最新マンガアプリランキング

【錦織圭ベスト8】ウインブルドン2019 動画ハイライト・ドロー・試合速報まとめ | グランドスラム

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品の購入やアプリをダウンロードすることで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

2019年シーズンもいよいよ後半戦。3大会目のグランドスラムでありすべてのテニスプレイヤー夢の舞台ウィンブルドンの開幕です。

激闘続きだった全仏オープンではベスト8で敗退。満身創痍だった錦織はハレをスキップ。全仏後いきなりウインブルドンというスケジュールです。

【錦織圭QF】全仏オープン2019(ローラン・ギャロス) 動画ハイライト・ドロー・試合速報まとめ|グランドスラム  

 

グランドスラムの中でもももっとも格式のある大会であるウインブルドン。このウインブルドン選手権を錦織圭応援目線で試合速報・ドロー・放送情報などまとめていきます。

 

目次 ひらく

目次へ

ウィンブルドン選手権2019|グランドスラムについて

大会名 ウィンブルドン選手権
The Championships, Wimbledon
グレード グランドスラム
日程 2019年7月1日 ~ 7月14日
開催地 イギリス / ロンドン
会場 オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ
コート 芝 / 屋外(グラスコート)
ドロー 男子シングルス:128
賞金 £17,769,000(約24億2,490万円)
時差 -7時間(サマータイム)

大会公式HP][ドロー表

以前の名称は「The Lawn Tennis Championships on Grass」でしたが、現在は「The Championships」と呼ばれています。

とにかく伝統を重んじる大会で試合や練習の際には白いウェアを着用する事が義務付けられています。

白ハシ
アンダーウェアまで白で統一する必要があるんだ。

ウィンブルドン選手権2019|歴代優勝者

ウィンブルドンの過去10年の歴代優勝者を振り返ります。

優勝者 準優勝者
2018 ノバク・ジョコビッチ ケビン・アンダーソン
2017 ‎ロジャー・フェデラー マリン・チリッチ
2016 アンディ・マリー ‎ミロシュ・ラオニッチ
2015 ノバク・ジョコビッチ ロジャー・フェデラー
2014 ノバク・ジョコビッチ ロジャー・フェデラー
2013 アンディ・マリー ノバク・ジョコビッチ
2012 ロジャー・フェデラー アンディ・マリー
2011 ノバク・ジョコビッチ ラファエル・ナダル
2010 ラファエル・ナダル トマーシュ・ベルディハ
2009 ロジャー・フェデラー アンディ・ロディック

過去10年の優勝者はすべてビッグ4。フェデラーにいたっては8度優勝しています。

黒ハシ
イギリスの大会ですが1936年のフレッド・ペリー以降イギリス人が長く優勝することがなかったため「ウインブルドン現象」という言葉が生まれたんだ

白ハシ
だからこそ2013年にマレーが優勝したのはとても意味があることなんだ

黒ハシ
とはいえマレーはスコットランドの血も流れてるから「勝てばイギリス人、負ければスコットランド人」という複雑な葛藤も抱えてたりもするんだ

期間限定

 

錦織圭|ウィンブルドン選手権過去成績

錦織のウインブルドンは多くのけがに悩まされてきた歴史でもあります。全米、全豪、全仏と比較すると平凡な成績だったりするんですが2018年ついにQFまで進んでいます。

ラウンド 対戦相手
2018 準々決勝 ノバク・ジョコビッチ
2017 3回戦 ロベルト・バウティスタ アグート
2016 4回戦 マリン・チリッチ(棄権)
2015 2回戦 サンティアゴ・ヒラルド(棄権)
2014 4回戦 ミロシュ・ラオニッチ
2013 3回戦 アンドレアス・セッピ
2012 3回戦 フアン マルティン・デルポトロ
2011 1回戦 レイトン・ヒューイット
2010 1回戦 ラファエル・ナダル
2009  
2008 1回戦 マルク・ジケル(棄権)

2018年のウインブルドンで「芝での戦い方がわかった」という錦織。

サーブが他の選手より弱めの錦織ですが、サーブ&ボレーなどの芝ならではの戦い方を掴んだようで躍進が期待されます。


獲得ポイントと賞金|ウィンブルドン選手権2019

ラウンド ポイント 賞金
優勝 2,000 £2,350,000
準優勝 1,200 £1,175,000
SF 720 £588,000
QF 360 £294,000
4回戦 180 £176,000
3回戦 90 £111,000
2回戦 45 £72,000
1回戦 10 £45,000

白ハシ
優勝は約3億円…ひえー

 

ウィンブルドン選手権2019のスケジュール /トーナメント / 出場選手

ウィンブルドン選手権2019に出場する選手やドロー、大会のスケジュールまとめていきます。

男子シングルススケジュール|ウィンブルドン選手権2019

男子シングルスのスケジュールです。6月最終月曜日から2週の日程で開催される本大会ですが今年は7月1日から開催されます。

日程 ラウンド
7月1日(月) 1回戦
7月2日(火) 1回戦
7月3日(水) 2回戦
7月4日(木) 2回戦
7月5日(金) 3回戦
7月6日( 3回戦
7月7日(
7月8日(月) 4回戦
7月9日(火)
7月10日(水) 準々決勝
7月11日(木)
7月12日(金) 準決勝
7月13日(
7月14日( 決勝

黒ハシ
開催期間中の第1週と第2週の中間に位置する日曜日をミドル・サンデーと呼び、この日を休養日として設ける伝統があります。

ドロー|ウィンブルドン選手権2019

ウィンブルドン選手権2019のドローが発表されました。錦織はボトムハーフのフェデラー山…。

トップハーフ

ウィンブルドン選手権2019|ドロー表(トップハーフ)

ウィンブルドン選手権2019|ドロー表(トップハーフ)

トップハーフはジョコビッチとアンダーソン。ジョコビッチはポテンシャルドローではぬるぬる。アンダーソン山には今季不調のズベレフが入っており一番ゆるい山になっています。

ボトムハーフ

ウィンブルドン選手権2019|ドロー表(ボトムハーフ)

ウィンブルドン選手権2019|ドロー表(ボトムハーフ)

ボトムハーフはフェデラー山とナダル山。フェデラーがウィンブルドンならではのランキング算出により第2シードです。そして錦織もフェデラー山。今シーズン錦織はビッグ3がそれぞれ一番得意な大会(全豪=ジョコビッチ、全仏=ナダル、全英=フェデラー)で同じ山に入るという不運。

またナダルもなかなかのタフドロー。意外と早期敗退をしてもおかしくないかもしれません。

錦織圭のポテンシャルドロー

錦織圭のウィンブルドン選手権2019はこのドロー

  • 1R モンテイロ
  • 2R ノーリー 
  • 3R デミノー
  • 4R イズナー
  • QF フェデラー
  • SF ナダル
  • Final ジョコビッチ

ノルマはQFのフェデラー戦。それまでにいかに体力を消耗せずにいけるかがカギです。


出場選手|ウィンブルドン選手権2019

ウィンブルドン選手権2019に出場予定の選手とランキングを紹介します。

  • ドロー数:128
  • 本戦ストレートイン:104名
  • ワイルドカード:8名
  • 予選通過:16名
  • Special Exempt:0名

白ハシ
デルポトロがけがで欠場です。またアンダーソンやイズナーなどクレーシーズンを怪我でスキップしてきたビッグサーバーが復帰しております
ウィンブルドン選手権2019 / シード選手情報
シード RANK 選手名
1 1位 ノバク・ジョコビッチ
2 3位 ロジャー・フェデラー
3 2位 ラファエル・ナダル
4 8位 ケビン・アンダーソン
5 4位 ドミニク・ティーム
6 5位 アレクサンダー・ズベレフ
7 6位 ステファノス・チチパス
8 7位 錦織 圭
9 12位 ジョン・イズナー
10 9位 カレン・ハチャノフ
11 13位 ダニール・メドベージェフ
12 10位 ファビオ・フォニーニ
13 18位 マリン・チリッチ
14 17位 ミロシュ・ラオニッチ
15 15位 ガエル・モンフィス
16 20位 マッテオ・ベレッティーニ
17 16位 ニコロズ・バシラシビリ
18 21位 フェリックス・オジェ アリアシム
 19 25位 ジル・シモン
 20 23位 ダビド・ゴファン
 21 19位 スタン・ワウリンカ
 22 22位 ロベルト・バウティスタ アグート
 23 24位 ディエゴ・シュワルツマン
 24 29位 アレックス・デミノー
 25 26位 ギド・ペラ
 26 28位 リュカ・プイユ
 27 32位 ブノワ・ペール
 28 27位 デニス・シャポバロフ
 29 31位 カイル・エドマンド
 30 30位 ラスロ・ジェレ
 31 33位 ドゥシャン・ラヨビッチ
 32 34位 ヤン レナード・シュトルフ

※ 2019/06/24の世界ランキングより

期間限定

 

【錦織圭】ウィンブルドン選手権2019|試合結果とハイライト動画【毎試合更新】

錦織圭のウィンブルドン選手権2019の成績をまとめていきます。

1回戦:【7】錦織圭 vs チアゴ・モンテイロ【113】 試合結果とハイライト動画

試合の展望

錦織圭 vs チアゴ・モンテイロ|過去対戦成績

錦織圭 vs チアゴ・モンテイロ|過去対戦成績

ブラジルの25歳レフティー。予選決勝で綿貫を破り本戦出場。チャレンジャー出場大会は、ほぼクレー。ハード/芝のツアー大会は6-19と大きく負け越し。錦織は体力温存で勝利したい。

試合結果

 

  錦織圭 T.モンテイロ
1 set 6 4
2 set 7 6
3 set 6 4

マッチレビュー

見事にストレートで勝利した錦織。モンテイロもサーブが良く、ミスが非常に少なく強敵でした。

しかし、錦織はそれ以上に攻撃的。錦織自身ミスが少ないだけでなくウィナーを量産。ネットプレーも多く明らかに及第点の出来でした。

 

試合後の錦織のコメントはこちら

 

錦織「思ったよりよかったですね。しっかり練習ができて、自信もいい形で自分の中にありました。(ラファエル・)ナダルといい練習が2回できていましたし、調子は出だしからよかったです。1試合目にしては、いい試合だったと思います。

 

2セット目に若干危ない場面がありましたけど、あそこをしっかり取れたことと、サーブで切り抜けられる場面も多かった。」

 

錦織「最近思うのは、なおみちゃんの(関する)ちょっとアホな記事がすごく多いなって感じます。見当違いなことというか……。よくありますけど、想像の記事をたまに見る。なおみちゃん見ないでくれという記事が多いなって。

 

僕よりはるかにプレッシャーはある。世界から来るプレッシャーだったり、やっぱり1位を守るというプレッシャーは計り知れないので、(最近の大坂の不調は)しょうがないかなと思います。あんまりそのことに関して、彼女と話したことがないので、どういう気持ちかわからないですけど、周りのことをあんまり考えないでほしいかなと思いますね。

 

 今、自分がすべきことに集中してほしいです。本当に急に1位になったので、慣れるまでには時間はかかると思いますけど、まだめちゃくちゃ若いので。かわいい女の子ですし。ゆっくりやってほしいですね。テニス的には、100%1位の実力はもっているし、あんまり気にせずやってほしいですね」

 

期間限定


2回戦:【7】錦織圭 vs キャメロン・ノーリー【55】 試合結果とハイライト動画

試合の展望

錦織圭 vs キャメロン・ノーリー|過去対戦成績

錦織圭 vs キャメロン・ノーリー|過去対戦成績

イギリスの23歳レフティーとの初対戦です。地元選手との対戦ということで錦織のアーリーラウンドでは珍しくセンターコートでの試合です。ノーリーはオークランド準優勝、アカプルコSFと今シーズン序盤は好調。5月にキャリアハイとなる41位を記録しています。

錦織はモンテイロ戦同様にリターン率を上げつつ攻めていくことが大事になってくると思います。

試合結果

 

  錦織圭 キャメロン・ノーリー
1 set 6 4
2 set 6 4
3 set 6 0

マッチレビュー

めちゃくちゃ強い錦織を見ることができました。2戦連続のストレート勝ち。第3セットではベーグルを焼くなどやりたい放題。スコア以上に大差がついた試合だったと思います。

サーブ、ネットプレー、ロブ、ドロップ…とにかくショットが多彩でノーリーを翻弄。第3セットはすべてライン上を狙ってるんじゃないかというぐらいキレキレでした。

 

試合後の錦織のコメントはこちら

 

錦織「1セット目は、思っていたより相手がいいなと思いましたけど、続かないとも思っていました。プレー自体に、驚きというか、想像していたのと違いはなかったので、初対戦のわりには(自分自身)意外とすべきことが頭に入っていた。出だしからいいプレーはできていたかなと思います。(ネットプレーも)十分だったと思います。前への行き方もわかっていました。攻める姿勢を常にもっていました」


ノーリー「今日の圭のリターンは信じられないくらい本当によかった。あんな風に自分のサーブをリターンしてくる選手は初めてだった。彼は、僕のサーブに確実にプレッシャーをかけていたね」

 

期間限定


3回戦:【7】錦織圭 vs スティーブ・ジョンソン【71】 試合結果とハイライト動画

試合の展望

錦織圭 vs スティーブ・ジョンソン|過去対戦成績

錦織圭 vs スティーブ・ジョンソン|過去対戦成績

2016IW以来の対戦。過去4戦4勝と負けなしですが芝では嫌な相手になります。

強力なサーブと多用するバックスライスは芝適性が高く芝巧者。グラスの大会を2回優勝するなど油断できない相手です。スライス対策がカギになる見込み。

試合結果

Match Point: Kei Nishikori vs Steve Johnson Wimbledon 2019

  錦織圭 スティーブ・ジョンソン
1 set 6 4
2 set 6 3
3 set 6 2

マッチレビュー

最初のサービスゲームをいきなり落としたので一瞬嫌な予感がしましたが試合のピンチと呼べる場面はそこだけ。ビッグサーバーのジョンソンを完全攻略して圧勝でした。

まずサービスゲーム。錦織自身「芝だとサーブが良くなる」と言ってるようにフリーポイントが多く取れていました。1stでサーブ入った時のポイント獲得率は80%近かったんだじゃないかな。

https://twitter.com/doublefault28/status/1147468664884645888

https://twitter.com/doublefault28/status/1147461326320668672

そしてリターンゲームはさすが。ジョンソンのワイドのサーブは角度もあり錦織は読みを当てない限り届かないんですけど2セット目以降はほとんど拾っていたように思えます。結果ジョンソンにプレッシャーを与えダブルフォルトや無理なショットを選択させUEを誘発。

2回戦同様に完璧な試合運びで勝利しました。また、3試合合計で6時間を切るという省エネぶり。体力を温存しながら2週目へ突入です。

 

ちなみにこの試合でツアー400勝目を飾った錦織。インタビューアーにそのことを聞かれると「え?そうなんですか。それはちょっと嬉しいです」と天然炸裂です。

 

試合後の錦織のコメントはこちら

 

-サービスゲームは抜群の内容だった。

錦織「サーブは気持ち良く打てた。リターンゲームですごくプレッシャーをかけられたことも、サーブをリラックスして打てた要因。芝コートになるとサーブが良くなる。」

 

-サービスリターンの読みは当たったか。

錦織「第2セットぐらいから当たり、あまりエースを取られなくなった。相手はきつかったのでは。」

 

-1回戦から3試合とも2時間前後で勝ち上がった。余力はあるか。

錦織「体はまだ、今のところ大丈夫。芝コートは普段と違うところが筋肉痛になるので、(ケアで)違うアプローチは必要。」

 

-大会前の休養が大きいか。

錦織「(理由は)けがだったが、結果的にはよかった。リフレッシュでき、体も治った。悪くない選択だった。」

 

期間限定


4回戦:【7】錦織圭 vs ミハイル・ククシュキン【58】 試合結果とハイライト動画

試合の展望

錦織圭 vs ミハイル・ククシュキン|過去対戦成績

錦織圭 vs ミハイル・ククシュキン|過去対戦成績

4回戦は過去8試合負けなしのククシュキン。フラット系のビッグリターナーなので錦織のサービスが崩れると危険な相手です。今大会好調のサービスを継続し勝利を目指してほしいですね。

試合結果

 

  錦織圭 M.ククシュキン
1 set 6 3
2 set 3 6
3 set 6 3
4 set 6 4

マッチレビュー

直前の女子の試合が長引いて試合開始時間もだいぶ遅くなりました。昨夜観戦した人は寝不足だと思います。

さて、無敗の相手ということで楽勝かもと思われたこの試合。ククシュキン非常に強かったですね。芝で非常にやっかいな相手でした。フラットな打球はコードギリギリで持ち上げるのが難しく、サーブも安定。最後までUEが少なく非常にじれる展開になりました。

錦織も3回戦までのように前に行く機会も必然的に減り、サーブもこれまでより良くなかったためなかなか突き放すことができませんでした。それでも要所要所を我慢して勝ち切った錦織。フェデラー戦の前によい経験ができたのではないでしょうか?

 

以下錦織のベストプレー集(VSククシュキン)

 

試合後の錦織のコメントはこちら

 

-タフな相手との試合を振り返って

錦織「今日はつらかったですね。つらかったというかやりにくかったですね。彼のフォアもバックもすごく低い、スライスのような弾道で来てたので。すごく打ちづらかったので、決め切れない場面がすごく多かったんですけど、うまくしのげたかなとは思います」

 

-試合を振り返って、よかった点は

錦織「しっかり我慢できたところですかね。なかなかウィナーを取りにいくのが難しかったので、その中でもうまくポイントを組み立てながらプレーできたと思います」

 

-準々決勝のフェデラー戦に向けてひと言

錦織「調子は悪くはないので、いいテニスもできて、次も思い切ってやりたいと思います」

 

期間限定


4回戦:【7】錦織圭 vs ロジャー・フェデラー【3】 試合結果とハイライト動画

試合の展望

錦織圭 vs ロジャー・フェデラー|過去対戦成績

錦織圭 vs ロジャー・フェデラー|過去対戦成績

いよいよウインブルドンの準々決勝、そしてセンターコートで錦織の大いなる挑戦が始まります。芝の帝王・ロジャー・フェデラーへの挑戦。芝での対戦は過去1度のみでその時はフェデラーの勝利。最後の対戦は昨年のツアーファイナル。両者ボロボロの中錦織が勝利をしました。

この両者の対戦。ホットショットの連発で非常に美しい試合になることが多いです。

Roger Federer v Kei Nishikori: Best ATP Shots & Rallies

この大一番を前にテニスTVが作ったハイライト。美しいショットの連発に惚れ惚れします。この両者の戦いがまた見れるだけでもかなり幸せです。


それでは、錦織とフェデラーの試合前のコメントを見てみましょう。お互いがリスペクトしてるのをわかると思います。

フェデラー「錦織との試合はタフになるだろう、彼はたくさんのエネルギーが残っている状態でQFにきた。最近のGSではそうじゃなかった、終盤でにタフな試合をしていたけれど、今回はいまのところ楽に勝ち上がってきている、状態は整っているだろう。

 

彼のプレーがすごく好きだよ。彼は最高のBHの持ち主の一人で、優れたリターナーで、ソリッドなメンタルを持っていて才能ある選手だと思っていた。彼をたぶん16,17歳のころから知っている、だから彼がここまで育ってくれて嬉しい。

 

芝で対戦したことはあったと思う、ここではなかったかもしれないけど、どんな感じになるかは分かっている、互いに驚くような(意外な)ことは無いだろう。 今日とはだいぶん違うだろう、もっとベースラインからのラリーが多くなる。ベレッティーニ相手とはショットの選択も違うだろう

 

錦織「そうだね、もちろんロジャーを倒すためには良いテニスをしないといけない、彼は芝で最高の選手だから。彼は今週、この2週間、良いプレーをしているみたいだから…。 当然タフになるだろうね、でも今週はすごく自信を持って良いテニスができていると思う。

 

たとえ今日は(大変だったにせよ)、ククシュキンは芝では簡単な相手じゃない、良いテニスをしていた。でも僕は彼のテニスに上手く対処できた。 いまロジャーと対戦できるのは嬉しい、いまは良い状態だからね。簡単にはいかないだろうけれど、もちろん楽しむつもりだ」

試合結果

Roger Federer vs Kei Nishikori Wimbledon 2019 quarter-final highlights

  錦織圭 ロジャー・フェデラー
1 set 6 4
2 set 1 6
3 set 4 6
4 set 4 6

マッチレビュー

立ち上がり不安定だったフェデラーを攻め立て見事に第1セットを先取。フェデラー自身もかなり焦ったんだと思います。第1セットの錦織は天才的な強さでした。

しかし、芝の帝王はやっぱり強かった。第2セットのフェデラーはウインブルドン選手権を8度制覇した強さそのまま。サービスだけでなくリターンも完璧。錦織に傾いてた流れを完全に引き寄せます。

第3セットからも我慢の時間が続く錦織。フェデラーに比べサーブが劣る錦織。1stが入らず徐々にBPを必死に耐える展開に。一方フェデラーはサービスの調子をどんどん上げていき錦織を完封。1ブレイク差の両セットですが、内容はフェデラー。

残念ですが錦織のウィンブルドン選手権はベスト8という結果に。

 

試合後の錦織のコメントはこちら

 

錦織「第1セットはリターン合ってた。思い切って攻められた。フェデラーのサーブが確率が上がってリターンゲームでチャンスなかった。セカンドでタイミング合わなくなって、変えられて焦った。自分のファーストの確率がすごく低く、どのゲームもプレッシャー感じて、リターンゲームに気持ちが入らなかった。

 

2セット目以降はずっとサービスゲームが辛かった。ファーストが入り出すチャンスがこなかった。ブレークできる光は見えなかった ー力は出し切ったが、自分のプレーが継続できなかった。相手も2セット以降強くなった。UEが後半多かったかなと。

 

ここ2−3年対戦の変化は感じている。昔にようにゆっくりプレーしてくれない。

 

毎回優勝する相手に当たるが、ベスト8には来てるので。フェデラーでWBでやれてよかった。負けたが強いフェデラーとやれたのはすごく良い経験。悔いが残るのは焦ってしまった部分とファーストが入らなかったこと。芝のプレーは昨年に続き今年も良いプレーできたので毎年楽しみになるかと思うネットプレーは焦っていたので出すぎた。ブロックリターンだったりに焦って出てしまった。フェデラーのリターン&パス良かった。前に出て取れたポイントもあったが。

 

プレーの質は昨年よりも上がっていた。悪い試合なかった。安定して芝でもプレーできるのは自信になった。サーブもよくなってファーストでポイント取れるのかなとこの1週間感じていた。ハードでもファーストの確率上がってフリーポイント増えてくればチャンスは出てくると思う。収穫はたくさんあった。

 

ランキング的にはいい位置にいると思うので、自分が思っているよりは高い位置にいるので維持したい。US以降さらにいい位置にいれるようにしたい。IW&マイアミでよくなかったのでハードの若干不安はあるが調子は上がってきているので頑張りたい」


フェデラー「最初は拙いタイミングとプレースメントでプレーして難しくしたが、そのあと良くなった。錦織はBH上手だしFHも良かった。今日は2−3本目めで強打していてグラスでよく機能した。錦織はトップ10いやトップ5で彼ほどネットプレーが上手な選手は居ない」

 

期間限定


 

【錦織圭】|ウィンブルドン選手権2019最終成績

最終成績 ベスト8
獲得ポイント 360P
RANKING 7位→7位

ランキングは7位のままですが6位のチチパスと5P差までつめることができました。USオープンまでに大きな大会で好成績を残してなんとか4位シードが欲しいところです。

 

放送情報|ウィンブルドン選手権2019

地上波 / 有料放送での放送予定

wowow

wowowでは連日生中継。グランドスラム見るならやっぱりwowowです。メンバ^ズオンデマンドではテレビ未放送の試合も生中継しております。

wowow公式ホームページ

NHK

地上波でもウインブルドンは錦織の試合を中心に放送します。普段テニスを見れない人はこの機会に是非チェックをしましょう。

全仏オープンテニス2019:NHK

 

ウインブルドン選手権2019総括

テニスファン、錦織圭ファンとして非常に幸せな2週間が終わりました。せっかくなのでウインブルドン選手権2019の印象的なトピックスを振り返りたいと思います。

1. 上位シード陣の早期敗退が相次ぐ

チチパス、サーシャ、ティームといった上位シードが初戦で敗退するなどアップセットの多い大会でした。土→芝への適応のむずかしさがあらためて認識された大会だったのではないでしょうか。

2. 大坂なおみ…不調から脱せず

全豪オープン優勝後スランプから抜け出せない大坂選手。サーシャコーチとの別離、No.1のプレッシャー(今大会は2位でスタートしましたが…)、明確な理由は不明ですが全豪オープン以降勝ててないのが現状です。

メンタルが原因…と数々の記事で見てますが実際どうなんでしょうね。個人的には練習の量と質が間違ってる説を勝手におしてます。1位になったことで周りからも対策されこれまでのようなパワー一辺倒では勝てなくなったんじゃないかなと。そのウィークポイントの改善だったり、ショットの精度を高める練習ができていないのではないかなと思っています。

ポテンシャルは十分。でもそれだけでは勝てないのがプロテニスの世界。強い大坂なおみが戻ってくるのを待ちたいと思います。

3. 望月君がジュニア選手権を優勝

自分が生きてるうちに錦織圭みたいな日本人は出てこない…と思ってたんですけど早々に出てくるかもしれませんね。錦織の練習パートナーでもある望月君が全仏のベスト4からさらに飛躍しウインブルドン選手権のジュニアの部を優勝。日本人初の快挙です。

まだまだ体が出来上がっていないかもしれませんが早くプロの舞台に来てトップ選手とバッチバチ戦ってほしいですね。

4. 錦織圭、芝適正が開花

もともとサーブに難があったり、クレーコートの疲れからかウインブルドン選手権で好成績を残せていなかった錦織。昨年のウインブルドン選手権2018でベスト8に入ったことで苦手意識を克服し今シーズンで開花しました。

過去のグランドスラムとは異なり早いタイミングでのブレイク、安定したサービスゲームで見事省エネ勝利。準々決勝のフェデラー戦まで余力十分で勝ち上がりました。この勝ち上がり方こそ「強い選手」です。お見事でした。

さて、準々決勝のフェデラーとの対決。1-3で負けましたし、フェデラーの強さを痛感する試合でした。しかし、第1セットは完全に錦織が強くてとったものです。第2セット以降はフェデラーの更なる強さを引き出してしまい負けてしまいましたが、我慢を重ねてゲームを作っていました。

負けはしました。結局ベスト8止まりです。しかし、自信を持ってもいい試合だったと思います。全米期待しましょう。

5. 盤石のBIG 4。そして伝説に残るフェデラーとジョコビッチの決勝戦

さて、今大会の主役を一人上げるとすれば間違いなくフェデラーだと思います。フェデラーはめちゃくちゃ強かった。

錦織に第1セット取られてからのフェデラーは鬼神のように強かった。そして、因縁のナダル戦。ナダルもめちゃくちゃ強かった。2セット目のナダルはゾーンに入っておりフェデラーを圧倒。しかし、3,4セット目のフェデラーの前に力尽きました。とても美しい試合でした。

 

そして決勝戦。ジョコビッチとフェデラーのこの試合は今大会最長。ファイナルセットは24ゲーム戦って勝敗つかずタイブレークに。圧倒的アウェーのなか優勝したのはジョコビッチでした。ハッキリ言って強かったのはフェデラーだったでしょう。トータルポイントでもフェデラーが圧倒。ウィーナーやサービスエースなど相手がジョコビッチとは思えないほどフェデラーが圧倒していました。とてつもなく美しく強いフェデラーでした。

 

それでも勝ったのはジョコビッチでした。この日のジョコビッチはとにかく我慢強く耐えて耐えて耐えまくってました。圧倒的に押されているのにポイントで大きく離されずついていき、なんと3つのタイブレークをもぎ取りました。これが、錦織が次に目指すレベルなんだと思います。相手がBIG4だと押される展開に必ずなります。そこを耐えてゲームを作り、チャンスをものにする。このジョコビッチの強さは尊敬に値する強さです。

 

フェデラーの圧倒的な攻撃力、ジョコビッチの勝利への執念。これらをすべて飲み込んでグランドスラムで優勝する錦織に期待してウインブルドン選手権2019の総括とさせていただきます。

 

錦織圭の次の大会はモントリオールで開催されるロジャーズカップ

ウインブルドン後は最後のグランドスラム全米に向けての大会が続きます。

得意のワシントンをスキップして挑むマスターズです。

【錦織圭】ロジャーズ・カップ2019(モントリオール) 動画ハイライト・ドロー・試合速報まとめ | ATP1000

 

錦織圭出場予定試合はこちら

【2024年】錦織圭選手の試合予定(スケジュール)/ 大会詳細 / 試合結果まとめ【ATPツアー】

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

pocketlinehatebuimagegalleryaudiovideocategorytagchatquotegoogleplusfacebookinstagramtwitterrsssearchenvelopeheartstaruserclosesearch-plushomeclockupdateeditshare-squarechevron-leftchevron-rightleafexclamation-trianglecalendarcommentthumb-tacklinknaviconasideangle-double-upangle-double-downangle-upangle-downstar-halfstatus