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心に火を、指先にペンを

愛と平和のラビリンス

森見登美彦小説の魅力とおすすめ作品の感想

BOOK BOOK-おすすめ小説

Amazonから送られてくる作品紹介メールで「有頂天家族」の2作目が近日発売することを知りました。世の中の読書家ほど本を読んでいるわけではないですが、僕の数少ない読書遍歴の中で複数作品読んでいる数少ない作家さんなので少しでも魅力が伝わればいいなと思います。

 

すでに読んだことある人じゃなくて未読の人向けの内容になると思いますのであしからず。

 

森見登美彦氏もこの作品が出たのを喜んでいますね。↓著者のブログです。


2015-02-21 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

 

森見登美彦作品との出会い

少なからず僕が森見登美彦作品に思い入れがあるのは、彼の作品が僕にもう一度読書をさせるキッカケになった作品だからなんです。5年以上前だと思うんですが、当時僕は小説は全く読まずマンガかビジネス書という偏った構成でした。小学生までは小説読んでたんですけどね笑。中、高、大、社会人で5冊ぐらいでしょうね。小説読んだのは、、、。

 

そんな時ふと書店で手にとったのが「夜は短し歩けよ乙女」で、書店のオススメだがなんかの賞だかだったのですが一気にハマってしまいました。あ、小説も面白いじゃん、そう思えた作品だったんですね。と同時に「今まで小説読んでこなかったけど俺の知らない世界に面白いものはゴロゴロ転がってるんじゃないか」と気付きめっちゃテンション上がりましたね。マンガ以外にもおもろいもんあるやろと。そのとき読んでた本が駄作だったらそうはなってなかったかもしれないなと。そこから小説を読みあさる日々が続くのでした。

 

一人称で進む物語と文体がクセになる面白さ

最近自分が好きになる作品の特徴に一人称で物語が進むものという発見をしたのですが、森見登美彦作品は一人称のものが多いです。たぶん。一人称でのストーリー展開は、主人公の心情や感情が伝わりやすくその作品にのめり込みやすいんですよね、僕にとって。

文体はクセがあると言われてるのですが、この一人称の勢いで読むと心地よくハマる人はドハマりするんじゃないかなと。

あ、でも苦手な人もいるみたいです。ええ。

 

読むと京都に行きたくなる

基本的に舞台は京都です。主人公も京都のくされ大学生という設定が多いですね。鴨川デルタ、古本祭、京大、先斗町、哲学の道。読むと京都に行きたくなる事間違いないですし、高校の時に読んでいたら京大を目指していたかもしれません。受かるかどうかは別の話だろ!

 

では、以下から森見登美彦作品の代表作を紹介します。あくまで僕が読んだものだけですのでいくつか漏れもあるでしょう。それはおいおい読んでいきます。

 

森見登美彦代表作① 『夜は短し歩けよ乙女』

ダメダメなヘボ大学生と最強の黒髪の乙女の恋の話、、、なのかな。黒髪の乙女が行くとこ行くとこでいろんなことが起きてそれに巻き込まれる大学生というか…

前述しましたが僕にとってのキッカケの本です。何よりタイトルが素晴らしい。「夜は短し歩けよ乙女」。このタイトルでこの本を手にとったと言っても過言ではないです。大きな特徴は物語がへぼへぼの男子大学生の視点と黒髪の乙女の視点から描かれる2つの視点での一人称小説というとこだろうか。どうでもいいけど、当時これを読みながら何故かLady Gagaを聞いていたので今でもLady Gagaを聞くとこの小説を思い出す。

 

マンガ化もされてるみたいです。僕は未読ですが。

 

森見登美彦代表作② 『四畳半神話体系』

どうしようもないダメ大学生がもう一度過去からやり直したいと願い、やり直すも結局はほぼ同じという青春小説。どのストーリーでも主人公は悪友の小津と出会い怠惰な道に落ちていく。

いわゆるループもの。僕はこの小説がループものだと知らずに読みはじめループした時「印刷ミスったのか」と思ってしまった笑。実はアニメ化もされておりこの小説のいいところをかなりうまく表現しています。

僕も全部見ました。色々違いはあるのですが、アニメは11話分のループに対して小説は4つです。しかし、小説の方が一個一個のストーリーへしっかりオチをつけている感じですね。ただ、アニメの最後の最後に一気に持っていかれます。ここを見るとアニメ版は傑作だったなと思ってしまいますね。小説にせよアニメにせよ悪友小津との掛け合いが傑作なのでどっちでもいいので手にとってみてはいかがでしょうか?

 

森見登美彦代表作③ 『恋文の技術』

物語が全て主人公からの手紙で構成されている。別々の人に送る手紙の一つ一つを読みながら話は進む。主人公は手紙を書く力をつけ思いを寄せる人に恋文を送りたいのだが、、、

空港での待ち時間を潰すために購入した本。手紙で進む本(書簡体というらしい)は初めてで面食らったけどスラスラと読んだ。ギャグ満載で笑いをこらえないといけない場面もあり(マジで)個人的にもかなり好きな作品。しかし、読み終えると非常に爽やかな読後感があるので書簡体に大きな抵抗がなければ読んでみてください。しかし、Kindleは無いのね。残念。

 

森見登美彦代表作④ 『ペンギン・ハイウェイ』

舞台は京都じゃないし主人公も大学生でなく小学生という今までと大きくテイストを変えてきた本。努力を欠かさない少年が大好きなお姉さんはなぜかペンギンを産み出すことができる。少年はその謎をとくために色々研究するが、、、

ちょっと今までとテイストが違うし、正直読むのが苦しかった。しかし、森見登美彦作品ならではの怒涛の後半で一気に巻き返し、最後の1ページで大好きになった本。今でも書店に行くと時々ラスト1ページを眺めることもある。日本SF大賞なるものを受賞しているらしい。

 

森見登美彦代表作⑤ 『太陽の塔』

ふられてしまったヘボ大学生が仲間たちとクリスマスに大騒動を起こす話。騒動の内容は本書で確認して欲しい。

これも帰省の時に買って一気に読みきった本。最後の騒動のカタルシスは半端ない。1回しか読んでなく、一気に読んだので内容が若干あやふやなんだけど最後の騒動の部分はくっきり覚えている。

 

森見登美彦代表作⑥『有頂天家族』

たぬきと天狗と人間の話。人間『弁天』に恋したダメ天狗と主人公のダメたぬき。恐ろしい人間の宴で行われる「たぬき」鍋。「面白きことは良きことなり」。フワフワ毛玉小説ならこれ

知らなかったんだけど三部作なんですってね。これがもうすぐ二作目がでるようです。僕も多分買うでしょう。キャラクターがかなり面白いです。というか登場人物多い。森見登美彦作品では珍しいかも。 

僕は見れていないんですがアニメにもなっていて評判も良かったみたいです。四畳半神話体系と全然テイスト違うなw。これもそのうち見てみます。

森見登美彦代表作⑦ 聖なる怠け者の冒険

一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、困っている人々を次々と助ける、その名 は「ぽんぽこ仮面」。彼が跡継ぎに目をつけたのが、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂し て夜更かしをすることが唯一の趣味である、社会人二年目の小和田君。当然、小和田君は必死に断るのだが…。宵山で賑やかな京都を舞台に、ここから果てしな く長い冒険が始まる。  

本屋大賞にもノミネートされた作品。アマゾンのセールに便乗して購入したけどこれ良かった。森見登美彦っぽいくだらなさ全開で。感動も全然ない笑。最後までコメディタッチ。こういうドタバタ劇うまいなあ。

 

読みきれなかった作品

いいとこだけでなく僕が読みきれなかった作品も書いておきます。

四畳半王国見聞録

これ読み切れていないです。なんでだろ。僕は短編苦手なんですけど短編構成になっているからかもしれない。読んでる途中で他のが読みたくなって読みきっていません。四畳半神話体系のキャラが出てくるらしいけど、そこまで読めていない爆。

 

これから読みたい未読作品

まだまだ未読もあります。ちょっとずつ読むんだ。

新釈 走れメロス 他四篇

キンドルにないんだよなーこれ。メロスが面白いらしい。

宵山万華鏡

これは装丁が気になっていた。短編なので少し不安も評判はまあまあ良さそう。

 

面白いだけでなく最後は感動する

途中はほんとアホで馬鹿らしいんだけど最後は少ししんみりしたり、ほろ苦かったりする作品が多いです。そういうとこが好きなのかも。

 

読むときっと京都の四畳半に住みたくなりますよ。

 

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