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講談社を代表する青年漫画雑誌である「モーニング」。創刊すでに40周年を超える老舗の漫画雑誌で「読むと元気になる!」をキャッチコピーにし続けている。
私自身好きな作品も多く、青年漫画雑誌の中では最も単行本の購入をしているレーベルだったりもする。とくに「職業漫画」を多く世に出しており、ドラマ化された作品が多いのも特徴。そんな「モーニング」から世に放たれた漫画の中で絶対に読んでほしいおすすめ漫画を紹介していきます。
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青年漫画雑誌「モーニング」とは

まずは「モーニング」について解説していきます。
モーニングの歴史
「モーニング」は講談社の青年向け漫画雑誌で1982年9月9日に隔週で創刊。その後1986年4月より週刊化。
現在は毎週木曜日に発売されており、価格は現在400円。発行部数は2025年は約7万部程度(日本雑誌協会調べ)。
派生誌も多く「アフタヌーン」や「イブニング」は本誌の増刊号から出発している。現在は週刊の「モーニング」と「月刊モーニング・ツー」を増刊号として発行中。
モーニングの特色・特徴
もともとは小学館の「ビッグコミックス」を参考に創刊していたが、部数が伸びず独自路線に。職業漫画などリアリティのある作品が多く、テレビドラマなどの原作になることも多い。
モーニングのおすすめ漫画19選
「モーニング」および「モーニング・ツー」から発行された作品の中からおすすめを厳選。.
1. 宇宙兄弟 / 小山宙哉(連載中)
宇宙を目指す兄弟と宇宙を目指す人々の濃厚な人間ドラマ
宇宙兄弟は30歳になってから宇宙飛行士に挑戦する兄と先に宇宙飛行士になった弟の兄弟愛と、宇宙を目指す多くの人々の想いを描く人間ドラマです。読むとわかりますが話の出来の良さがすごい。こんなにうまくまとめるのかと。無駄な登場人物がほぼいないのもいいよね。
宇宙飛行士という非常に難易度の高いミッションに挑む主人公たちの言葉や想いを見ていると(自分も少しは頑張ろうかな)ってなってくる不思議。
宇宙兄弟は連載開始序盤で有名になりすぎて最初のほうしか読んでいない人も多いと思います。そういう人はぜひ続きを読んでほしい。宇宙兄弟は序盤だけじゃなくずっと面白い。
2. ハコヅメ~交番女子の逆襲~ / 泰三子(第1部完 / 全23巻)
元警察官が描く警察・刑事たちの日常の不条理を描くお仕事漫画
「こんなつらいとは思わなかった」辞表を握りしめた新米女性警官の川合のもとに刑事課の凄腕・藤が配属されてきた。超美人だが中身はマウンテンゴリラの藤につられ川合は警察の仕事をもう少し続けることに。
警察内部の変な奴やお騒がせな事件をリアルな警察目線で描く笑える警察漫画が「ハコヅメ~交番女子の逆襲~」です。
警察といえばミステリーだったり破天荒な刑事のアクションだったりがフィクションにおける常識だったりすると思うんですが、この作品は「あー、警察も人間だよね」と思い出させてくれる。どうせ切符切るなら外道がいいとか笑える毒を吐いたかと思えば、時に人情っぽく泣かせてくることも。
警察官たちの悩みや苦労の一端が垣間見える良質なお仕事漫画です。超面白い。
3. 蒼天航路 / 王欣太(完結 / 全36巻)
「破格の人」である曹操を描いたネオ三国志
三国時代の英雄の一人である曹操を「最も人に興味を示した英雄」として主人公に、新しい解釈のもとで三国志の世界を描いた長編大作。三国志というものは劉備玄徳にスポットが当たることが多いですが、歴史を動かしてるのは間違いなく曹操。この曹操の生涯と群像する英雄たちを生き生きと描いた傑作です。
とにかく、歴史最強の三国志から蒼天航路をまずおすすめしたい。登場人物の強烈な個性が凄い!ちなみに僕は蒼天航路で三国志童貞を捨てたため圧倒的に魏派です。
最後まで圧倒的な熱量で描かれておりラストは清々しささえあります。三国志初めての人もきっとハマるはずです。軍師の存在が非常に際立って描かれてる蒼天航路ですが、諸葛亮公明だけは横山三国志を読んでる人には受け入れられないかもしれません。
4. バガボンド / 井上雄彦(連載中)
宮本武蔵の生涯を井上雄彦が圧倒的画力で描いた芸術のような作品
立身出世を夢見て関ヶ原の戦いに参加し敗れた武蔵。剣の道に生きることを決め・宮本武蔵を名乗り今日の名門吉岡道場を尋ねる。吉川栄治の小説「宮本武蔵」を井上雄彦が独自の解釈を加えながら漫画化。戦国の世が終わり、剣の時代が終わりかけに生きた宮本武蔵の青春時代を描いた作品です。
子どもにはあまり見せたくないと作者が言うように人の闇を色濃く描く作品です。しかし、武蔵が強くなって数々の強敵と戦っていく過程は少年漫画のような面白さがあるし、強さをもとめて自問自答を繰り返す(なんなら農業さえ始めてしまう)後半は老獪なおもしろさがあります。
2015年以降ながく休載中だが物語はいよいよ終盤です。ろう者として描かれている天才剣士・佐々木小次郎と大きな戦いを繰り返し大怪我をし、強さを自問自答し続けた武蔵の戦いがいよいよすぐそばまで来ています…連載まででしょうか?
5. だんドーン / 泰三子(連載中)
幕末版『ハコヅメ』爆誕!薩摩目線で描く爆笑討幕コメディ
『ハコヅメ』が人気絶頂の中、描きたい歴史物があると休載し描いているのが本作『だんドーン』。倒幕活動の中心になった薩摩の中で西郷隆盛を陰ながら支えた仕事人・川路利良の活躍を描く物語。
新連載の準備中に夫を亡くし、新連載が8カ月遅れて、それでも描きたかった「川路利良」。秦先生自身、漫画家になったのは「警察のことをもっとしてほしい」ためということで、本作に対する意気込みは鬼気迫るがあります。
川路の冷静・冷徹だけどツッコミが優れている様や西郷隆盛の天真爛漫な様子、荒くれた薩摩藩の面々などをハコヅメのテンションで描く素晴らしい作品です。
6. GIANT KILLING / ツジトモ、綱本将也(連載中)
型破りな監督がJを舞台にジャイアントキリングを巻き起こす
今更おすすめとして紹介するのも憚られる作品ですが面白いものは面白い。気がつけば40巻近くでてるのね。1シーズンも終わっていないけど。
現役時代から得意なことが「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」な監督が主人公という作品で、サッカーの魅力をあますことなく伝えてくれます。これを見ると地元にJリー グのチーム出来ないかなあっていつも思う。
じつは日本のサッカー漫画でプロを題材にしたものは結構少ない。無いことはないんだけど。クラブチームのあり方、サポーターとの関係とか普段テレビでしかサッカー見ない人にもわかるように丁寧に書いてくれてて非常に興味をそそられます。
7. プラネテス / 幸村誠(完結 / 全4巻)
漫画史に残るプロポーズを目撃せよ!
2070年、人類は宇宙開発を進め今や宇宙ステーションや月面には多くの人々が生活しています。しかし、宇宙開発の陰で生まれたスペースデブリが社会問題となっており、ハチマキはいつか自分の宇宙船を持つために日々「デブリ」を回収中!
狂おしいほど好きな漫画。個人的に宇宙漫画の中で一番好き。誰もが持っている「遠くに行きたい」という願望や愛する人と一緒にいたいという気持ちとか痛いほどわかります。そして、ラストが素晴らしすぎるので本当に一度読んでほしい!尊い。
ちなみにこの作品はアニメも素晴らしい出来なので要チェック(Amazonプライムビデオで見れます)。漫画の設定をうまく使いストーリーは大きく変えている。またアニメのラストも漫画の中でも屈指の名シーンを使っており悶絶モノです。 漫画もアニメも是非見て欲しい!
8. 紛争でしたら八田まで / 田素弘(連載中)
世界中の紛争に「チセイ」を武器に戦う世界を回る解決屋・八田百合!
中国人民解放軍の海洋進出、イラン核合意、ブクレジット、クリミア併合、ミャンマーのクーデターetc…
八田百合は歴史、宗教、政治、軍事、経済などあらゆる知識をもとに世界中のもめ事を解決する地政学リスクコンサルタント。びっしりと詰め込んだチセイと得意のプロレス技で解決不能と思われるような複雑交渉をまとめていく八田百合の活躍を描く話題作。
この漫画は手放しで凄いです。まず、架空の設定ではなくガチの時事ネタや土着の民族・風土を複雑に絡めた紛争が毎回テーマになっています。
クリミアをめぐるウクライナの攻防やアフリカの呪術を絡めた事件、さらには日本のヤンキー同士の抗争まで八田百合があの手この手で解決させていきます。
もちろん漫画なので強引な部分もありますが、いずれにせよ今の世界情勢に対して遺憾で終わらせる日本の政治よりも遥かにマシに思わせてくれる八田の解決策に心躍るはずです。
9. 8月31日のロングサマー / 伊藤一角(連載中)
8月31日をループする二人の青春ラブコメディが癖になる
なぜか8月31日を永遠にループするようになった鈴木くんと高木さん。ループする世界で出会ったふたりは少しずつ打ち解け仲良くなっていく。男子校でちょっと変な鈴木くんは高木さんに惚れるが絶妙なキモさで中々ふたりの恋に発展しないが…。
8月31日を永遠にループすると聞いてあの『涼宮ハルヒの消失』の悪夢「エンドレス・サマー」が頭をよぎったが、この作品は登場人物ほぼふたりなのに全然苦痛じゃない。むしろ永遠に見ていたいとさえ思える不思議。
鈴木くんのキモさ、高木さんの可愛さ、縮まりそうで縮まらない二人の距離感、過去のエピソードが伏線になったり、すれ違ったり。結末がどうなっていくのか全然読めないけどただただ二人のループする日常が愛おしいので永遠に終わらなくていいです。なんでループしているかとかわからなくていいからずっと連載し続けてくれ。
10. 平和の国の島崎へ / 濱田轟天、瀬下猛(連載中)
日常と戦闘時のギャップがエグイ…超純粋でクソ強中年おじさんの活躍を描く
国際社会と半世紀にも及ぶ戦いを続けるテロ組織LEL(経済解放同盟)により30年前に拉致され、洗脳と訓練を施され工作員として育った島崎。組織を脱走し、日本で少しずつ平和な暮らしを目指す島崎だが…。
LELという世界中に根を張り工作員を送り込んでいるテロ組織の恐ろしさと、その組織の工作員だったにもかかわらず必死に日常を過ごそうとする島崎が愛しくなる作品。荒事に巻き込まれた中で恐るべき強さを見せる島崎と工作員時代に世界中で経験したことを必死に日常に活かそうとする島崎との対比がかなり残酷。
読めば第1話のラストのコマの「島崎真吾が戦場に復帰するのは——340日後のことである」という引きの強さにゾッとするはず。
11. ピアノの森 / 一色まこと(完結 / 全26巻)
最終巻はアマゾンで最も高評価を受けるほどの名作!
個人的に「音楽漫画」で一番最初にはまったのはこれ。 「森の端」と呼ばれる治安最悪の歓楽街に生まれた少年・海。森に捨てられたピアノとともに成長した海はそのピアノの元持ち主の天才ピアニストに出会いピアノの世界に誘われていくという話です。
これわざわざこんな地域の話にする必要あったんだっけ…とか、途中ちょっと間延びしたりとか、休載しまくりで終わるのかよ…とか色々あったんですけど無事完結。
たぶん少年編ぐらいまでしか読んでいない人が多いはず(映画もここまで)。そんな人はぜひまた手に取ってほしい。後半のショパンコンクールは圧巻です。
12. バトルスタディーズ / なきぼくろ(連載中)
野球の超名門高校・PL学園の本質に迫るド迫力野球漫画
甲子園常連の超名門高校・DL学園。ジュニアの日本代表にもなった狩野笑太郎はDL学園に入学。死ぬほど厳しい上下関係、ハードな練習、シゴキの中でDL学園の先輩たちと甲子園を目指す。
元PL学園の選手であり甲子園にも出場したことのある作者が描くリアル高校野球。野球漫画としても面白いけど、このPL学園をモデルにしたDL学園での細かすぎる生活やルールがたまらない。
こんな細かすぎる情報いらんやろってぐらい細かい情報をほうりこんでくる。
13. 島耕作シリーズ / 弘兼 憲史(連載中)
息を吸うように女と寝る・島耕作のサラリーマン人生を描く
大手家電メーカーの広報部課長の島耕作のサラリーマンとしての生き様を描く。出世に興味なしも派閥の長に気に入られたり、上司の愛人の浮気相手になったり、後輩だけど会社会長の孫と愛し合ったり…と女を抱き続けながらトラブルを解決する日々。
よく「島耕作は息を吸うように女と寝る」と揶揄されますがあれは事実ですね。まー、抱く。めっちゃ抱く。ただ、そこだけがこの作品の本質ではなくて初芝電機(東芝をパロッた会社)という超大企業を取り巻く時事問題、派閥…などなど過去のビジネス史にそった動きを島耕作を通して追体験できる優秀なビジネス漫画でもあります。
多くの経営者が好むのもわかるビジネス漫画の教科書のような存在。今読んでも普通におもしろいです。
かなりの長期シリーズになっており、スピンオフ多数。
- 課長島耕作(1983~1992):全17巻
- 部長島耕作(1992~2002):全13巻
- 取締役島耕作(2002~2005):全8巻
- 常務島耕作(2005~2006):全6巻
- 専務島耕作(2006~2008):全5巻
- 会長島耕作(2013~2019):全13巻
- 相談役島耕作(2019~2022):全6巻
- 社外取締役島耕作(2023~):連載中
- ヤング島耕作(2001~2010):全4巻
- 係長島耕作(2010~2013):全4巻
- 学生島耕作(2014~2017):全6巻
- 学生島耕作~就活編~(2017~2018):全3巻
- 島耕作の事件簿(2017):全1巻
- 転生したら島耕作だった件(2019):全1巻
- 騎士団長 島耕作(2019~2021):全3巻
- 逢いたくて、島耕作(2023~):連載中
14. ゴールデンゴールド / 堀尾省太(連載中)
「福の神」に少しずつ狂わされていく離島の様子を描くサスペンスホラー
『刻刻』で一世を風靡した堀尾省太の2作目がこの『ゴールデンゴールド』。寧島という離島に暮らす少女・琉花が海岸で奇妙な置物を拾ったことで物語が動き出す。
奇妙な置物は琉花に祠で祈られることで不気味な生物「フクノカミ」に化ける。フクノカミの影響で家の旅館が急に繁盛し、コンビニまで作ることに。小さな島が欲望に少しずつ侵されていく様が何とも言えない不気味さを感じさせる作品です。
一方で「フクノカミ」はただ不気味なだけでなく、どこかコミカルで可愛らしさも感じさせる不思議なフォルム…。読み始めると目が離せなくなる作品です。
15. もやしもん / 石川雅之(完結 / 全13巻)
かもすぞ!農大を中心に繰り広げる青春「菌」グラフィティ
「菌」が見える主人公・沢木惣右衛門直保が東京の農大に入学。この「菌」と農大に巣くう奇人変人との生活を描いた新感覚の学習漫画がこの「もやしもん」。
「菌」についてわかりやすく学べるだけでなく、農大の醸し出す独特の雰囲気が読んでいて心地よい。日常漫画としても学習漫画としても青春漫画としても楽しめる。個人的には農大で「オクトーバーフェスト」を開催するとこすげえ好き。
『もやしもん』青年漫画誌「イブニング」にて、2004年16号より2013年10号まで連載後、「月刊モーニングtwo」に移籍。
16. 加治隆介の議 / 弘兼憲史(完結 / 全20巻)
弘兼憲史が描く政治漫画!加治隆介の熱い政治が見れる
地元の大物政治家の息子でありエリートサラリーマンの加治隆介。政治に興味なく父と兄と距離を置いていた加治だったが、父と兄が謎の交通事故で死に地盤を継いで政治家を目指す。
地元よりも大義を貫き、反感を買いながらも政治の世界でのし上がる加治隆介の青臭い政治は見逃せないはず。
「島耕作シリーズ」でおなじみの弘兼憲史さんの描く綿密な政治漫画ですね。弘兼さんが脂の乗り切った時期に描いておりめちゃくちゃ下調べをしたことがわかる本作。政治、内閣、派閥がどういうものかもわかり面白いだけでなくとても勉強になります。
時期的には少し前になりますが、当時の時事をふまえた物語の展開とその中で通すべき信念を曲げない加治隆介に憧れます。また、加治は不倫をしてはいますが、島耕作ほど節操ないわけではありません。
17. ハーン‐草と鉄と羊‐ / 瀬下猛(完結 / 全12巻)
源義経=チンギス・ハーン説を漫画化した作品
鎌倉時代の日本を襲うモンゴル帝国の襲来「元寇」。このモンゴル帝国の初代帝王チンギス・ハーンが実は源義経ではないか…という説があるのはご存知でしょうか?
もちろん荒唐無稽ともいえる説でもあるんですが、その「もしかして…」を生き生きと描いたのが本作「ハーン ‐草と鉄と羊‐」です。
一度はすべてを手に入れた九郎義経が大陸に渡り一から成りあがる。随所に義経が平家と戦った経験が生きていたり、草薙の剣が出てきたり「おおっ」と思う描写が多いです。
モンゴルの人が聞いたら怒りそうな説ですけど、なかなかリアリティもあって面白い。孫が元寇で復習に来るのか…と思うとよりワクワクしますよね。
18. とんがり帽子のアトリエ / 白浜鴎(連載中)
まるで絵本のようなファンタジー。1枚1枚の絵の美しさに圧倒される
魔法はあるけど、魔法使い以外見ることも使うことも許されない世界で、ひょんなことからこの世界の魔法の秘密を知ってしまった少女が一つの悲劇を経て魔法使いへなるという話。
読めばわかるけど魔法の設定と歪な社会構造が「新世界より」や「進撃の巨人」などを想起させる。絵のクオリティも圧倒的で全てのページが繊細な絵本を読んでいるかのよう…
ここ最近読んだファンタジー漫画ではとびぬけてクオリティの高い作品。正直驚いた。最近のファンタジー漫画って料理と絡めたり、ラノベ化したりとちょっと変化球の物が増えてきている印象だったんですがこの作品はド直球の魔法の世界。
19. ジパング / かわぐちかいじ(完結 / 全43巻)
タイムワープ×戦争という「かわぐちかいじ」の真骨頂ともいうべき作品
現代の最新イージス艦「みらい」が自衛隊隊員ともどもミッドウェー海戦ど真ん中にタイプスリップ。その海域から脱出する途中で撃墜された海軍将校を救出してしまう…。その将校は戦後の歴史を知り、数十年後の兵器である「みらい」にふれ歴史を塗り替えるべく暗躍し始める…。
平和憲法のもと自ら軍事力を行使しない自衛隊が第二次世界大戦ど真ん中に放り込まれたらどう考え、どう動くかという「If」を突き詰めた本作。戦争、タイムワープというかわぐちかいじ先生の得意がすべて詰まった最高傑作です。
日本の未来を変えようとする海軍将校、歴史を変えたくない未来からの来訪者である自衛隊、それぞれの思惑がぶつかりあう素晴らしい人間ドラマです。
おすすめモーニング漫画:まとめ
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