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心に火を、指先にペンを

愛と平和のラビリンス

元バスケ部の僕がスラムダンクの全試合を語り尽くし「嗚呼、スラムダンク最高…」と懐古してみる記事

COMIC COMIC-おすすめマンガ

小学校から中、高とバスケットボール一筋の青春を過ごしてきました。当時の様子はこちら。

 

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バスケットボールは愛しているもののモチベーション高い日、低い日があったわけですが、そんな時どうやってモチベーションを上げてたかというと大体のバスケ部員はスラムダンク読んで上げていました。28巻(ここ大事)。28巻を部活前に10分ぐらいでざっと読んで「うおー」ってなって練習。

 

ということで今日はスラムダンクの全試合を元バスケ部が語りまろうかなと。あ、つまり鬼スーパーネタバレ(+超長文)なのでスラムダンクをまだ読んでいない幸福な人はここで別記事に行って下さい。バスケ漫画の紹介記事ならこちら。

 

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なおこの記事は鬼スーパー自己満足記事ですのでご注意を。

 

湘北高校のチームメートをざっと紹介

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  • 桜木花道(上段中)…主人公。バスケ初心者。超身体能力、ヤンキー。ポジションはパワー・フォワード(PF)。1年生。晴子に惚れている。超ヤンキーで成績悪いのに何故高校に受かったかは謎。
  • 流川楓(下段中)…湘北のエース。超バスケうまい。イケメン、クール。ポジションはスモール・フォワード(SF)。1年生。唯我独尊。オフェンスの鬼。バスケ上手くなりたいからアメリカへ行くとか言っておきながら高校は近くの湘北を選ぶという矛盾をはらむ男。
  • 赤木剛憲(上段右)…湘北高校のキャプテン。通称ゴリ。神奈川県を代表するプレーヤー。ポジションはセンター(C)。3年生。晴子の兄。
  • 宮城リョータ(下段左)…湘北高校のスピードスター。身長は低いがかなりのスピードを誇る。マネージャーのあやちゃんに惚れている。ポジションはポイントガード(PG)。2年生。
  • 三井寿(上段左)…ミッチー。元中学MVPだが怪我して2年間グレた問題児。3Pシュートを得意とするシューター。ポジションはシューティングガード(SG)。ブランクのため体力がない。中学時代の決勝戦で安西先生に言われた一言を胸に湘北高校に入学した3年生。諦めたらそこで試合終了だよを安西先生から引き出した男。
  • 木暮公延(下段右)…メガネ君。副キャプテン。大人。

 

あとはモブばっかりなので割愛します。監督はケンタッキーのおじさんにそっくりな安西先生(元全日本、白髪鬼の異名を持つ)。あとは美人マネージャーに彩ちゃんいたり、ゴリの妹の晴子とかいたりするけどまあそこはいいや。ラブコメは置いといてバスケの話がしたいんだよ、俺は。

 

湘北高校全試合プレイバック

では湘北高校の物語中の全試合(ちゃんと書かれてる試合)を書いていきます。

 

試合に行くまでのおおまかな流れ→花道が晴子に惚れてバスケ部に入って、流川をライバル視しつつゴリに認められ、基礎を学んで少しずつうまくなっていくという話。ここまで完全にギャグ漫画。

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ギャグ漫画の頃の代名詞フンフンディフェンス。

 

練習試合 湘北高校 対 陵南高校(3巻~6巻)

スラムダンク (3) (ジャンプ・コミックス)

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試合結果

湘北 86 - 87 陵南

 

見所

まだスラムダンクがギャグ漫画から完全に抜けきっていない頃の試合。記念すべき初陣の相手は県ベスト4の陵南高校。キャプテンの魚住は2mを超す怪物だが1年前の試合で赤木に完璧に抑えこまれたということでリベンジ燃えている。そして2年生のエース仙道はその試合で47得点と大暴れという因縁の対決。

 

試合前に「リバウンドを制すものは試合を制す」というゴリの言葉に騙され、花道は徹底的にリバウンドを叩き込まれます。 これにより花道のプレースタイルはリバウンダーに。これも今思うとすごいです。大体スポーツ漫画の主役って最初は素人でもエース or 司令塔が多いけど、いわば縁の下の力持ちであるリバウンダー主人公にするって。DEAR BOYSってバスケ漫画なら土橋を主人公にしてることになります。

 

Dear boys―Act ll (5) (月刊マガジンコミックス)

↑ 土橋。土橋は主人公チームの最初の5人。センターで第1部では完全にチームの戦力なんだけど第2部から徐々にいっこ下の後輩にポジションを奪われます。ただ明確に奪われるという描写はなく真綿で首を絞めるがごとく少しずつ出番が減っていくというか。ちなみに得意技はリバウンドの時にペチンとボールを叩くチップアウト。叩くと観客が「チップアウト」と叫びます。さながわミュージシャンが「セイ」といえば「ウォーオ」というがごとく。

 

ということで試合開始。初陣ということで花道が投入される前と後で大きく展開が異なります。「秘密兵器」という言葉に騙されベンチスタートの花道。湘北は赤木、小暮、流川、安田(ヤス)、潮崎(シオ)がスタート。ヤスがPG、シオがSG。ヤスは終盤見所ありますけど潮崎はこの試合の後活躍はほぼ皆無です。ミッチー軍団に殴られるぐらいかな。アーメン。

 

序盤は魚住による3連続ブロックショットで始まります。ブロックショットって1試合に何本もできるもんじゃないので3本連続って頭おかしい。ちなみに今でこそ高校バスケットボールにも留学生いるので2mを見ることはありますが高校バスケットボール界では190あれば十分な高さです。普通の高校では175-180cmでもセンターに回されることも多いぐらい。2mってそんぐらい異常なんです。そのまま仙道を中心にバンバン点を入れる陵南。調子に乗った監督・田岡が「お前ら30点差をつけろ」と檄を飛ばすも花道に「うるせー」とカンチョーされます。(よく退場にならずにすんだな)これがテクニカルファウルを取られ前半5分で15-0と大差が開くも仙道のダンクに流川が奮起し、ゴリを中心に盛り返して42-50で前半終了。花道出番なし。

 

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後半も一進一退の攻防が続きます。魚住のエルボーで顔面流血するゴリ。流血なんてなかなかないんですけどねえ。治療のために花道と交代。お約束の通り最初はカッチカチです。カッチカチやぞ!視野が極端に狭くなっている花道はミスをしまくり魚住にフライングボディアタックをくらわせ再度流血(鼻血)。魚住はこの後方鼻にティッシュを詰めて試合をすることになるんですけど違和感がなさすぎてすごいです。そして、花道は緊張が取れ魚住とマッチアップし伝家の宝刀フンフンディフェンスが炸裂。スラムダンクはこの後スポーツ漫画になるのでこれが最後のお披露目です。赤木の抜けた湘北は何故か花道がボール運びをします。PGのヤスは職場放棄しているようです。だからスタメンから外れるんだよ。花道はことごとくメガネ君にボールを集めます。これが陵南の裏をかき田岡に「ヤツは切れる」と言わしめますが反撃は一旦ここまで。赤木がいない湘北はリバウンドが取れず陵南に追いつめられます。あ、この頃しれっとヤスが3Pシュート決めますが仙道に「あわてるこたーない」と主人公的なセリフで一蹴されます。

 

試合は終盤。リバウンドを魚住に取られまくる花道に対し外から「ちがーーう!!」と怒号が飛びます。保健室からゴリ復活。仙道のマークて疲弊している流川と交代しコートに戻ります。ゴリの登場によりリバウンドの練習を思い出した花道はついにリバウンドをもぎ取りメガネ君のスリーポイントシュートで逆転。仙道に火をつけることに。仙道とのマッチアップをする花道は食らいつくも徐々に点差を広げられラスト2分で再度流川を投入。ここで初めて置物のように動かなかった安西監督が動きます。犬猿の仲である流川と花道を仙道にダブルチームで当てこれによりついに仙道をブロックし、それを流川が3Pシュートを決めて1点差。1点を追う湘北はゴリがパスカットし流川が速攻を仕掛けるも仙道に阻まれ、こぼれ球をなんとかパスした相手は花道。フリーのシュートの場面で「スラムダンク」をやろうとする花道は晴子の声援を聞き庶民シュート(レイアップ)で初得点。湘北は逆転に成功します。試合前にレイアップシュートを花道は晴子と練習してたんです。しかし、一瞬の隙を仙道に突かれ最後はダブルクラッチを決められ再度陵南が逆転し試合終了。湘北は県ベスト4の陵南に1点差と健闘するも初陣は黒星スタートでした。

 

ここまで湘北に追いつめられたことで田岡は更に厳しくするみたいなことを誓うんですけど、そんなレベルじゃないから。これ花道のカンチョーなければ湘北勝ってるしね、1点差だし。もちろん試合に「たら、れば」はない。けど。田岡「勝因はこの私」キリってなってもおかしくないし、陵南の選手はもっと焦ったほうがいい。カンチョーで勝ったんだって。あ、稲中のカンチョーWカップも大好きです私。

 

場外乱闘 桜木軍団 対 ミッチー含む不良集団

試合結果

桜木軍団 TKO勝利

見所

問題児宮城リョータが怪我(原因はケンカ)から復帰します。リョータは超スピードのポイントガード。ヤスが完全に噛ませ犬化します。モテないリョータと花道はなんやかんや意気投合。しかし宮城と花道に恨みを持つ不良集団がバスケ部を襲撃します。頭は三井寿で助っ人の傭兵鉄男が大暴れ。宮城、リョータも鉄男にやられ大ピンチのところに桜木の中学からの親友である「桜木軍団」が登場し形勢は逆転。不良はボコボコにされます。で、不良が逃げようとしたところにゴリ登場。三井をバチンバチンとびんたします。

 

そこで木暮くんが一言「三井はバスケ部だったんだ」からの回想突入。まあ、安西先生に憧れて入部した中学MVPの三井は赤木と出会い、怪我してグレたって話ですそこに安西先生が現れて三井は泣き崩れて「バスケがしたいです」という名シーンが生まれます。腐女子歓喜。こうやって湘北高校はリョータと三井という戦略を補強しました。

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ミッチーが色んな層から支持されるきっかけになった名シーン。

 

IH県予選 湘北高校 対 三浦台高校(9巻)

スラムダンク (9) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (9) (ジャンプ・コミックス)

 
試合結果

湘北 114 - 51 三浦台

見所

1回戦は打倒海南を豪語する三浦台と試合。この試合のポイントはついに最強メンバーが揃った湘北のお披露目。リョータ、ミッチーのプレースタイルが初めてここで見られます。1回戦とは思えないほどの大きな会場、しかも何故かコートは一面という演出もありライバルもたくさん見ています。

 

試合はケンカの罰でベンチスタートになったリョータ、ミッチー、流川、花道。オラオラ系の三浦台に飲まれ序盤で大差がつき「二度と喧嘩しない」の条件のもとコートに送り込まれる四人。リョータがスピードでかき回し赤木、流川、ミッチーが点を取りまくり一気に逆転に成功。ちなみに観戦に来ていた魚住はミッチーがシュートを打った瞬間に「武石中の三井寿だ」と気づくという100点のリアクションを見せる。最後付け加えるとしたら花道が相手のエースの頭に渾身の力を込めたスラムダンクを炸裂させ退場。114対51という大差で三浦台相手に圧勝するもここから決勝リーグまで花道は全試合退場することに。

 

IH県予選 湘北高校 対  翔陽高校(10巻~11巻)

スラムダンク (10) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (10) (ジャンプ・コミックス)

 
試合結果

湘北 62 - 60 翔陽

見所

この試合に勝てば決勝リーグ。相手は昨年準優勝の翔陽高校。県内で最も身長の大きなチームです。PG以外全員190以上の身長です。この190は大きすぎますけど、県の競合って各地からスカウトしてくるので実際にでかいんですよ。翔陽が一番THE強豪っぽいかも(海南はそんな大きくないし)。

 

初めて赤木、リョータ、三井、流川、花道がスタメンでスタートする翔陽戦。相手の翔陽はエース藤真が選手兼監督。ベンチスタートという舐めプをしてきます。ちなみに6番の長谷川も「三井の得点は5点以内に抑える」というフラグを立てまくるぐらい舐めプしてきます。

 

序盤は動きが固くなっている湘北に対し相手のエースセンター花形を中心に点を取りまくる翔陽。花形は赤木や魚住のパワープレがしがしのセンターと違い技巧派のセンターです。また身長差が大きく高さで劣る湘北がどうやって翔陽高校と戦うかというのも注目の試合。開始6分で0-11と大きく点を広げられるも個の力で打開する流川。そして流川に煽られ動きの硬さが取れる4人。コート上で一番小さい宮城が躍動し3点差にまで詰め寄り藤真を挑発します。赤木、魚住、花形の県内最強のセンターを決める戦いの第1Rと田岡に言われている翔陽戦ですが、海南の牧、翔陽の藤真という県内No.1 PG争いに食い込みたいリョータ。翔陽戦は見どころいっぱいです。ついに翔陽は藤真が出ようとしますが、花形それを止め逆にリードを広げる翔陽。9点差まで広げ10点以上の点差を広げるシュートのリバウンドを花道が抑え前半を9点差で折り返すことに。このリバウンドを晴子に褒められ調子に乗って後半スタート。

 

後半リバウンダーの素質が開花した花道がリバウンドを取りまくり湘北が追い上げ、ついに後半開始6分で逆転しついに藤真がでてきます。うん、出てくんのおせーよ。前半9点差って結構ギリギリだよ。ベンチではクールだった藤真はコート上だと熱くなるという設定に「COOLがHOTになったぜ」「COOL!COOLCOOL!」を思い出したのは僕だけではないはずです。

 

話が逸れまくりました。藤真はサウスポーのPG。カットインで中を切り崩し他のプレーヤーを使います。それを見て、藤真が入ることで初めて翔陽はIH常連の強豪チームの顔になるって牧さん言ってました。牧さんの言うことは絶対。王様の言うことは絶対。後半長谷川の直訴により三井に対してボックスワンを仕掛けてくる翔陽高校。私情を絡めまくりです。中を固める翔陽に対し三井の3PシュートでDFを広げたい湘北。しかし、長谷川に完全に封じられます。しかしリバウンドで奮闘する花道。なんとかリバウンドを取ったところを藤真にカットされそうになりボールをキープしようとしたらエルボーが花形の顔面に。これがファールを取られ花道は4つ目(5ファールで退場)。ファールが出来ない花道はどんどんプレーの幅が狭くなります。ちなみにこのエルボーにより花形はメガネが壊れこの後ずっと裸眼でプレー。恐らく伊達メガネだったんでしょう。窮地に陥った湘北はどんどん点差を離され12点差にまで広がります。しかし、三井が覚醒します。「こういう展開でこそ俺は燃えるやつだったはずだ・・・」ミッチーカッコイイ!!!ここから3Pをフリースロー込みで5本決め一気に2点差にまで詰め寄りお役御免。花道も流川に挑発され動きを取り戻します。そして流川が逆転ゴールを決めます。藤真の支配力が及ばなくなってきたと牧さんが言ってました。牧さんのいうこと全部正しいから。残り2分。カットボールによる速攻で花道が渾身のスラムダンクを花形をふっ飛ばして決めるもこれがオフェンスファールを取られ花道は退場します。しかし、会場を味方につけた湘北は2点のリードを守りきり昨年準優勝の翔陽高校を下しました。この残り1分50秒が角田(湘北の控えセンター。花道退場により投入)が最後に輝いたシーンと言ってもいいかもしれません。1コマでしたけど…。藤真が最後泣きながら整列しているのを田岡が「ちゃんとした監督がいたら…」と思いながら見つめ翔陽戦は終わりました。

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そうですね。そらそうですよ。県内2位の超強豪高校にちゃんとした監督がいないとかありえないから。そもそも藤真が1年とか2年だった時はどうしてたんだよ!来年どうするんだよっというツッコミを心に抑えこみいよいよ決勝リーグです。

 

IH県予選決勝リーグ 湘北高校 対  海南大付属高校(12巻~15巻)

スラムダンク (12) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (12) (ジャンプ・コミックス)

 
試合結果

湘北 88 - 90 海南

見所

決勝リーグの初戦は「常勝」海南大付属。16年連続でインターハイへ出場している超名門。怪物・牧(PG)が大黒柱。そんな海南に対し1年の頃からずっとIHの切符を賭けて戦うことを想像していたゴリ。クソ気合入ってます。序盤は牧とゴリのDFが冴え渡りお互いゴールを許しません。しかし、清田(海南の1年)が神(海南の2年。3Pシューター)のパスを受け花道の上からダンクをして先制点。清田は大きくないのでとんでもなく飛んているということになります。清田のゴールで波に乗れない湘北もゴリのダンクで盛り返し一進一退の攻防に。花道もリバウンドで盛り立てます。そんな花道に牧も何故か興奮しPGのくせにいきなりマークにつきますが、あまりの老け顔のため花道に「…君 何年?高校生?」と私語により一旦試合中断。牧のマークにもったいないと憤慨した清田が桜木のマークになったところでシュートフェイクが見事に決まり4点差。計算外のプレーをする花道を締め出すために智将・高頭が神を外して公式戦初出場の宮益(見た目 ひよわ 160cm)を投入し花道へ当てます。シュートがまるで決まらない花道はこれによりズルズル引き離されベンチへ。15点差を追う展開に。しかもこの後ゴリがリバウンドの着地で人の足を踏んでグリってなって負傷交代。再度花道を投入し流川と花道でゴール下を死守する展開に。そして負けるのが大嫌いな流川がメラメラと燃え点取りまくってなんと同点に追いつき前半終了。この間、ミッチーとリョータは完全に空気でした。

 

後半はテーピングと根性により復活したゴリに対し牧が燃え本領を発揮します。ガンガンドライブを決め相手のファウルをもらいながら点を決める牧。牧を止めるために中を固めるも今度は神に3Pを決められます。負けじと3Pを放つ三井に対しメガネ君が「シューターとしての才能は三井も負けていないはずだ」と発言すると隣のベンチの智将高頭が「才能?」と反応するるろ剣の宇水も真っ青な超聴覚を発揮し勝手に回想します。再び10点差開き奇策に出る安西監督。花道以外の4人でゾーンDFをし牧が来たら4人がかりで潰す。神には花道がマンマークでついて後は無視という奇策です。ここから試合は6点差と4点差を行ったり来たりします。しかも残り2分で前半飛ばしすぎた流川は体力の限界で交代。4点差で残り20秒。花道が海南の高砂(センター)をシュートフェイクで交わし牧の上からダンクを決めます。ファール付き。そのファールで得たフリースローが外れたのをゴリがリバウンドし三井にパス。この試合初めての見せ場かというぐらいの三井の3Pシュートが放たれ、しかも三井はガッツポーズを決めるも実は信長の爪をかすっておりシュートは外れます。その最後のシュートも花道が奮闘しリバウンド成功。ゴリにパスを出すも海南のそっくりさん高砂に出してしまいそのまま試合終了。ゴリと高砂の顔が似ているという伏線を見事に回収し湘北高校は緒戦を落としました。

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IH県予選決勝リーグ 湘北高校 対  陵南高校(17巻~21巻)

スラムダンク (17) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (17) (ジャンプ・コミックス)

 
試合結果

湘北 70 - 66 陵南

見所

海南に負けた湘北はその後噛ませ犬化した武里を瞬殺。また、陵南高校も惜しくも海南に負け一勝一敗通しの2チームがIH最後の椅子を賭けて戦います。花道はこの間に坊主になりゴール下ジャンプシュートを見につけます。また湘北は安西監督が病気で倒れ監督不在。藤真がいてくれれば…。この試合から何故か突然選手紹介から試合が始まります。なんで3試合目だけ選手紹介するのかは疑問に思ってはいけません。また、この試合からすでにIH出場を決めている海南高校が完全にリアクション芸人になります。100点のリアクションをお楽しみ下さい。

 

先制点はなんと花道のゴール下からのジャンプシュート。しかし、陵南は新戦力の福田にボールを集め得点を重ねます。また、ゴリも足の怪我が頭から離れず魚住に押されます。タイムアウトを取って気合を入れなおすゴリに花道が頭突きをしてゴリ復活。しかし陵南は素人桜木を穴として福田から攻め込みアリウープを決めます。その接触プレーでカメラにツッコミ流血する花道を見下ろし「俺の勝ちだ」と見下ろす福田。ベンチで治療しながら悔しさで震える花道をよそに、三井が奮闘。2本連続で3Pを決め前半6点差で折り返します。

 

こないだまでぶっ潰すと言っていた三井が「6点差ならひっくり返せる」とハーフタイムでもり立てる中解説清田氏が流川のプレーに疑問を持ちます。もしかして前半は捨てたのかと。解説の鏡です。一方陵南も動きます。DFに定評のある池上を三井にあてて後半スタート。福田にやられてイマイチ集中できていない花道を嘲笑うかのように流川が得点を重ねます。それに対し仙道も返しエース対決が続きます。そんな中集中できていない花道も練習を思い出しゴール下でジャンプシュート。それを魚住がファールで抑えてしまい4フォールで一旦ベンチに。花道はこのファインプレーで復活します。ここからは湘北ペース。魚住のいない陵南を攻め立て点差を広げます。牧さんいわく「もはやインサイドを固めて赤木をつぶせば勝てるチームじゃなくなった」とひとりひとりの特徴を解説したくなるぐらい湘北は強くなったみたいです。残り6分で13点差となったところで我慢できなくなった田岡は魚住を投入。しかし、どさくさに紛れて消耗しまくっていた植草が宮城にカットされ、しかもそのまま仙道をかわしてシュートを決めることで15点差というダメージを与え陵南を崖っぷちに追い込みます。植草はここで交代。

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しかし、ここから陵南の追い上げが始まります。魚住がかつて無いほど集中し体を張って陵南が得点。仙道が点を取ると宣言し、初めて湘北は追う展開ではなく追われる展開になります。ここからは田岡劇場。湘北の不安要素をつきながら得点を重ねる仙道。ファウルトラブル、選手層の薄さ、安西先生不在、素人桜木。そして仙道が研ぎ澄まされ得点を量産します。赤木、宮城が4ファールに追い込まれ仙道中心にが1点差にまで怒涛の勢いで詰め寄る陵南。しかも三井が貧血で倒れるという大ピンチ。牧さんいわく次のゴールを決めたほうが全国だというなか花道が福田、仙道、魚住を止めます。それを見ながら田岡が「陵南の不安要素でもあるのか…」とつぶやく中、フリーのメガネへパス。練習試合のような展開ですが、この3Pをメガネ君が決め4点差に。余談ですが、毎週わくわくしながらジャンプで読んでいたんですが1週まるまるメガネ君の回想に使われ愕然としたのを覚えています。全国へのワンゴールをメガネ君の3Pで決めた湘北。仙道が2点を返し、湘北の最後のシュートも外れこれから逆転と思ったところ外れたボールをそのまま花道がダンクして万事休す。ゴールを決めた後も「戻れ、仙道が狙ってくるぞ」と練習試合からの成長を見せつけ4点差で湘北が陵南を下し全国への切符を手にしました。

 

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試合後インタビューを受ける田岡。湘北の不安要素である木暮と桜木に勝負を決められたことを認め敗因は自分にあると発言。この試合を通して田岡は思いっきり株を上げました。魚住に対しては「俺がどんな名コーチでもお前を大きくすることは出来ない」と言ったり、木暮が3Pを決めた時は「あいつも3年間頑張ってきた選手なんだ」と認めたり。 大人げないところ含め僕はこの監督がスラムダンクで一番好きですねえ。

 

IH全国大会1回戦 湘北高校 対  豊玉高校(23巻~24巻)

スラムダンク (23) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (23) (ジャンプ・コミックス)

 
試合結果

湘北 91 - 87 豊玉

見所

いよいよ全国大会です。それまでの準備期間で流川はアメリカ行きを一旦見送り「日本一の高校生」を目指すという目標をもって怖いぐらいに気合入っています。一方花道もジャンプシュートを身につけるために2万本の特訓。確実にレベルアップした湘北は大阪2位の豊玉高校との緒戦を迎えます。

 

前日のいざこざからカッカしている湘北。一方豊玉はラン&ガンの速い攻撃で湘北を盛り立てます。一方湘北はジャンプシュートをコートの外に打ってしまった花道を変えなんとヤスを投入。カッカしているリョータを冷静にさせ、神奈川インサイドの覇者赤木を中心にオーソドックスなバスケで反撃に出ます。ヤス最後の見せ場です。流川も調子がよく赤木・流川で追撃も豊玉の4番南(通称エースキラー)の肘打ちが流川に決まり流川は負傷交代。ちなみに豊玉は翔陽の藤真にも肘打ちを食らわせ勝ったことがあるラフプレー高校です。そのままラフプレーに悩まされ前半終了。6点ビハインドでハーフタイムへ。

 

やすい挑発にのるリョータとゴリに厳しく叱る安西。そこに流川が片目塞がった状態で戻ってきた湘北は切り替えて真っ向勝負をすることを決め後半へ。一方豊玉は今のコーチの指示を無視し、元監督の北野さんの教えを守りラン&ガンで行くことを決意し後半へ。大阪、神奈川の攻撃力No.1通しの点の取り合いが始まります。

 

 

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得意の早い展開で勢いにのる豊玉。しかし、怪我した流川が「日本一の選手ってチームを日本一に導く選手だと思う。俺はそれになる」と凄み点を決めます。そして、花道の特訓の成果である合宿シュートが決まりチームは勢いに乗ります。また怪我しながらも懸命にプレーする流川の迫力に押されたのか南のシュートが入らなくなります。チームが機能した湘北は一気に豊玉を突き放します。一方豊玉は内部分裂状態。ヤケになった南は流川に止めを刺しに飛び膝蹴りをしかけますが元監督北野さんを思い出し体勢を崩して逆に自分が怪我をしてしまいます。南が気がつくと北野さんが治療してくれており改心する南。すでに10点差ついて油断している湘北相手に連続3Pシュートを決め意地を見せるもここまで。湘北は王者山王との2回戦へ進出します。

 

IH全国大会2回戦 湘北高校 対  山王工業高校(25巻~31巻)

スラムダンク (31) (ジャンプ・コミックス)

スラムダンク (31) (ジャンプ・コミックス)

 
試合結果

湘北 79 - 78 山王

見所

山王戦です。少なくとも僕が見てきた全スポーツ漫画の中で最高の試合といえばこの試合を上げます。そしてスラムダンクがこれだけ多くの人に愛されているのも山王戦の素晴らしさからでしょう。

 

高校バスケットボールの絶対王者山王工業。能代工業高校をモデルにした高校ですね。今の高校バスケは外国人留学生の影響も大きく能代工業高校が絶対王者ではないんですが、スラムダンクが連載している頃はバスケといえば能代工業高校でした。そんな能代をモデルにした山王工業に湘北が挑みます。前夜に昨年のIHでの試合をビデオで見る湘北メンバー。山王は海南に30点差で快勝。当時の主力を残す山王に対し少なからずうろたえる湘北。一方山王も仮想湘北の大学生オールスターチームと試合し一蹴。さらにビデオで研究するなど油断や慢心のない状態です。試合当日もガチガチの湘北。ここで安西監督が動きます。宮城には「PGのマッチアップではうちに分がある」と伝え、三井には「いくら山王といえど三井寿は怖いとい見える」と自信をつけます。ゴリは恐怖を逃げずに受け止め湘北は全員が理想的な精神状態で山王戦を迎えることになります。

 

しかし山王戦は試合前から最後までずーーーっと面白い。山王という名前のプレッシャーを乗り越え悪者軍団になった湘北はアップから喧嘩を売りまくって試合開始。いつもと違うというのを山王に印象づけるためにリョータと花道による奇襲「アリウープ」で先制。しかし、山王のキャプテン深津のみ動じること無くすぐに同点にされます。ゴリと流川のマークのキツさから序盤は三井で攻める湘北。3本連続3Pを決めます。てか山王戦の三井は怪物です、ほんと。雑魚じゃなくて日本一の高校ですからね。そこに3本連続で決めるって半端ないです。そして三井のゴリのコンビからゴリラダンクが炸裂し木暮くんが少し回想するといういつものパターンをへて、山王のセンター河田がミドルレンジからジャンプシュートを決めプレイの幅の広さを見せつけます。一方で山王のエース沢北とマッチアップする流川。沢北を一度抜き去りダンクを決め、さらに相手のミスをつきワンマン速攻をするも沢北に追いつかれます(ファールでしたが)。沢北が懲罰交代したタイミングで安西も一度流川を下げお互いエース抜きで前半をすすめることに。すると更にメンバーチェンジで河田の弟・ミキオが登場。2m10cmのビッグマンvs花道のマッチアップが前半の山場です。最初はミキオのパワーに押されていた花道もパワーでこらえ、運動量とスピードで圧倒。湘北は2点リードで前半を終えます。

 

後半。沢北の3Pで逆転に成功にした山王はゾーンプレスで湘北を追い込みます。全く攻略できない湘北は一気に点差を15点以上広げられます。これ前半からやってたら試合展開大きく変わったかもしれないのに…。ちなみに高校バスケ界では強豪は結構ゾーンディフェンスやります。僕も県のNo.1高校と試合したことありますがもうね、わけわかんないぐらい一瞬でやられました。でっけえのに早くて動く。なんで湘北の気持ちは痛いほどわかりますね。しかも、ゴリが河田に完全に抑え込まれ半ばパニック状態に。ゴリは陵南戦でも不調になりましたが案外メンタル弱いのかもしれません。8分間もノーゴールが続く湘北。24点と大差がつく中安西監督は花道を一度ベンチに下げ秘策を与えます。それはオフェンスリバウンド。オフェンスリバウンドが取れれば追い上げの切り札になると花道を再度コートに送り込みます。花道は「ヤマオーは俺が倒す」と客に向かって宣言。湘北はここから追い上げです。

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この宣言の後チームメイトに「これで勝つしかなくなったぜ」と発破をかける花道。なんとか山王野辺からオフェンスリバウンドを取り後半初ゴールを決め追い上げ開始。リョータもチームを鼓舞するも沢北に抑え込まれる流川、前半でガス欠の三井、河田に呑まれている赤木とせめてがない状態が続きます。しかし、花道が更に覚醒しオフェンスリバウンドを取りまくりますが、パスをもらった赤木がダンクに失敗し頭から落ちてしまいます。そんな赤木の目を覚ますために魚住がコートに侵入し桂剥きをし、赤木に「お前は鰈だ。泥にまみれろよ」と言葉を残しコートを去ります。コート内に刃物を持って侵入なんて完全に犯罪者じゃないですか、やだー。っていうのは置いといて、これって陵南戦の魚住がやったことなんですよね。チームのために体をはることを決意した赤木は完全復活。完全にへばっている三井にスクリーンをかけ三井がここからまた3Pを量産します。3Pを外しても花道がオフェンスリバウンドを取り、また三井が3Pを決める。そうやって10点差まで詰め寄ります。ちなみに冒頭で部活のやる気を出す時に28巻を読むとかきましたがこの段落が28巻です。この花道のオフェンスリバウンド、ゴリの復活、三井の3P。かなり上がる巻です。

 

花道のオフェンスリバウンドを止めるために河田を桜木につける山王。しかし、ここで沢北が本気を出します。圧倒的な個人技で湘北を突き放す沢北。ふたたび19点差まで開くも紛れもない日本一の沢北を見て、燃える流川。仙道のアドバイスを思い出しパスを使ってチームで攻め始めます。まあ、流川は最初の陵南戦とか結構パスしてたんですけどね。流川がパスでチームの得点を引き出しじわじわ追い上げる湘北。パスで後手になる沢北を抜いてついに流川が自分で点を決めます。しかし、こういう追い上げムードの時に仕事をするのが深津。リョータのドリブルをカットしボールがリョータの足にあたって外に出ようとする中、花道が飛び込みなんとかボールを繋ぎます。しかし、これにより花道が背中を負傷。流川の3Pで5点差まで追い上げタイムアウト。残り2分。山王は追い上げムードの湘北に対し深津と河田のコンビで得点を返します。

 

7点差を追う湘北。リョータがゾーンプレスをドリブルでかわし、ゴリが河田に立ち向かいます。たまらずファールで止める河田。その外れたボールを花道がダンクするもそこで背中の負傷が響きコートアウト。しかし、「断固たる決意」ができたとまわりの静止を振り切り再びコートに戻る花道。残り1分、5点差。負傷でふらふらの花道に対しミキオがシュートを放つも花道の意地ブロックが炸裂。リョータと流川が速攻をしかけ、ふらふらながらも走っていた三井にパス。山王松本が三井の3Pをファールで止めようとするがそのままゴールに入り4点プレー。ここが一番好きなシーン。リアルで一番泣いてしまうシーンなんですけど湘北のメガネ(石井:1年)が引くぐらい泣いているのですぐ我に戻れます。ぐひん。1点差、残り40秒。ゴリが河田をブロック、ルーズボールを拾った沢北のダンクを更に花道がブロック。それを拾った流川が速攻をしかけ深津の上からゴールを決めようとするもそれを河田がブロック。しかし、ルーズボールを花道がひろいそのまま流川にパス。花道から流川へパスして逆転。残り20秒。ゲームメイクをたくされた深津はサインプレーで沢北にパス。得意のジャンプシュートで再度逆転。残り8秒。ゴールと同時に走っている花道に対し河田、沢北、深津が一斉に戻ります。ボールを貰った流川がゴールにつっこみジャンプシュート。河田と沢北がブロックに飛びます。その時流川の目に飛び込む花道。「左手はそえるだけ」。DFを引きつけた流川から花道へのラストパス。合宿シュートが決まり77対78で死闘が決着しました。

 

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ゴールを決めた花道と流川のハイタッチ。31巻いがみ合ってきた二人が最後の最後で認め合った瞬間というか…ジーンときました。あらためて。そして敗退した山王のメンバーに対し「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」と声をかける山王堂本監督。そして、この後全てを出しきった湘北は続く3回戦で愛和学院にボロ負けして湘北のインターハイは終わり湘北は新チームになって連載も終わりました。

 

そして作者はその後の10日間というエピローグ的なもの残し未だに続編は連載されていません。

 

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あとがき

書いていて何度心が折れかけたことか。思いつきで全試合振り返りとかやるものじゃないですね。そして自分の書きたかったことが半分も表現できていない気がするがひとまずおしまい。書きながらあらためてスラムダンクの偉大さを思い知らされました。あー、スラムダンクおもしれえ。

 

引用元

LINKINOUE TAKEHIKO ON THE WEB | SLAM DUNK スラムダンク

 

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