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『銀翼のイカロス』の感想・ドラマとの違いは?半沢直樹シリーズ4作目の敵は国家権力

半沢の2期はやっぱり化物級の面白さですね。ていうか役者が濃い。濃すぎる。

日曜劇場『半沢直樹』シーズン2の最新話までのあらすじ・全話感想・視聴率まとめ

 

前回シリーズが2013年なので7年前。そのドラマ放送後に発売された『ロスジェネの逆襲』と『銀翼のイカロス』が今回のドラマの原作になっています。もともと読んでいたんですがドラマが面白すぎるので再読したのですが…

 

あらためてドラマと原作小説は内容が全然ちげぇ…

 

前作もオリジナル要素はもちろんあったんですけど比じゃねえ。大枠の設定と登場人物ぐらいか…。登場人物も大和田引っ張ってるし…。

 

ロスジェネの逆襲』もだいぶ改変していましたが、『銀翼のイカロス』はそれ以上に異なりそうなので、ドラマ見てる人も是非読んで(全然違うじゃん)となってほしいところ…。

 

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作品概要:『半沢直樹4 銀翼のイカロス』とは

『銀翼のイカロス』は半沢直樹シリーズの4作目です。前作の『ロスジェネの逆襲』で電脳の粉飾を見抜き銀行に巨額な負債が出ないように立ち回った半沢は東京セントラル証券より東京中央銀行に帰任します。

 

そもそもなんで出向させたんや…

 

今回の『銀翼のイカロス』は、かつてないほど実際の出来事をモチーフにしております。ずばり、帝国航空のモデルはJAL。JALの再建のために民主党の前原誠司がタスクフォースを設立し、銀行に債権放棄を求めたというやつですね。作中では白井議員がその役を演じており、ルックスと言動は蓮舫、やったことは前原誠司という見事な悪魔合体を見せております。

 

東京中央銀行として700億の債権放棄を求められる半沢。阻止するために動いている中で明らかになっていく、旧東京第一銀行と政治家との汚職の闇。

 

『ロスジェネの逆襲』が下の世代と共闘が見られましたが、今作では上の世代との共闘、バンカーの矜持を見ることができます。最大の敵を相手に半沢は倍返しできるのか…要注目です。


作者:池井戸潤さんについて

池井戸潤さん写真
池井戸潤さんは岐阜県出身の小説家で慶応義塾大学卒業、三菱銀行に就職した元エリートでもあります。『果つる底なき』でデビュー後、銀行ミステリーのイメージが強くつく。

しかし、本人はエンタメ作家として評価されたい想いが強かったため「人」に焦点を当てた作品を書くようになった。

代表作

多くの作品がドラマ化されております。

など


メディアミックス / 関連商品

テレビドラマ『半沢直樹』

日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ
TBSテレビ:日曜劇場『半沢直樹』の公式サイトです。

ご存知半沢直樹。2020年8月現在シーズン2を放送中です。

日曜劇場『半沢直樹』シーズン2の最新話までのあらすじ・全話感想・視聴率まとめ

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漫画版『半沢直樹』

私は読んでいませんがコミカライズ化しております。

 

『銀翼のイカロス』のあらすじ

日本空を支える帝国航空は過去2度にわたり再建計画の下方修正を行うも業績回復の兆しが一向にみられないでいた。この帝国航空に対して700億円以上の融資をしている準主力銀行である東京中央銀行は、経営破たんを懸念し中野渡頭取が担当を審査部から営業第二部の半沢へ変更する。

 

帝国航空に毅然とした態度で臨む半沢。帝国航空側もそれをラストチャンスとして再建案を進めようとするも、憲民党から進政党への政権交代が起き新たな国土交通大臣になった白井亜希子によって帝国航空の再建案は白紙撤回される。さらに白井は「帝国航空再生タスクフォース」を立ち上げ腕利きの弁護士でもある乃原をリーダーに任命する。

 

乃原は早急に実績を出すために銀行に債権放棄を一方的に求める。銀行にとっては大きな損失になるこの債権放棄を半沢は拒否するもなぜか常務である紀本受け入れることを前提に行内で話を進めていた。

 

銀行内部の悪癖、政治家の癒着、帝国航空内の問題。それぞれに真っ向から立ち向かう半沢は無事帝国航空を再建し、銀行を守ることができるのか?

 

『銀翼のイカロス』を読んだ感想

銀翼のイカロスの評価
ストーリー
(3.5)
スカッと度
(2.5)
スケールの大きさ
(5.0)
敵のウザさ
(4.5)
総合評価
(4.0)

JAL再建をモデルにしたIfの物語

ずばり民主党が政権を取った時の「JAL再生タスクフォース」がモデルになっています。ちょっと、wikiから引用すると

JAL再生タスクフォースは、日本航空の経営再建のための資産査定及び再生計画策定・実行のために設置されていた、事業再生の専門家5名から成る国土交通大臣直轄の顧問団。2009年9月25日設置、同年10月29日解散。

2009年9月に自由民主党から民主党への政権交代が起きたが、JALグループの再建問題は前政権下からの緊急の課題であった。前原誠司国土交通大臣は、前政権下の「日本航空の経営改善のための有識者会議」を廃止するとともに、「JAL再生タスクフォース」を設置して、JALグループの資産査定を行わせ、政治主導で再生計画を策定させることとした。JAL再生タスクフォースは、西村あさひ法律事務所やボストン・コンサルティング・グループなどから来た専門家や社内スタッフ合計100名以上とともに、JAL本社で再生策を練った。

当初は10月末に再生計画骨子提出、11月末に再生計画確定の予定であった。しかし、債権放棄などをめぐってJALの取引先銀行団の反発を招いたり、政府の方針もぶれ続けるなど、計画の策定は紆余曲折を経た。結局、JAL再建は株式会社企業再生支援機構に引き継がれることとなり、設置から約1か月後の10月末に、資産査定の終了と再生計画の提出をもって解散した。(wikipediaより引用

民主党政権の混乱の極みのような…結果的に稲盛CEOを招いて再建できたとはいえ銀行は酷い目にあったというべき出来事ですね。さらにいうとつぶれかけの会社に10億円払わせるという本末転倒ともいうべき政策。

今回はこのJAL再建タスクフォースのIfを描いた物語ですね。思えば、「空飛ぶタイヤ」も実際の事故のIfを描いた作品でした。

池井戸潤『空飛ぶタイヤ』の感想 |実際の事件に「もしも」の解釈をを与える経済小説

池井戸さんはこういう筋の通っていない出来事を自身の作品で正したかったのかもしれないですね。

銀行合併における闇を暴く物語

今作ではJAL再建以外にも大きなテーマがあります。半沢が所属する東京中央銀行はもともと産業中央銀行、東京第一銀行の合併によって生まれた銀行です。ドラマだとあまり描かれていないんですが、小説ではこの出身行による派閥争い、そして行内融和が大きなテーマになっています。

半沢達の出身行である産業中央銀行は合併前の奔放な闇融資を繰り返してきた東京第一銀行の負の遺産に苦しめられてきました。今回、その残る最後の闇に切り込んでいくのが大きなテーマであり、半沢だけでなく頭取を巻き込んだ事件へと発展していきます。

シリーズで最もスカッとしない?

今回は敵が強大であり半沢も頻繁に追い詰められます。前作までであれば最後のどんでん返しまでに数回スカッと描写があるんですけど今作では中盤ほとんどスカッとしません。

さらにいうと、政権側での白井議員もタスクフォースの乃原も強引で非常にムカつくのは変わりないんですが、直接的に法を犯すようなことはしていないんですよね。なので全体的にもやっとします。

特に乃原とは決着がついたとは言い難く、もしかしたら続編で出てくるかもしれないですね。

頭取、富岡など古いバンカーの矜持が渋い

今回は強いて言えば団塊の世代最後の戦いともいうべき作品でした。頭取は合併前の闇をどう処理するのかに悩み、頭取直轄であり半沢を鍛えた富岡も最後の仕事を全うします。

その二人の姿に半沢も感じるものがあったようでラストはしんみりするものでした。

 

ドラマとの違いは?どっちが面白い

この記事執筆時点では『銀翼のイカロス』は1話分しか放送されていませんが、TVドラマの方がハッキリ言って面白いですね。1話目からフルスロットルでスカッとさせに来ています。

 

つまり、原作改変しまくり・・・・

 

だがそれがいい。というか、帝国航空と半沢の関わり方からは下町ロケット感があふれ出しています。だが、それがいい。

 

ということでドラマ期待大です。ドラマ全部終わったら改めて原作との違いをまとめようと思います。

 

まとめ

スケールがどんどんでかくなっていく半沢ですが行きつくとこまで行った感じがありますね。この『銀翼のイカロス』で。

他作品よりちょっとスカッと足りない今作ですが、半沢の世界観を掴むうえでも重要な1冊になっていました。ただ、もう少しエンタメ性を発揮してほしかったですね。

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