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ジャンプ読み続けて30年。コトリです。
このブログではジャンプ+を死ぬほどオススメしてきたわけですが、ジャンプ+をつかって『ダブルアーツ』という漫画を全話読みました
「少年ジャンプ+」の使い方は?読むべきおすすめ漫画やコインの貯め方を徹底解説『ダブルアーツ』は詳細は後述しますが人気ラブコメ『ニセコイ』の作者の作品で、全3巻で打ち切られたにも関わらず根強い人気作品でした。同時に過大評価だという声もある作品でもあります。
この作品僕も連載時に読んでいます。ただ打ち切りに対して不満を持っていなかったのでそこまで面白いとは思ってなかったんでしょう。で、今回も暇つぶしぐらいのつもりで読んだんです。
「あれ、まあまあ面白くね?」「面白い」「早く更新しろ」「終わるんじゃねぇーーーー!」という感じでこの数日すっかり嵌ってしまいました。そして全話読み終えた今、きっと僕と同じように語りたい人とかいるとおもうので熱が冷めないうちに記事にしようと思います。
『ダブルアーツ』とは
ダブルアーツ / 古味直志(完結 / 全3巻)
2008年に連載された古味直志氏のファンタジー作品。全23話。古味氏が小学校のころから構想を温めていた作品で練られた設定が特徴。
全23話。単行本でいうと全3巻。10週ではないですが打ち切り作品です。ただ、連載された時の読者の期待感とかすごかったのは覚えています。そして今回再読して打ち切られたことが本当にもったいない作品だなと本心から思いました。
『ダブルアーツ』のストーリーと設定
『ダブルアーツ』のあらすじ
未知の奇病「トロイ」が蔓延する世界で少女・エルーは、自らもトロイに感染しつつ、感染者の毒を吸引する巡回僧(シスター)として患者に治療を施し続けていた。
シスターの宿命として長く生きられないことを冷静に受け止めつつ、トロイの無くなる世界を夢見ていたが、帝国南西部にある街・タームでの治療 の帰り、ついに彼女はトロイの発作を起こす。エルーが死を覚悟したその時、絵描きの少年・キリが偶然彼女の手を取ったことで、エルーの発作は収まる。
キリは、エルーに触れてもトロイに感染しないばかりか、エルーに触れている間は彼女の発作を止めることができるという特殊な体質を持っていた。
シスター協会の指令を受けて、二人はキリの体質を解明するためにシスター協会本部へ向かうことになるが、シスター協会からその間は「一切手を離してはいけない」と言われる。
赤ラインの部分見て下さいね。主人公とヒロインはいついかなる時も手を繋いでいないといけないという設定です。トロイという病気だけだったらただのファンタジーだったところがこの設定のおかげで「ラブコメ」要素が入らざるを得ない状況になりました。
ラノベみたいですな! ちなみに僕はラブコメは苦手です。
『ダブルアーツ』の登場人物
生まれつき特殊な体質を持ち、トロイに感染しないばかりか、トロイの感染者に触れると、その感染者の発作を止めることができる。このほかに、他人と手を繋ぐことで手をつないだ全員の肉体機能を強化することもできる。
幼い頃「トロイ」に感染したが、耐性が強く発病しなかったためシスターとなった。肉親を含む町中の人間をトロイによって失った過去を持つ。シスターの宿命を受け入れ、20歳までは生きられないという諦めの気持ちを持ちながらも、シスターとして患者の治療を続けている。
キリの元彼女。。「武の民(ナギン)」の中でも数少ない「純血の武の民(クリアナギン)」の一人で、身体能力は非常に高い。
武術家として知られ、世界各地に多くの弟子を持つ。キリとエルーに「双戦舞(ダブルアーツ)」を指導する。「自分のためにしか戦わない」という信念を持っているが、それは本人にとっては呪いのようなもので、その信念を破れば相応の報いを受けるであろうと語っている。
1人のガゼルメンバーの一人で、ガゼルに所属する多数の暗殺者を統率している。
4人のキャラも立っておりゼズウの悪役感も良かった。キリはいい主人公だしエルーも可愛いし、ファランは少しキャラデザ微妙だけど…
謎の奇病「トロイ」
「透過病」とも呼ばれる病気で700年前に発症事例が確認されてから10億人以上の犠牲を出している。感染者と接触することで感染し、発症後徐々に体が透過していき消滅する。トロイの治療法は、患者の体から毒を吸い出す「吸引(ドレイン)」と呼ばれるものである。女性の中には稀にトロイへの耐性が強い者が存在し、そのような女 性がシスターとなり、患者の身体に直接触れることで患者の毒を自分の身体に吸引して病気の進行を抑える。しかし、吸引ではトロイを完治することはできず、 完全な治療法は未だに確立されていない。
接触すると感染率100%&致死率100%というとんでもない病気です。パンデミックだな、まじで。コロナを経験した我々からしても厄介具合がわかると思います。
物語の核であるトロイ。この悲劇を産み出す病気とシスターの献身さが本当に悲しくて、この病気がなくなる世界を見たいと思わせる設定です。
特殊能力「フレア」
キリが持つ不思議な力で、キリに接触した人間の免疫力・治癒力・肉体機能を強化させることができる。手をつなぐなど、触れる人数が多ければ多いほどその力 もより増大する。「フレア」という名称はキリが名付けた。
これいい設定だよなー。手をつないだ分だけ強くなる。きっと本当は最後はめちゃくちゃ沢山の人で手をつないで何かを止めたり、倒したりする予定だったんだろうなー。元気玉とか、うしおととらの全員で白面に立ち向かうような矜持を感じる設定。見たかった。
謎の組織「ガゼル」と「シスター」
- シスター協会…トロイへの耐性が強い女性を集め、一時的な治療をするために結成された集団である。「シスター」を各地に派遣してトロイの治療を行うほか、協会本部内にある「トロイ研究所」で決定的な治療法の研究を模索している。
- ガゼル…シスターの命を狙う謎の暗殺集団。構成員は戦闘のプロフェッショナルであり、ターゲットを執拗に追い詰めることで知られて いるという設定である。ガゼルを創設した11人は「ガゼルメンバー」と称される。
僕はですね、謎の組織が出てくる作品は大好物なんですよね。ガゼルの設定はもう少し知りたかった。トロイの根幹にかかわる組織なんだろうしね。
ダブルアーツ(双戦舞)
ファランが編み出したキリとエルーの二人一組の武術である。ワルツをベースとした戦い方で、元々ダンスの素養があるエルーと、フレアの力を持つキリが力をあわせることで無類の強さを発揮する。
この手を繋いでいないといけないという設定をいかした戦い方。発想も新しく、設定を最大限活かしていると思う。
躍動感もあって面白くなりそうだったのに、、、
なぜ『ダブルアーツ』は打ち切られたのか?
一番の要因としてあげられているのは「展開の遅さ」だと言われています。今回は毎日更新だったのであまり遅いとは思わなかったんですが、最初の街を出るのに2巻使います。そして主人公たちの戦い方『ダブルアーツ』が出るのは最後2話。『ONEPIECE』は1話めでゴムゴムのピストルが出るし海にも出る。すごい丁寧に話を作った分習慣だとテンポが遅く感じたんでしょう。
あと、お色気が少ないのかなと。僕はこの作品はファンタジー路線で全然問題無いと思うんですがヒロインと手を繋ぎっぱなしだなんて『ToLOVEる』だったらどうなることか。というかお色気あったらもう少し長く連載できたんだろうなと。面白いかどうかは置いといて。
『ダブルアーツ』を読み終えて
いや、これ打ち切ったらダメでしょ。ほんとに。確かにテンポは良くなかった。けど丁寧に作られてるし、絵はそこまでうまくないけど世界観は出てる。長い目で見て絶対面白くなったと思うんですよね。 打ち切られて何十年もたっているのにいまだに愛されてる作品なんですよね。
これはもう『ニセコイ』連載終了して時間もたったので『ライジング・インパクト』のように復刻コースorリメイクでしょ !実際続き書いてほしいなあ。
まとめ
いつか再連載してほしいと思います。それこそジャンプ+でやってもよいんじゃないでしょうか?どうでしょうか?
懐かしすぎたのでシェアさせてもらいました
コメントありがとうございます。もったいないと言わざるを得ないのでジャンププラスとかで続編やってほしいですね
ダブルアーツは確かに面白かったです、が。打ち切られる前に1点決定的な過ちを犯してますね、それはまだ話の序盤なのにとんでもないインフレの前兆があったことです・・・、ダブルアーツみたいなストーリーはグダグダ話を続けすぎず話の落としどころを決めさせてスムーズに6~10巻くらいで綺麗にまとめて終わらせるのが理想なタイプの漫画だったかなと思います