の湯婆婆に名前を奪われた千尋はあらたに「千」という名前をもらう。

豚にされた両親を救い、元の世界に戻るため湯屋で働くことになった千は実直にはたらくことで少しずつ湯屋で一目置かれる存在になっていく。

興行収入316.8億円という化け物的なヒット作。当時の歴代興行収入をぶっちぎった傑作です。

個人的な友人である10歳の少女を喜ばせたい、10歳の少女向けの作品を作りたいとして生まれた本作。前作の『もののけ姫』ほど血生臭くなく、ファミリーで楽しめる作品に仕上がっています。

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7. 呪術廻戦0（2021年公開 / 興行収入:137億円）

『呪術廻戦』の原点にして原典。愛から転じた呪いをめぐる純愛の物語。

幼少の頃に死んでしまった幼馴染・祈本里香に呪われた主人公・乙骨憂太。呪いを解くために呪術を学ぶ呪術高専に入学した憂太は、最悪の呪詛師・夏油傑に出会う。

12月24日、新宿と京都に千の呪いを解き放った夏油は、莫大の呪力を持つ里香を手に入れるため、呪術高専に残った乙骨憂太を狙う。

週刊少年ジャンプの増刊でありGIGAでしか掲載されていない『呪術廻戦 0』が100億を超えるヒット作になると誰が想像しただろうか。原作漫画は全1巻と非常にコンパクトにまとまってます。

この『呪術廻戦 0』をMAPPAの超クオリティの演出で盛りに盛ったらこんなにもド迫力で面白くなるのかと感心しました。戦闘シーンはやばいですし、原作ファンがニヤリとするサービスも多数。はっきり言ってめちゃくちゃ面白いです。

2023年9月13日 アニメ『呪術廻戦』全話感想まとめ｜圧巻のクオリティで展開するダークファンタジー

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8. 君の名は。（2016年公開 / 興行収入:251.7億円）

世界中でメガヒットした新海誠の新境地

2016年は邦画当たり年と言われるぐらい豊作だった年なんですがダントツのヒットをしたのが「君の名は。」。新海誠監督らしい美しい絵と音楽との融合はありつつ、これまでの作品と大きく変化したのは万人受けするエンターテイメントへと進化したということでしょう。

「なんでこんなにヒットしたのか」等厳しい意見もある作品ですが、私はこの作品を見たとき「なるほどこれはヒットするわ」と感心したものです。

夢の中での男女の入れ替わりのコメディパートからの超展開。笑えるし、泣けるとこもあるし、幸せな気持ちにも、ハラハラドキドキもある。これぞ娯楽というべき作品でした。

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9. すずめの戸締まり（2022年公開 / 興行収入:149.4億円）

災いを防ぎ、好きな人を助けるために日本中を疾走する少女の成長譚

東日本大震災で被災し母を亡くした少女・すずめ。今は叔母とともに宮崎県の田舎で静かに暮らしているが、ある日廃墟を探す美しい青年・草太に出会う。どこかで見たことのある草太を追って廃墟に向かったすずめはポツンと佇む扉と不思議な形の石を見つける。

その扉はミミズと呼ばれる地震を発生させる怪異を閉じ込めており、草太はその扉を閉じて怪異を鎮める「閉じ師」だった。

新海誠史上ある意味で最強のヒロインすずめ。メンタルと肝の座り方が凄いです。日本中で発生する大地震を防ぐために宮崎から愛媛、神戸、東京、そして宮城を目指して扉を閉じながら旅をするロードムービー風の冒険です。

私は宮崎出身なので、「しゃべり方が宮崎っぽい」と見てたら案の定宮崎が舞台でびっくり。神話の始まりの場所ということで宮崎から始まった物語は、まだ記憶に新しい東日本大震災の発生地・東北を目指しながら進みます。

旅の途中途中で出会う人に助けてもらったり、叔母と衝突したり、それでも日本と好きな人を守るために奮闘するすずめがめちゃくちゃかっこよくてこれだけヒットするのもわかりました。新海誠はやっぱりすげえ。

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10. 天気の子（2019年公開 / 興行収入:142.3億円）

世界を救うか、それとも好きな人を救うのか

離島から東京へ家でしてきた少年・帆高は、フェリーで出会った怪しげな男を頼りオカルトのライターを始める。帆高は異常気象で雨だらけの東京において晴れ女がいるという噂の取材を始める。

東京に来た時に助けてくれた少女・陽菜が、その晴れ女だとしった帆高は「晴れ」を届けるサービスを始める。

東京の実際の街並み、商品、劇中にも当時の音楽が使われておりかなりリアルに描かれている本作。家出少年、親を亡くし子供だけで暮らす姉弟、ラブホテルやら銃などキラキラだけじゃない新海誠の新境地っぽい演出と、好きな人のために頑張るという新海誠らしさ前回の演出のギャップがとてもよかったです。

友情出演的に『君のは。』の主人公二人も出ているなどサービスも多い。

天気を操るという規格外の代償として東京の異常気象を止める人身御供になるのか、それとも東京を捨てても生きるのか…という究極の拙宅を求められるふたり。その結末は…賛否ありますが、私は「賛」の立場です。

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おすすめ劇場版アニメ10選

興行収入100億は超えてていませんがおすすめの劇場版アニメを紹介。

1. BLUE GIANT（1988年公開 / 興行収入:13億円）

世界一のサックス奏者を目指す宮本大と仲間たちの物語

映画『BLUE GIANT』は同名の原作漫画の4～10巻を題材にした作品。JAZZに魅せられ不断の努力で世界一のサックス奏者を目指す宮本大が上京してから海外へと羽ばたくまでの物語。

上京した大は異色のピアニスト・沢辺雪祈と同郷の友人・玉田俊二と10台のジャズバンド”JASS”を結成し、東京で一番のライブハウス「SO BLUE」の出演を目指す。

私はこの原作漫画大好きで全巻持っております。本先品は漫画6冊分を120分にまとめているということで細かなエピソードはカットされてるし、ラストは原作漫画から少し内容を変えているんだけども…それでも私はこのラストだけは原作漫画よりはるかに好きです。というか、脚本が原作者の一人なので原作側の願いというか想いみたいなものがこの映画に織り込まれているのかなとさえ思います。

そしてなにより演奏です。東京五輪でも演奏した上原ひろみなど錚々たる奏者による卓越したパフォーマンス。ライブ表現も美しく色鮮やかなで彼らの若くて蒼い演奏をぜひ聞いてほしい。ヘッドホン必須です。

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2. 涼宮ハルヒの消失（2010年公開 / 興行収入:8.4億円）

アニメ版『涼宮ハルヒ』の集大成はSFミステリー

TV版『涼宮ハルヒの憂鬱』の最終話からの続編にあたるストーリーが本作『涼宮ハルヒの消失』。クリスマスパーティーの計画を立て準備を進めていたSOS団だったが、ある日世界が一変する。

ハルヒと小泉がいなくなり、長門とみくるは普通の高校生に…。唯一、以前と変わっていないキョンは元の世界に戻る手掛かりを求めて奔走する…というような話。

TVシリーズがコメディ基準のSF日常アニメだったのでそのノリで視聴してたら思った以上にシリアスでミステリー要素が強くて度肝を抜かれました。

これまで傍観者に近い立ち位置だったキョンが追い込まれていく様は結構ホラー。そして、普通の女の子になった長門の可愛さよ…。この映画の後、「長門は俺の嫁」という発言があちこちで言われるようになったとか…。また、本作でTVシリーズの伏線を回収しまくるのでもう一度TV版を見たくなります。

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3. AKIRA（1988年公開 / 興行収入:10億円）

1980年代を代表するジャパニメーションの金字塔で不朽の名作

1988年に東京に落とされた新型爆弾をきっかけとしら第三次世界大戦から31年後のネオ東京。政府と反政府ゲリラの攻防が繰り広げられる中、金田や鉄雄といった不良少年は暴走行為中に老人のような子供・タカシと遭遇する。タカシと接触した鉄雄は、ARMYに拉致され超能力に目覚める。

超能力に目覚めた鉄雄は、自身を呼び寄せる存在であるAKIRAを目指し暴走。金田は鉄雄を止めるため、AKIRAが眠るという旧オリンピック建設予定地へと向かう。

国内外、様々なクリエイターに影響を与えたのがこの『AKIRA』であり監督・原作者である大友克洋です。日本の漫画表現は大友克洋以前・以後で語られることもあるとか。

このアニメ映画『AKIRA』は当時としては異例の制作費と一線級のクリエイターをあつめて制作された作品で、CGでないのに今見てもめちゃくちゃ動くしめちゃくちゃ綺麗です。職人たちの途方もない努力と意地を視ることができます。金田のバイクのシーンはミーム化しており様々な作品でオマージュされていますね。

超能力をつかったド派手なアクションは圧巻です。今見ても最高峰といえるでしょう。

ただ、この作品は原作漫画連載中に制作されてたため、大きな設定は同一ですが漫画版とは結構内容が違います。アニメ見たらぜひ原作漫画も読んでみてください。

ちなみに、2019年に原作漫画に準拠した新アニメプロジェクトが発表されましたが、それ以降音沙汰がありません…

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4. この世界の片隅に（2016年公開 / 興行収入:27億円）

こんな戦争映画見たことない！戦時の日常も暖かく描いた名作

戦争映画のほとんどはその悲惨さ、陰鬱なものが多い中で『この世界の片隅に』は日常「も」そのまま描いた名作です。

だからこそ戦局が悪化してくる中での悲劇がより重く感じられます。

ただ悲惨なだけでなくて、どんな状況でも生きていく人の強さや温かさ、そしてユーモアも同時に淡々と描かれておりそこに救いがあるのが見ていてほっとします。

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5. サマーウォーズ（2009年公開 / 興行収入:16.5億円）

夏になると見たくなるアニメ映画

世界中の人が使うインターネットの仮想空間OZがラブマシーンにのっとられた。主人公はひょんなことから名家のお婆さんの誕生日に参加。

ラブマシーンの影響でお婆さんが亡くなり、家族で敵討ちに挑む青春✕家族愛ムービー。

全てのインフラともいうべき仮想空間が存在する近未来…にも関わらず、ど田舎で物語は進むこのギャップが受けたのかも。

冴えない主人公が勇気を振り絞って頑張る作品が大好きです。最後の最後で主人公超頑張るのはグッと来ましたね。

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6. 映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲（2001年公開 / 興行収入:14.5億円）

子供に見せたくない番組の代表格が「子供と大人どっちにも見てほしい」映画に

クレヨンしんちゃんのアニメ映画はギャグに振り切ったものから本作のようなギャグ＋泣けるドラマというものがあるがその「泣けるクレしん」の代表作。

大人が街からいなくなるというホラーのような展開からしんちゃんたちが活躍する中盤のギャグパート、そして泣ける後半パートとクレしん映画のすべてが詰まっているという感じです。

ヒロシの回想シーンの素晴らしさで普段クレヨンしんちゃんを見ない層にも評判になった作品です。ほんとこのシーンは涙が止まらなくなりました。

クレヨンしんちゃんということで偏見を持って見ていない人にこそ見て欲しい日本アニメ映画の傑作です。

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7. 夜は短し歩けよ乙女（2017年公開 / 興行収入:5.3億円）

御都合主義万歳！京都を舞台に”黒髪の乙女”と”先輩”が巻き起こす珍道中

森見登美彦の代表作が『四畳半神話大系』で監督を務めた湯浅政明によってアニメ映画に。四畳半のときも思いましたが小説の世界観をここまで再現するのは本当にすごいと思う。

京都を舞台に情けない先輩と無敵の黒髪の乙女、珍妙な仲間たちが次々と巻き起こす珍事件。

圧倒的に振り回される先輩、すたすたと楽しみながらまい進する黒髪の乙女。このコントラストをアニメでもぜひ見てほしい。

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8. スプリガン（1998年公開 / 興行収入:3.5億円）

「戦って死ね」オーパーツをめぐる工作員同士の激しい戦い

現代の科学力をはるかに超える古代文明の危険な遺産。それら遺産を悪しきものの手から守る組織アーカムのS級特殊工作員（通称：スプリガン）の御神苗優。

ある日アーカムは伝説の「ノアの箱舟」を発見する。ノアの箱舟をめぐり、スプリガンと米軍の壮絶な戦いが始まる…というのが原作『スプリガン』の中でも屈指のエピソードである『ノアの箱舟』編を映画化したものだ。

実は『スプリガン』は2022年にもNETFLIXによってアニメ化されているのだが、クオリティは20年以上前の劇場版『スプリガン』のほうが残念ながらはるかに高い。

なんといっても大友克洋が総監修しているだけあってアクション、そしてボスのサイキックが『AKIRA』を彷彿とさせる素晴らしい出来になっている。

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9. アイの歌声を聴かせて（2021年公開 / 興行収入:2億円）

観終わったときにきっと笑顔になるAI×青春のハートフルコメディ

AI技術が発達し始めた近未来の日本。著名なAI研究者を母に持つサトミの高校にある日美少女のシオンが転入してくる。シオンは最新のAIでバレずに生活を過ごせるかの実験に来たのだが…。

最新のAIとは思えないぐらいポンコツぶりを発揮するシオンだけど、クラスメイトの様々な悩みを結果的に解決し、悩み多いサトミ達はシオンとともにどんどん仲良くなっていく。

唐突に歌いだすシオン、無茶苦茶な行動に振り回されるサトミ達を見ていると序盤は中々共感性周知が凄くてつらかったのですが中盤から終盤にかけてどんどん引き込まれます。

なぜサトミが孤独なのか、シオンはなぜサトミを幸せにしたいのかが明かされる後半はお見事。原作無しのアニメ映画ですがクチコミでヒットしたのもうなづける作品です。

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10. かがみの孤城

2018年本屋大賞を受賞した傑作小説の劇場版

学校で居場所をなくなった7人の少年少女がある日自宅の鏡から謎の城に連れ込まれた。そこで出会った狼の仮面をかぶった少女に「どんな願いも叶う部屋への鍵を探してほしい。期限は3月31日まで」と頼まれる7人。

9時から17時の間だけはいつでも自由に行き来できる城の中に7人は鍵を探したり、自分の悩みを語ったりしながら少しずつ仲良くなり城を自分の居場所だと思うようになっていく。

2018年本屋大賞をぶっちぎりの評価で獲得したという本作。私もいつか読みたいと思っていた小説だったので、予備知識ほぼ無しで映画で視聴しましたが良かったですね。「いじめ」や「性犯罪」みたいな描写があるので、少し重いんですけど少年少女の成長するシーンやラストにジーンとします。

ミステリー要素に関しては比較的わかりやすいので中盤にある程度予測つく人は多いと思いますが、物語自体が非常に面白いので気になることもなく楽しめるはずです。全体的に派手さはないんですけど、間違いなくいい映画です。

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11. 楽園追放 -Expelled from Paradise-（2014年公開 / 興行収入:1.8億円）

電脳世界で生きる人類が地上で自我に目覚めたAIと出会うSF作品

ナノハザードにより文明が崩壊後の2400年。人間は知能だけの姿になり、電脳世界で生きていたがたびたび地球からハッキングを受けていた。

電脳世界を守る捜査官であるアンジェラは、リアルボディを精製し地上へ。破天荒な地上の協力者ディンゴとともに世界の謎を追うというようなSF作品。

ちゃんとしたSFの世界観をキワキワの衣装を身にまとったプリプリの美少女がイカツイマシーンを乗り回す。これを最高と言わずになんというのか…。

ストーリー的に続編がありそうな終わり方だったのでどうなるかなと思っていたら2024年に続編制作の発表がされました。2014年当時も相当な映像美でしたが、続編はどんな映像になるのか今から楽しみです。

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12. 映画 この素晴らしい世界に祝福を！紅伝説（2019年公開 / 興行収入:7.1億円）

劇場版で爆裂魔法がもっとド派手に炸裂する…のか!?

TVシリーズの約2年後に公開された劇場版。パーティーメンバーであるめぐみんの故郷である紅魔の里が滅亡の危機に瀕しているとして里に向かうカズマ達一行。

紅魔の里で見たのは、魔王軍をノリノリでボコボコにしている紅魔族の村人たちだった…。

TVシリーズ2期の正式続編であり、作中でも人気だっためぐみんを掘り下げる劇場版ということでTVシリーズ以上に悪ノリしたエピソードで最高でした。

めぐみんだけ中二病をこじらせたイカレポンチかと思いきや紅魔族全員イカれてるし、カズマはモテ期をこじらせるし。なんやかんやで紅魔族誕生の秘密も明かされるし意外と重要なエピソードとして後々振り返ることも…ないな。

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13. ピアノの森（2007年公開 / 興行収入:2.1億円）

美しいピアノの演奏に惚れ惚れする伝説の音楽漫画『ピアノの森』のアニメ版は…賛否の出来

「森の端」と呼ばれる治安最悪の歓楽街に生まれた少年・海が、森に捨てられたピアノとともに成長しそのピアノの元持ち主の天才ピアニストに出会いピアノの世界に誘われていくというのが『ピアノの森』のストーリー。

アニメとしては海の少年時代が劇場版で、青年時代がTVシリーズとして放送されています。

この『ピアノの森』、原作は少し間延びする部分もあるものの素晴らしい作品で演奏シーンは圧巻。なので、アニメも超期待したのですが、はっきり言って賛否あります。

少年時代の劇場版は絵もきれいで演出もよいのですが、声優が酷い。声優というか俳優・女優・芸人が声を当ててるのですが、不通に声優を当ててほしかった。主人公の上戸彩はそこまで私は違和感ありませんでしたが、主人公のライバルの雨宮の声を当てている神木隆之介君が想像以上に棒。恩師もなぜか宮迫だし…。

TVシリーズは作画が今の日本のアニメからするとちょっと酷い部類に…。良い作品なのでちゃんと予算をかけて作り直してほしかったりします。

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まとめ：アニメ映画の勢い凄い

今後もどんどん興行収入100億円超の作品が出てきてほしいですね。個人的にはTVシリーズの続編だけでなく、オリジナル作品も楽しみにしたいです。

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