【2021年】錦織圭選手の出場試合 / 大会詳細 / 試合結果まとめ【ATPツアー】

2021年に錦織圭が出場した大会ごとの詳細、試合の結果をまとめています。2021年はコロナの影響が残る中、東京五輪も開催。少しずつテニスが通常のスケジュールに戻っていく年でもありました。

また、フェデラー、ナダルが怪我で離脱。ジョコビッチが年間ゴールデンスラムこそ逃すもグランドスラム3勝。そして、前米ではメドベージェフが初めて優勝するなどジョコビッチの強さと本格的にネクジェンの台頭が目立った年でもありました。

錦織圭：2021年通算成績（五輪、ATPカップ含む）

錦織の2021年通算成績は26勝18敗（勝率59％）と後半に巻き返した形になります。しかし、年間を通した試合数が44試合（ダブルスのぞく）と少し物足りないですね。

特に全米以降のシーズンを2018年以降まともにこなせていません。年間を通してヘルシーでいること。厳しいツアーにおいてとても難しいことでもありますが、これができれば錦織の実力ならばTOP20間違いなく入れます。

また、今のトップ8もBIG3全盛期に比べやはり穴があるように思えます。来年再来年に向けてトップ8目指してツアーファイナルに出る錦織を見たいです。そのためにもまずは健康。そして、ドローを良くするためにランキングを上げること。2022年は穴場の250の大会にもっと出てもよいと思います。

錦織圭の2021年は腰の負傷により終了が決定。2022年に向けてリハビリ中

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— Kei Nishikori (@keinishikori) November 1, 2021

サンディエゴ以降あまりにも本人からのアナウンスが少なくて嫌な予感がしていたのですが、やはり腰の怪我は相当よくなかったみたいですね。インディアンウェルズでそこそこ動けていたので大丈夫かと思いましたが、結局残りの3大会すべて欠場し2021年シーズンが終わりました。

しかし、2021年はなんとももどかしいシーズンになりましたね。序盤はコロナ隔離で調子を崩す。そこからなんとか感覚を取り戻すも、3回戦あたりではトップ10に上位進出を阻まれランキングをあげれず…。細かいけがも多くせっかくWCもらっても欠場が多くありました。

東京五輪から全米オープンにかけてはテニスはかなり良くなっていましたね。全米後はまるまるポイントが加算されるということで期待しましたが、結局腰の不調で全て欠場。

あと一歩が怪我やトップ10との対戦でつながらないというシーズンでしたね。いつも大会前は試合に出るのかどうか不安でした。

とは言え、目を見張るようなプレーがあったのも事実。オフシーズンにはこどもも生まれるでしょう。新しい家族を迎えて、2022年にむけてトレーニングを積んでスタートダッシュをしてほしいですね。

なにはともあれ2021年お疲れ様でした。2022年も全力で応援します。

錦織圭の2021年は本格的な復帰を目指すも苦しいスタートだった

2020年の錦織は我慢のシーズンでした。怪我、コロナ、また怪我。錦織も辛抱強く耐えたことでしょう。

だからこそ錦織は復帰に対して並々ならぬ意欲があったと思います。しかし、その錦織を待ち受けていたのはまた目楠でした。ATPカップに向かう飛行機の同乗者にコロナの陽性者がいたということで、錦織はATPカップ、全豪オープン前にホテルに2週間缶詰にされます。調査して院生であれば練習させるなどしてほしかったのですが、オーストラリアはコロナに対しては非常に厳格な措置をしている国です。

復帰初戦前にひどくコンディションを崩された錦織がどのような試合をしてきたか、以下にまとめています。

2021年の錦織の試合一覧

2021年の錦織の出場が決まっている大会一覧です。直前でエントリーするものや逆に出場しないものもありますので順次更新していきます。

2021年 錦織圭出場試合の詳細と結果

2021年に錦織圭が出場を予定している大会情報の詳細と試合結果をまとめていきます。

1. ATPカップ

2020年から始まったATP主催の国別対抗のカップ戦であるATPカップ。日本は錦織圭のPRでの参加です。ATPカップはデビスカップと違い選手にランキングポイントが付与されます。

日本はグループDで優勝候補のロシアと強敵アルゼンチン。シングルス1位である錦織は世界ランキング4位のメドベージェフと9位のシュワルツマンが相手です。

新型コロナの隔離措置で2週間練習ができなかった半ではありますが、2020年一度もなかった対トップ10の選手との連戦。勝敗だけでなく内容にこだわり全豪の試金石にしたいところです。

［大会公式HP］

日本は初戦ロシアと対戦

コロナ感染者が出たことで日程は延期。敗退がすでに決まっている日本とアルゼンチンが対戦。

日本はロシア、アルゼンチンと対戦しました。結果論ですが、ロシアは圧倒的な強さで優勝したのでグループとしては良くない組に入ったわけですね。

正直、怪我からの復帰＋ホテルから一歩も出れない2週間隔離もあって日本そして錦織にとっては有利な点はまったくありませんでした。なので求められるのは結果よりも内容。あわよくば1勝という感じでしたが、復帰初戦、2戦の相手もトップ10ではさすがに厳しかったですね。

錦織はメドベージェフ戦は思ったよりも良い試合内容で、シュワルツマンは悪いなりになんとか1セットを取ったという試合でした。しかし、総じて完敗。

来年こそは万全の錦織と成長した西岡でグループステージ突破を目指してほしいですね。

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2. 全豪オープン｜グランドスラム

コロナ隔離後のATPカップからほぼ間髪入れずに全豪オープンが開催しました。オーストラリアは感染を抑え込んでいるので観客入れての開催です。

ATPカップはあまりにも隔離の影響がでかく、そこからどこまで回復しているかが試合のカギになります。

［大会公式HP］［ドロー表］

残念ながら初戦敗退となってしまいました。2019年の再現…はさすがに甘かったですね。この2年でカレーニョブスタは強くなり、錦織は怪我でほとんど試合ができていなかった。その差が如実に出ていましたね。

ただし、錦織自身復帰後最も良いプレーができたと前向きな部分も見せました。トップ10に戻す光明が少し見えたと。それだけでもファンは安心ですよね。

ただ、2021年のドローが今のところ最悪なのでもう少しランキング低い選手と戦い価値癖をつけてほしいです。2018年の復帰のころにはやりやすいベルディヒと書いたので…。

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3. ABNアムロ世界テニストーナメント（ロッテルダム）｜ATP500

ATPカップ、全豪オープンのオーストラリアは2週間隔離＋TOP20の相手との3連戦であり非常に厳しいものでした。しかし、逆に錦織は早々にアメリカに戻り2週間弱のトレーニングに取り組むことができました。

このトレーニングで体力、試合勘を取り戻せているかどうかが注目のポイントです。2019年出場時の相性は悪くない大会ですので2021年最初の勝利を期待したいと思います。

［大会公式HP］

錦織のいうトップ10への復帰。ロッテルダムはそれが夢物語ではないと感じさせてくれる大会になりました。ドロー前から500の大会とは思えないぐらい豪華なメンツが参戦するといわれており、錦織も相変わらずシードとの対戦。ヤフーコメントとか見てると1回戦負けを予想してる人も多かったと思います。

しかし、結果はベスト8。もっと上にさえ行けそうな大会でした。しかも相手は3人ともトップ30。ランキング的には今の錦織より上の選手たちに互角以上に戦えることを証明しました。

それだけに錦織はもっと上を意識していたと思います。悔しさも残る大会になったと思いますがファンからするとまた強い、そして面白い錦織のテニスが戻ってきたことがうれしいです。

しばらく寝不足の日々が続きますね。うれしい悲鳴です。

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4. オープン13（マルセイユ）｜ATP250

錦織の第4戦はオープン13（フランス / マルセイユ）です。隔離などされないようにEU圏の大会を選んだのだと思います。錦織は大会初出場ですが得意のインドアハードですのでロッテルダム以上の成績を期待したいですね。

［大会公式HP］［ドロー表］

エルベールに完全に対策され惨敗しました。ここまでの完敗は2018年ツアーファイナルのアンダーソンと2019年全仏ナダル以来でしょうか。

エルベールはサーフェスがあっており、戦略も完璧、プレーも絶好調。錦織はサーフェスが全然あっていない、戦略も後手、プレーもついてこないと前週までの調子が嘘のように完敗です。

錦織は出る大会のマネジメントと苦手の克服に取り組んでほしいですね。

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5. ドバイデューティフリー・テニス選手権（ドバイ）｜ATP500

第5戦はATP500のドバイ。屋外ハードの大会で風などを考慮に入れる必要があります。錦織は2019年以来2度目の出場。前回より上のラウンドに進出してほしいですね。

［大会公式HP］［ドロー表］

今大会一番のブレイクになったハリスに惜しくも負けてしまいましたが、オペルカ、ゴファン、ベデネというタフな相手に見事3連勝。もちろん全盛期ではないですが確実にプレーが戻ってきています。マルセイユでエルベールにボコボコにされたときはどうしようかと思いました…。

特にゴファン戦はかなり精度の高いプレーができており、ベデネ戦は安定化抜群。ハリス戦は負けはしましたが、今大会で一番のネットプレーができていました。

次はマイアミ。3週間で8試合をこなし、時差のある大会への出場ということで疲れも相当あるでしょう。しかし、次の大会ではシードのため2回戦からの出場です。少し休んで調整してほしいですね。

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6. マイアミ・オープン（マイアミ）｜マスターズ1000

第6戦はシーズン最初のマスターズです。錦織は準優勝もあり、あるいみホームの大会ですが会場が移転した2019年は初戦敗退。多くの選手が欠場しているので何としても勝ち上がりたい大会でもあります。

［大会公式HP］［ドロー表］

今年初のマスターズは錦織だけではありませんが暑さと湿度と風に苦しめられている選手多数でした。錦織も汗びっしょりでしたね。大会はシードダウンが多発する中順当に勝ち上がったチチパスに3回戦で敗れてしまいました（ドロー運！！！）。

2回戦のベデネ戦（2週連続の対戦）から3時間マッチの死闘。3回戦のチチパス戦はチチパスの守備力に苦戦を強いられましたが、第2セットは圧巻のプレーでした。このプレーを試合を通してできないのがスタミナ含め錦織の今の課題ですね。

そして早くランキングを上げてドローをもう少し楽にしたいですね。3月はパフォーマンス良かったですがドローが酷かったです。

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7. バルセロナ・オープン（バロセロナ）｜ATP500

第7戦は過去2度も優勝しているバルセロナオープンです。今年初のクレーコートでの大会であり、ポイントのデフェンスも大きいの好結果を残したい大会でもあります。

［大会公式HP］［ドロー表］

クレーの初戦の大会としてはまずまず…という感情と、もっと上に行くこともできたであろうという悔しさの両方がある大会でした。まず、とにかくドロー運が悪い。

1回戦クレー巧者、2回戦クレー強者、3回戦クレー王者とどこで負けてもおかしくなかったドロー。錦織は最低限のノルマであるナダル戦まで勝ち進み、ナダルをあわやというところまで追い込みましたがファイナルを取り切れずに敗戦。

ナダルからもフィジカルに問題なければトップ10に戻ってこれると太鼓判を押されましたが、正直悔しいですね。バルセロナはポイントの失効も大きく3回戦ではマイナスです。

そのためマドリードの前に急遽ポルトガルのエストリル参戦を決めました。ここはポイント純増というだけでなく優勝を目指して戦ってほしいです。

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（欠場） ミレニアム・エストリル・オープン（エストリル）｜ATP250

第8戦はポルトガルのエストリル・オープンに第4シードで初出場です。クレーでの試合数をこなすための参戦ですが、強敵との試合が続いたのでランキング同等またはそれ以下の選手との試合をこなすチャンスなので頑張ってほしいですね。

［大会公式HP］［ドロー表］

試合直前に怪我で欠場しました。

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8. ムチュア・マドリード・オープン（マドリード）｜マスターズ1000

エストリルを怪我で棄権したため出場できるかギリギリまで不安でしたが比較的早く現地入りして調整してたようです。過去準優勝している相性のいい大会でどこまで勝ち上がれるか。

バルセロナの良い形を思い出して頑張ってほしいですね。

［大会公式HP］

ハチャノフには勝てましたが、ズブレフには完敗。トップ20位前後には問題なく勝てるけどトップ10にはまだ力が及ばないのが現状ですね。

トップ10は錦織対策がしっかりしていますね。逆に錦織は対トップ10に対する戦略が少し弱いと思います。試合中にアジャストする時間を彼らは与えてくれません。

錦織がトップ10に復帰するには、健康であるだけでなく戦略が必要になってくると思います。

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9. BNLイタリア国際（ローマ）｜マスターズ1000

マドリードでズベレフに敗退後すぐにローマに移動したらしい錦織。良いプレーでしたが、それ以上によかったズベレフに力負けしましたが、今度のローマは高地ではないのでまだ錦織もやりやすいはずです。

全仏に向けたはずみなるといいですね。

［大会公式HP］

ローマは悔しい3回戦の敗退になりました。

1回戦のフォニーニ戦はほぼ完ぺきな出来で圧勝。2回戦のPCB戦はまさかのウォークオーバー。体力万全でマドリードの覇者ズブレフとの再選です。

まず、ズブレフも疲れていたのもありますし、コートもマドリードよりあっていませんでした。非常に質の高いテニスで第1セットを錦織がとります。第2、第3セットも錦織が先にブレークアップする展開でしたが自身のサービスゲームをキープしきれず。終盤はリターンゲームで粘ったツケか集中力が切れ始めたところを押し切られる形で敗戦。非常に悔しいです。

しかし、サーフェスがあえばトップ10に肉薄することは証明できました。ここで勝ち切るのが怪我前の錦織です。最後の最後の勝負強さを取り戻すことが錦織完全復活のラストピースなのでしょう。そのためにはより体力をつける必要があると思います。全仏までの2週間、パパになる錦織がどこまでトレーニングしてくるか注目です。

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10. 全仏オープン｜グランドスラム

錦織圭の2021年第10戦目の大会であり、今年2つ目のグランドスラム・全仏オープンです。全豪で悔しい思いをしただけに全仏ではいい成績を残してほしい。

クレーシーズンは成績こそイマイチですがテニスはほんとうにいいです。トップ10に勝てるかどうかというところまで来ているので全仏でそれを成し遂げてほしい。

［大会公式HP］

全仏オープンは大坂なおみの会見拒否と棄権がかなりセンセーショナルなトピックスになってしまいコート外が非常に騒がしいままスタートしています。

錦織は比較的良ドローの中、1回戦のジャンネッシは大苦戦。フルセットかつ、ファイナルセットは先にブレイクされる展開で本人も「負けるかもしれない」というほど追い込まれたということです。この試合は本当に反省点が多い試合ですが、ラスト3ゲームは錦織の地力を見せてもらいました。

特に最終ゲームは2MPにぎるも防がれ、ADまで握られるところから攻めて攻めて取り切った。気持ちと体を一致させる必要があると錦織は言っていましたがそれが最後の最後にうまくいったという感じでした。

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11. ノベンティ・オープン（ハレ）｜ATP500

錦織の第11戦は短いグラスコートシーズンの開幕戦ハレです。錦織が出場する芝の大会はウインブルドンとハレの2つだけ。貴重な大会です。

［大会公式HP］［ドロー表］

ウインブルドン前哨戦のハレ。テニスの質は比較的高かったですが、2回戦で敗退しました。ただ、錦織は手首を痛めていたということであまり勝ち上がろうとしていなかったように思えます。もちろん勝とうとはしていたと思いますが、負けても問題ないとしていたかなと。

ということでウインブルドン前のハレではそれなりに調整できた…ということでしょう。動き悪くなかったですし、怪我を直して本番で暴れてほしいですね。

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12. ウインブルドン選手権｜グランドスラム

テニス界の最高峰ウインブルドン選手権が2年ぶりに開催です。近年芝のテニスが格段に成長した錦織。復活したフェデラー、盤石のジョコビッチ。そして若い選手から芝で覚醒する選手は出てくるのか…非常に楽しみな大会です。

［大会公式HP］

ウィンブルドンはつらいグランドスラムになってしまいました。1回戦が非常に良かっただけに2回戦はショックな負け方でしたね。

フォアのリターンがイップス気味になったという錦織。なんとか第3セット取り返してそのまま行くかと思いましたがミスが重なり敗戦。五輪に向けて切り替えてほしいです。

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13. 東京オリンピック2020｜五輪

コロナと不祥事でトラブル続きでしたがいよいよ開催される東京五輪。私も中には入れませんが、有明テニスの森の近くに住んでいるので錦織が練習してるとき外から覗きに行きました（当然見えませんでしたが…）。

復帰後苦戦してる錦織がどこまでいいテニスができるか。日本中で応援してるので頑張ってほしいです。

［大会公式HP］

メダルにこそ届きませんでしたが、無観客とは言え母国開催。錦織圭には日の丸が良く似合いますね。

ポイントもつかない、賞金もない、怪我明けでベストコンディションでもない。そんな中で国のためにダブルスまで戦う錦織の姿にはとても感動しました。

ドローを見て1回戦がルブルフだったとき多くの人はあきらめたでしょう。ダブルスがんばってくれと思った人もいるでしょう。その周囲の期待を、とてつもないプレーで黙らせ、暑すぎる環境にまけず準々決勝にまで勝ち上がった錦織。

ここから全米に向けて強い錦織が見れる…そう期待せずにはいられませんね。ありがとう錦織圭。

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14. シティ・オープン（ワシントン）｜ATP500

五輪前にエントリーしてたのは知っていましたが、五輪の勝ち上がり方を見てると欠場するのではと思っていましたが出場しましたね。

2015年に優勝している相性にいい大会ですが、スケジュール的に出づらい大会でもありますね。直後にマスターズが2つ続きます。

［大会公式HP］

五輪からの強行出場でとにかくコンディションに不安があった錦織ですがテニスの調子は素晴らしかったです。

準決勝では右肩に痛みがあったらしく、足の動きも悪くなってましたがプレーはかなり良かったです。右肩が痛んでなかったら間違いなく勝っていたでしょう。相手もかなり良かったですが。

とにかく復帰後初のツアーベスト4。しかもシード選手をなぎ倒してのこの結果です。間違いなく錦織のプレーは良くなっています。

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15. ナショナル・バンク・オープン｜マスターズ1000

全米の前哨戦である2つのマスターズのうちの一つナショナル・バンク・オープンがはじまります。錦織はシティ・オープンの好調さを維持できるかどうかが期待されます。

［大会公式HP］

1回戦の試合前からあきらかに痛んでる様子の錦織でしたがリターンとラリー力だけで1稼員を勝利。しかし、やはり痛みがあるようで2回戦は棄権しました。

この数週間かなりハードに試合をしてきましたのでリカバリーの判断は英断だと思います。すこし休んで強くなった錦織を全米で観たいですね。

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16. 全米オープン｜グランドスラム

2年ぶりの全米オープン。過去最も好成績を残しているグランドスラムで錦織が再び輝けるか要注目です。

［大会公式HP］

今年最後のグランドスラムは3回戦のジョコビッチで敗戦となりました。本当に何度ジョコビッチに上位進出を防がれているのか…17連敗。

しかし、手ごたえと課題の両方を得たグランドスラムでしたね。ウィンブルドンが非常に心配になる大会でしたが、五輪以降復調しているのは間違いないでしょう。ジョコビッチからセットを取ったのも3年ぶりです。

なんとか2021シーズン残りでポイントを加算して来年の全豪に向けてラインキングを上げてほしいですね。

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（欠場）サンディエゴ・オープン｜ATP250

コロナで生まれたツアーの隙間に開催されることが決まったサンディエゴオープン。今年限りの開催です。インディアンウェルズの前哨戦になるので250とは思えないぐらい上位選手が出場します。錦織はWCカードでの出場です。

［大会公式HP］

アンディ・マレーとの対戦が決まっていましたが、腰の負傷により試合前の棄権となってしまいました。

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17. BNPパリバ・オープン｜マスターズ1000

コロナで3月から10月に移動したインディアンウェルズ。錦織はワシントン以降アメリカでずっと試合が続いているのはいいですね。サンディエゴ・オープンで怪我した腰の回復状況が気になるところです。

［大会公式HP］［ドロー表］

まさかのサンディエゴ・オープンの試合直前の棄権（腰の負傷）から約10日。錦織はマスターズ1000のインディアンウェルズに出場しました。2021年の錦織のドローの中ではかなり良い部類になりますが、怪我したりと体調とドローがなかなか嚙み合わない日々が続きます。

1回戦のソウザには1セット取られましたがまだ悪くない感じでした。エバンス戦もプレー全体のレベルは著しく低いという感じはしませんでしたが、リターンゲームが冴えなかったですね。エバンスが良かったのもありますがリターンが返らない。ブレイクポイント10本近くしのがれての敗退です。

ちょっとこの先つらいですね。年内はあと2大会ぐらいでしょうか。ランキング的には予選からの試合になるものもありそうですし、怪我も完治はしてないでしょう。

大会出るのか、いっそトレーニングをして来期にかけるのか。もどかしい日々が続きます。

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