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小説『オレたち花のバブル組』を読んだ感想・ドラマとの違いを解説 / 池井戸潤による半沢直樹シリーズの2作目

半沢直樹のシーズン2が始まり、あらためて原作小説をイッキ読みしました。TVドラマ『半沢直樹』やっぱり面白いですね。毎週爆笑しながら見ております。

日曜劇場『半沢直樹』シーズン2の最新話までのあらすじ・全話感想・視聴率まとめ

 

TVドラマが面白いと思った人はぜひ小説も読んでみてください。現在4冊(9月に新刊出るようです)出ていますが、全部おもしろいです。この記事では半沢直樹のシリーズ2作目であり、2013年に伝説となった半沢と大和田常務の戦いを描いた『オレたち花のバブル組』の感想とTVドラマとの違いを解説していきます。

 

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作品概要:『半沢直樹2 オレたち花のバブル組』とは

『オレたち花のバブル組』は半沢直樹シリーズの2作目です。1作目同様非常にダサいタイトルですが、半沢直樹は団塊の世代、バブル世代、ロスジェネ世代と世代間の対決を描く作品でもあるので池井戸潤先生もタイトルに入れたかったのでしょう。

シリーズ1作目の功績によって東京の本部に出世した半沢。行内でも屈指のバンカーになっており、銀行が抱える大きな案件・伊勢島ホテルの再建を任されます。200億近い債権があるだけでなく銀行上層部との癒着があったり、金融庁にも一番目をつけられている案件ということもあって一筋縄ではいかぬ展開に。

前作から案件の規模も、敵のスケール遥かにパワーアップした2作目。半沢直樹シリーズの真骨頂ともいうべき作品です。


作者:池井戸潤さんについて

池井戸潤さん写真
池井戸潤さんは岐阜県出身の小説家で慶応義塾大学卒業、三菱銀行に就職した元エリートでもあります。『果つる底なき』でデビュー後、銀行ミステリーのイメージが強くつく。

しかし、本人はエンタメ作家として評価されたい想いが強かったため「人」に焦点を当てた作品を書くようになった。

代表作

多くの作品がドラマ化されております。

など


メディアミックス / 関連商品

テレビドラマ『半沢直樹』

日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ
TBSテレビ:日曜劇場『半沢直樹』の公式サイトです。

ご存知半沢直樹。2020年8月現在シーズン2を放送中です。

日曜劇場『半沢直樹』シーズン2の最新話までのあらすじ・全話感想・視聴率まとめ

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『オレたち花のバブル組』のあらすじ

前作『オレたちバブル入行組』で5億円の回収を無事成し遂げた半沢。東京の営業本部に栄転した半沢は、120億の巨額な損失を出した伊勢島ホテルの立て直しを頭取より命じられる。伊勢島ホテルは200億円の融資直後に120億円の損失を出すなど不可解な点が多い。

 

そんな中、東京中央銀行に金融庁検査がはじまる。主任検査官である黒崎俊一は伊勢島ホテルを不良債権に分類しようと画策する。伊勢島ホテルを不良債権に分類されると銀行は巨額の引当金を用意しないといけないため、半沢は伊勢島ホテルを救うために奮闘する。

 

一方、半沢と同期の近藤直弼は中堅電機メーカー「タミヤ電機」に総務部長として出向していた。銀行に融資を断られたり、社内からいびられるなか不正を行っていた裏帳簿を見つけた近藤は人が変わったように立ち向かう。

 

はたして半沢と近藤はこの危機を乗り越えることができるのか?

 

『オレたち花のバブル組』を読んだ感想

オレたちバブル入行組の評価
ストーリー
(4.5)
スカッと度
(4.5)
スケールの大きさ
(4.0)
敵のウザさ
(4.5)
総合評価
(4.5)

企業再建という金融小説ならではの展開が熱い

前作との大きな違いが破産寸前の大企業の再建を手掛けるというシーンです。前作では債権回収がメインテーマだったので半沢のやってたことはほとんど探偵でした。しかし、今回は銀行マンとしての至極まっとうな仕事。企業がどうすれば生き残れるかを奮闘する様は金融小説ならではの展開で非常に面白かったです。

出世ルートから外れた同期・近藤の逆襲が熱い

この2作目のもう一人の主人公は同期・近藤です。近藤は過酷な業務で一度で鬱になった近藤は出世ルートを外れ、取引先のタミヤ電機に出向になっています。銀行員にとって出向とは片道切符であり、給料も待遇も大きく落ち込むこともありいわば失敗の烙印です。

さらに出向先のタミヤ電機はかなり劣悪な環境。そこでさらに追い込まれた近藤は再び鬱になるところでしたが半沢の影響もありまさに覚醒。人が変わったようにイキイキと仕事をする近藤に拍手喝采です。

最強のライバル・金融庁の黒崎との対決にハラハラ

銀行に個人的な恨みを持ち、オネエ言葉で執拗に銀行を追い詰めてくる黒崎とのバトルはハラハラドキドキです。半沢もキレモノですが、黒崎もキレモノ。しかも、銀行内部になんらかの情報網を持つ黒崎に半沢も追い詰められます。

一歩間違えれば即アウトのギリギリの対決、そして窮地からの大逆転はまさにスカッとジャパン。

大和田常務はまさに銀行人事の権化ともいうべき存在

銀行内部にも敵が多い半沢ですが今回戦うのは行内No.2の大和田常務。非常に弁がたつだけなく、権力の使い方がうまい大和田。人事権をうまく利用し半沢を妨害してくる最強の悪役です。

このまさに腐敗した銀行の象徴でもある大和田にどう立ち向かうのか、果たして半沢は勝てるのかに目が離せません。

 

ドラマ『半沢直樹』との違いは?小説とTVはどっちが面白い

TVドラマ『半沢直樹』の後半と原作小説である『オレたち花のバブル組』。

 

どちらが面白いかと聞かれればTVドラマと即答するでしょう。そのぐらいTVドラマは面白かったです。視聴率40%超は伊達じゃないわけです。

 

もう半沢直樹のシーズン1は伝説なんですよね。ただでさえおもしろい小説を一流でクセの強い役者が演じています。小説の世界にある人間ドラマを何倍にも魅力的にしています。これはしょうがないです。

 

ただ、小説もめちゃくちゃおもしろいです。小説ならではの魅力もありますし、未読の方は是非読んでください。

大和田常務と半沢の因縁をより強めたのがTVドラマ版

TVドラマと原作小説の一番の違いは半沢と大和田常務の因縁の深さです。そしてこの因縁の深さこそが『半沢直樹』を名作にしたと言っても過言ではないでしょう。

1作目の感想でも書きましたが、半沢の父は銀行に裏切られます。そして、TVドラマ版は自殺し原作小説は地元の銀行に救われ生きています。この裏切った銀行員をTVドラマでは大和田常務という設定にしています。これが成功しました。

半沢と大和田に昔からの因縁を作り出し、単なる不正告発以上のドラマを生み出したからこその半沢と大和田のラストバトルでしょう。殴り合ってこそいませんが、言葉と言葉、気持ちと気持ちがぶつかり合うTVドラマ史上でも最も有名な伝説の名シーンになったと言えるでしょう。

原作では大和田常務は産業中央銀行出身ではない

TVドラマ版では旧産業中央銀行の派閥として半沢を取り込もうとする大和田常務が描かれていますが、原作では旧東京第一銀行出身として描かれています。これは結構大きな設定変更で、半沢直樹の世界では合併前の銀行が大きな派閥としてわかれており見えない対立が作中の力関係に影響しているのです。

大和田常務との関係以外に大きな変更はない

実は1作目と比べて2作目は細かい点をのぞけば大きな変更はありません。羽根専務が女性になったり、半沢が近藤を剣道でコテンパンにぶちのめしたり、ミッチーが伊勢志摩ホテルとフォスターの資本提携をまとめたりとドラマオリジナルの話はありますが本筋に影響はありません。

 

まとめ

半沢直樹シリーズの2作目であり、TVドラマでも伝説となった「vs 大和田」の原作でもある『オレたち花のバブル組』。前作同様に勧善懲悪のスカッとさと、敵も案件もはるかにスケールアップした本作は読みだしたら目が離せないはずです。

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